今日は9月議会に向けて、令和2年3月に策定された「長久手市下水道事業経営戦略」を読み込んでいました。この経営戦略は、平成30年度、令和元年度の2カ年かけて1,469万円の委託費を払って作成されました。

全部で55ページまでしかないのに1,469万円もかかるのか?と疑問に思いながら読んでいたら、20ページに「令和元年度以降はは約91%」と校正がされていない部分を発見しました。


お金を使わず作ったものなら「“は”が2つになっているよ」という話で修正すればよいのですが、1,469万円もかけたのにこの完成度は何⁉と不可解に思いました。

そして、今回の令和元年度長久手市決算審査の意見書の中で監査委員が「この戦略における計画は、経費の節減、見直し、下水道使用料以外の営業外収益増額の検討、下水道使用料の改定などの内部努力による経営面からの収支改善策などはなく、又、一般会計からの繰入金は毎年6億円を確保して会計の収支不足額に充当していく計画となっており、下水道事業の今後に向かって効率的に運営していこうとする経営面の要素は検討していない計画となっています。計画期間を区切って総収支比率、経営収支比率、営業収支比率などの運営の基本となる計画の数値目標の設定も行っていません。」と厳しい指摘をしています。

1,469万円かけて作った長久手市の下水道事業経営戦略は、下水道事業に関する今後10年間の経営の基本計画ということですが、大丈夫なのだろうか?

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