前文部科学省事務次官の前川喜平氏の講演会がありました。コロナ対策のためオンライン開催となりました。以前にも前川さんの講演会に行ったことがありますが、私は前川さんのお話がとても好きです。

今回のテーマは「基本的人権と平和主義の教育を」です。2006年の教育基本法改正の問題点や、教科書の検定・採択のこと、2014年の地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部改正の問題点、不登校が増加していることなど、聴いていて腑に落ちるお話でした。

後半は、前川喜平氏と大内裕和氏の対談でした。中京大学教授の大内さんは教育社会学が専門で、私も知りたいと思う話題が対談の中で出ていたので、関心を持って聴かせていただきました。

私も、前川さんがおっしゃるように日本の教育が国家主義、全体主義の方向に進んでいることを感じるので、「個」を重視する教育を進めてもらいたいなと思いました。