今日は、12月議会の本会議2日目。議案に対する質疑が行われました。本会議終了後には予算決算委員会が開かれ、市役所に隣接した土地購入の補正予算(取引価格8,511万3,000円、仲介手数料287万4,729円)の採決が行われました。補正予算を先に可決しないと契約の議案が出せないため、急いでいるものです。採決の前に私が分科会長報告を読んでいたら、いつになく静まり返り張り詰める空気を感じました。市役所に隣接した県道沿いの土地で、市役所庁舎建て替え後は駐車場として使われる予定なので、採決の結果賛成全員にて可決しました。以下は、私が昨晩テープ起こしをして作成した分科会長報告です。

 予算決算委員会総務くらし建設分科会の報告を申し上げます。本分科会は、11月27日午前11時5分から午前11時55分まで、市役所本庁舎委員会室にて開催しました。出席者は、会員9名全員、当局より6名、議会事務局2名でありました。審査すべき事件につきましては、予算決算委員会で本分科会に送付されました議案1件であります。以下、送付事件の主な審査経過についてご報告申し上げます。

議案第49号 令和元年度長久手市一般会計補正予算(第4号)についてです。
 建物付きの土地を購入するが、今日までに建物をどのように使うのか考えておくべきではなかったかとの問いに対して、大きな部屋が8つほどあるので会議室として使ったり、大きな改造をしないでも可能な使い道をいろいろと考えているとの答弁でした。
 建物の使い道は市民を交えて決めるのかとの問いに対して、市民を交えてとは考えておらず、まずは使い道について市の考えをまとめたいとの答弁でした。
 売主が12月までにと売り急ぐ理由は何かとの問いに対して、1年ほど前から仲介業者を介して売りに出たと市に声がかかっており、具体的な話を進めていく中で先方から12月中に契約をしたいと希望があったとの答弁でした。
 先方が売り急ぐ場合は価格が下がるのが一般的だが、価格交渉に反映されたのかとの問いに対して、本市の価格についての考えを伝えて交渉する中で、相手が当初示していた価格より下がっていき、秋頃には市に不利な状況がない形で価格の折り合いがついていた。支払いに向けた具体的なスケジュールを話す中で先方から支払いは年明けでもよいが、契約は年内にしたいとの希望があり、年内に契約がなければこの話はなかったことにすると発言もあったとの答弁でした。
 議案には、仲介業者に支払う手数料があるが、仲介業者を通さず市が売主と直接交渉するべきではなかったかとの問いに対して、市が売りに出ていると知った時点ですでに仲介業者が入っており、売主が仲介業者を伴って手続きしたいとの意向だったとの答弁でした。
 不動産価格の妥当性はどのようかとの問いに対して、不動産鑑定評価により近隣の売買実績を参考にし、北と南に道路がある条件や市街化調整区域内の宅地であることを加味して取引価格を決めたとの答弁でした。
 建物の評価額、建物の耐久年数、近年の修繕状況はどのようかとの問いに対して、建物の評価額は非公表、平成3年築の鉄筋コンクリート造なので鉄筋コンクリート造の耐用年数が50年とするとあと20年は使える、外壁や屋根などの改修状況は詳しく調べていないとの答弁でした。
 仲介手数料287万円は上限額なので、下げる努力をしてほしいがどうかとの問いに対して、仲介手数料は本契約を締結したときに発生するものなので、それまでに下げられるか交渉していくとの答弁でした。

以上で総務くらし建設分科会の報告を終わります。