地域公共交通会議を傍聴しました。長久手市のコミュニティバスであるN-バスは、平成10年7月の運行開始以来65歳以上の高齢者の運賃を無料としてきました。しかし、収支率が低いことや高齢者数の増加、受益者負担の適正化などの理由で、無料から100円に有料化する市の方針が出されており、今日の地域公共交通会議で正式に承認されました。これにより令和4年4月1日から65歳以上の方は1乗車100円が必要となります。N-バスの条例はないため、運賃を変更するための議会の議決はありません。

負担軽減のためフリーパス券と回数券が導入されるということです。
《フリーパス》
1カ月1,500円
3カ月3,700円
6カ月6,300円

《回数券》
11枚つづりで1,000円

現在、ア〜キの項目に該当する方を無料対象者としていますが、新たに「介護保険法による介護認定者(要支援を含む)と付添者1人」を追加するそうです。


受益者負担の適正化や収支率が低いことが理由ならば、65歳以上の高齢者のみでなく、イの就学前の児童1人につき同伴の保護者1人、そしてウの妊婦も有料化するかどうかの議論が必要だったのではないでしょうか。