みよし市指定文化財石川家住宅へ行ってみました。石川家住宅は、三好村、莇生村、明越村の3村が合併した新三好村の初代村長を務めた石川愛治郎氏が明治43年(1910年)に建築したものです。平成23年にみよし市へ寄贈されています。




座敷

雪見障子が素敵です。

秋にはここから見えるドウダンツツジが真っ赤になるそう。

お庭の見える廊下を歩いていたら、時代は違いますが清少納言の枕草子「冬はつとめて…」が浮かんでくるような高貴な感じがしました。

お庭

かつて大量のお米を置いていた東蔵は、寄贈前に書斎に改修されていました。本などの資料は、みよし市の図書館に持っていったそうです。

東蔵の1階では工作などのワークショップが開かれています。

井戸

車がやっと1台通れる細い道路ですが、かつてはここがメインストリートだったそう。

駐車場になっている広い土地も含めて市へ寄贈されています。写真左側の西蔵も明治時代の建築で、みよし市指定文化財。

市へ寄贈した石川愛治郎氏の孫にあたる方は、慶応義塾大学を出て、民間企業に勤め、中京テレビの社長に就任し、会長に就任された経歴を持っています。華麗なる一族ですね。

見ているだけで、優雅な気持ちになるお屋敷でした。