今日は、6月議会の最終日でした。

この時計は、朝の9時ではなく、夜の9時ね。すべて終わって私が議場を出た時間です。今日の議会は朝9時35分から夜8時50分まで続き、時計がぐるっと1周するほどの長丁場でした。

今日、追加議案が2件出され、その議案審査のために委員会や予算決算分科会を開催し、即日採決を行うので委員長報告、分科会長報告をすぐに仕上げる必要がありました。慌ただしい1日でしたが、今議会に上程された議案はすべて可決しました。以下は、今日私が読み上げた委員長報告です。
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それでは、総務くらし建設委員会の報告を申し上げます。
 本委員会は、6月8日午前9時30分から午後0時15分まで、及び6月26日午前11時10分から午後0時7分まで、市役所本庁舎2階委員会室にて開催しました。出席者は、委員9名全員、当局より市長はじめ27名、議長及び議会事務局2名でありました。審査すべき事件につきましては、先の本会議で付託されました議案9件であります。以下、付託事件の主な審査経過および結果についてご報告申し上げます。

議案第44号長久手市使用料及び手数料条例の一部を改正する条例について、市民課長より説明を受け審査に入りました。
通知カード再発行手数料を削除することで、通知カードを持っていない人がマイナンバーカードを発行する際に手数料が必要になるのかとの問いに対して、マイナンバーカード発行手数料は、初回は無料であるとの答弁でした。通知カードの再発行の実績はどのぐらいかとの問いに対して、令和元年度は257枚であるとの答弁でした。
討論はなく、採決の結果、議案第44号は賛成全員にて原案のとおり可決することに決しました。

次に議案第45号長久手市税条例等の一部を改正する条例について、税務課長より説明を受け審査に入りました。
相続手続きがされていない場合、誰に固定資産税の徴収通知を出すのかとの問いに対して、法改正により、戸籍等を確認して相続人の一部であり、現に使用している人に納税義務を課していくことができるようになるとの答弁でした。固定資産税で所有者不明分は何件あるのかとの問いに対して、所有者不明による課税保留は、令和元年度は16件22万円、令和2年度は5件10万3,100円である。山林など税法上の価値が低い土地が多いとの答弁でした。新型コロナウイルス感染症に係る生産性革命の実現に向けた固定資産税の特例措置の特例率の理由はどのようかとの問いに対して、特例率はゼロとし、先端設備の導入促進をするために最大限軽減するようにしている。新規で設備投資すれば3年間は税収がないが、その後は減価償却はしていくものの税収となるとの答弁でした。
討論はなく、採決の結果、議案第45号は賛成全員にて原案のとおり可決することに決しました。

次に議案第46号長久手市都市計画税条例の一部を改正する条例について、税務課長より説明を受け審査に入りました。
今後も市内で浸水被害軽減地区が指定されることはないかとの問いに対して、市内にはないが、全国では30か所ほどが指定の候補になっているとの答弁でした。
討論はなく、採決の結果、議案第46号は賛成全員にて原案のとおり可決することに決しました。

次に議案第47号長久手市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例について、安心安全課長より説明を受け審査に入りました。
質疑、意見、討論はなく、採決の結果、議案第47号は賛成全員にて原案のとおり可決することに決しました。

次に議案第50号あぐりん村増築工事請負契約の締結について、安心安全課長より説明を受け審査に入りました。
落札率と落札した株式会社宇佐美組の市内での実績はどのようか。また、国からいくら交付されるかとの問いに対して、落札率は89.8パーセントで、ここ数年の市内での実績はない。約9,000万円が国から交付される見込みであるとの答弁でした。工事の開始と完了時期はいつかとの問いに対して、本議案の可決後に本契約を締結し、準備期間の後、速やかに工事を開始し、工事完了は令和3年3月19日の予定であるとの答弁でした。増築により売り上げはどの程度増えると見込んでいるかとの問いに対して、令和元年度と比較して年間でレジ通過者は約2万人、売り上げ額は約4,000万円増加すると見込んでいるとの答弁でした。約2億円かけて売り上げが約4,000万円増加するだけでは、採算が合わないと思うが、どうかとの問いに対して、単年で約4,000万円の増加であるため、数年かけて2億円に達する。あぐりん村は、市内の農家の出荷意欲向上を目的として設置しているとの答弁でした。ランニングコストと修繕はどう考えているかとの問いに対して、光熱水費や機器の点検費用は株式会社長久手温泉が支払っているため算出していない。市が設置した機器の修繕費は市が負担しているが、現在と同程度とみているとの答弁でした。増築棟を作るために生産者と意見交換はしたかとの問いに対して、指定管理者である株式会社長久手温泉から施設の使い勝手などの聞き取りをしている。また、花卉売場については「市・ござらっせの会」の会長から意見を聞いている。意見を参考にグロッサリー倉庫を設置するなど設計に反映したとの答弁でした。
討論はなく、採決の結果、議案第50号は賛成全員にて原案のとおり可決することに決しました。

次に議案第52号尾張市町交通災害共済組合規約の一部を変更する規約について、安心安全課長より説明を受け審査に入りました。
解散する尾張市町交通災害共済組合は何市町が加入しているか。また、北名古屋市が承継団体となった経緯はどのようかとの問いに対して、組合の構成市町は、尾張旭市、岩倉市、豊明市、日進市、清須市、北名古屋市、長久手市、東郷町、豊山町、大口町、扶桑町である。令和元年11月2日の尾張市町交通災害共済組合市町長協議会において北名古屋市を承継団体とすることに決定したとの答弁でした。
討論はなく、採決の結果、議案第52号は賛成全員にて原案のとおり可決することに決しました。

次に議案第53号尾張市町交通災害共済組合の解散について、安心安全課長より説明を受け審査に入りました。
解散について市民への周知は済んでいるかとの問いに対して、申し込みを取りやめた平成30年度には数件の問い合わせがあったが、現在は問い合わせはないため、周知は済んでいると認識しているとの答弁でした。

次に議案第54号尾張市町交通災害共済組合の解散に伴う財産処分について、安心安全課長より説明を受け審査に入りました。
残っている財産にはどのようなものがあるかとの問いに対して、乗用車1台、パソコン2台、レーザープリンター2台、電話、ファックス、シュレッダー等がある。平成30年度末の残高は約1億3,000万円であるが、令和元年度以降の共済の請求及び支払額に基づき財産は減っており、最終的な残額は精算されて一部は本市に戻ってくるとの答弁でした。

次に議案第57号リニモテラス公益施設整備工事請負契約の締結について、たつせがある課長より説明を受け審査に入りました。
工期はどのようかとの問いに対して、工期は契約の翌日から令和3年3月26日までを想定しているとの答弁でした。リニモテラス公益施設整備工事については市民と一緒に建物を造る期間を設けるというが、今回の請負契約に含まれているのかとの問いに対して、市民ワークショップとして市民がおこなう簡単な作業を設けるといった仕様書となっている。追加費用が発生することはないとの答弁でした。南木曽の木材を使用してほしいとか、外壁を市民が参加して手伝うとの話だが追加費用が発生せずにできるかとの問いに対して、市民が参加しながら工事をしていくことは了解いただいている。今後細かい材料の要望は協議しながらできる範囲でやっていきたいとの答弁でした。駐車場の台数について過去に指摘したがどうなったかとの問いに対して、交通結節点であるため公共交通機関を使っていただくことが前提である。敷地内には身障者用の駐車場に加えて北側の車路とあわせて5台ぐらい駐車できるよう運用していくとの答弁でした。今までリニモテラス運営協議会が主体的に関わっていたがなぜ指定管理になったのかとの問いに対して、建物管理には専門的知識が必要であるため、経験がある業者に携わってもらう。リニモテラス運営協議会は4つのテーマ(大学連携、観光交流、多文化共生、子育て支援)の団体をとりまとめて活動していくとの答弁でした。

反対討論が1件ありました。反対討論を紹介します。リニモテラス公益施設ができるまで多くの市民の方々が関わってきた。リニモテラス運営協議会も主体的に関わってきたが、指定管理になることでリニモテラス運営協議会の役目が終わってしまうことは納得がいかない。リニモテラス公益施設の運営方法もよくわからず、附帯決議に対する内容も理解できないため、反対する。
賛成討論はなく、採決の結果、議案第57号は賛成多数にて原案のとおり可決することに決しました。

以上で、総務くらし建設委員会の報告を終わります。
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