先日、上郷保育園へ脱穀の撮影に行った後に児童発達支援センター「こぐまっこ」を見学しました。

上郷保育園と上郷児童館(児童クラブを含む)と児童発達支援センターは、複合型施設として市が約10億円をかけて建設しました。保育園と児童館はすでにオープンしており、児童発達支援センターは10月18日㈪から正式にオープンします。オープンを前に、通園予定の親子5組が体験に来ていました。

『児童発達支援センターとは、児童福祉法に基づき、障がいのあるお子さんや発達が気がかりなお子さんが地域において自分らしく健やかに育ち、ご家族が安心して子育てができるように支援するとともに、お子さんが通う施設などへの支援を合わせて行う地域の中核的な療育支援施設です。』←長久手市作成のパンフレットから引用

児童発達支援センターは、市直営ではなく、指定管理者制度でみよし市の「学校法人滝の坊学園」が管理運営します。施設長は、日進市の保育園で長年保育士をされていて、日進市の子ども発達支援センター「すくすく園」や日進市社会福祉協議会の障がい児相談支援に関わってこられた経験と実績のある方で、安心感が湧きました。施設長の他には保育士10人、言語聴覚士1人、理学療法士1人、社会福祉士1人、看護師1人、栄養士1人、用務員1人と、手厚い人員体制になっています。この中に偶然私の友達がいて、さらに安心感が増しました。

体験に来ていた親子5組は、遊戯室でリズム遊びをして、その後は部屋で工作をしていました。リズムを終えた爽快な表情と工作に熱中する表情が印象的で、長年の要望だった児童発達支援センターが長久手市にできて良かったなと思いました。

児童発達支援センターを利用するためには通所受給者証が必要です。地域の保育園や幼稚園に通いながら週に数回通所する子、光や音に敏感で集団生活が難しいなどの理由から週5回通所する子など、お子さんの状況に合わせた個別支援計画を作成しています。就学前のお子さんが対象で、3、4、5歳児は原則子どもだけで通所、0、1、2歳児は親子または子どもだけで通所ということです。幼児教育・保育の無償化の対象となるので、満3歳になった後の4月から小学校入学までは利用料がかかりません。

以上は、「学校法人滝の坊学園」が指定管理者として管理運営を行っている内容ですが、同じ建物内に市直営の親子通園事業を行う部屋があります。市直営の親子通園事業は、これまで長久手市が行ってきた「すぎのこ教室」を継続した内容で、こちらは通所受給者証がなくても利用することができます。市の事業ですが、「学校法人滝の坊学園」へ委託しています。

長久手市での療育支援体制が充実したので、1人で抱え込まずに気軽に相談してくださいね。

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