3月24日、29日間に渡り開催された3月議会が閉会を迎えました。3月議会に上程された議案はすべて原案どおり可決しました。
☆3月議会に上程された議案→こちらをクリック(長久手市ホームページ)

3月議会では、新年度の各種予算を審議することが大きな仕事です。議会が議決しないと予算は使えないので、これで4月1日から長久手市の新たな1年が始まります。

最後に、私の「令和4年度長久手市一般会計予算」に対する討論です。

今回の予算審議を通して、中央図書館の図書購入費は過去2,000万円確保されていたものが300万円減らされ1,700万円となっていたり、高齢者や障がい者への紙おむつ助成事業や寝具洗濯乾燥事業は対象者を絞って予算削減されたり、飼い主のいない猫避妊等手術費補助金の予算も削減されたり、脳ドック検診費助成金も削減といったように、さまざまな予算が削減されていることが分かりました。それらは、市民の生活に直結しており、市民から求められる事業だったと思います。一方で、古民家の移築は市民から求められているでしょうか。古民家の主屋の移築には最大で6,500万円かかるということですが、設計を行い、納屋と収蔵庫を建てたならば、古戦場の西側ゾーンは1億がかかるのではないでしょうか。当初市はこの古民家について、江戸時代後期の建物で文化庁の国登録有形文化財をめざすとして議会に説明しましたが、途中から明治期に瀬戸から移築したので江戸の登録にはならないのではないかとの説明に変わり、さらに国登録は断念し市指定の文化財にすることをめざすとの説明に変わりました。今では、市の文化財とすることもあきらめたということです。文化財にしないのであれば、当初の意義や目的を見失っていると思います。3月16日の予算決算委員会で、賛成全員にて古民家移築に関わる設計費について3点に渡る付帯決議を付しています。その3点をよく読んだ上で、令和4年度の1年間進めていただくことを要望し、賛成討論とします。