2月1日、日進市民会館で開催された猿田佐世氏の講演会を聴きに行きました。テーマは「日米外交を考える~集団的自衛権・改憲・沖縄基地問題~」です。会場は300人超の満席でした。

猿田さんは東郷町出身で早稲田大学を出て弁護士資格を取得、アメリカニューヨーク州登録の国際的な弁護士です。

猿田さんはワシントンDCに住んでいたとき、アメリカの議員のドアを一軒一軒訪ねて、辺野古の基地問題や福島の原発事故、安保法制のことなど、日本の声を伝える活動をされてきたそうです。アメリカで実際に起きていることと、日本で報道されていることにはかなり差があるとのお話でした。

現在の安倍総理の外交は、トランプ大統領との友情に頼るものだが、トランプ大統領はアメリカファースト、自分が選挙で勝つためにどうしたらよいか考えているため、日本にとって不利なことがある。アメリカに言われての戦闘機の大量購入、貿易協定など…。

読売新聞や日経新聞の世論調査でも、辺野古埋め立て、安保法制、原発再稼働、憲法9条改正には「反対」または「評価しない」との回答が多いが、実際に日本政府が進めていることはかなりの割合で国民の意見に反している。人々の声を反映するための仕組みが必要であるとのことでした。

アメリカの次期大統領選挙の話やアーミテージ・ナイ報告書の話、日米地位協定の話もありました。日本とアメリカの関係について、理解が深まりました。