地域公共交通会議を傍聴しました。

長久手市は、昨年度初めて高齢者等移動支援事業(定額乗合タクシー)の実証実験を行いました。家から目的地まで行くことができる移動支援です。移動できるのは長久手市内のみです。

昨年度は9月、10月の2カ月間行い、延べ利用回数696回でした。実利用人数は152人で対象者のわずか3%だったため、今年度も引き続き実証実験が行われます。

【昨年度→今年度の変更点】
☆9月~10月(2カ月間)→9月中旬~11月中旬(2カ月間)

☆平日7:45~16:15→平日8:00~16:30

☆65歳以上の市民、12歳以上の障がい者→75歳以上の市民、12歳以上の障がい者、運転免許証自主返納者、要支援・要介護者、介護事業対象者、65歳以上の運転免許非保持者

☆1回ひとり500円→1回ひとり300円

昨年度実際に定額乗合タクシーを使った方へのアンケートでは、「普段よく使う交通手段は?」との問いに対して、N-バス28.4%、名鉄バス12.8%、一般タクシー26.4%と回答しています。「定額乗合タクシーの実証実験で利用者が増えたとしても、公共交通を使う人が減ってしまうのならば、定額乗合タクシーの利用者が増えて嬉しいという話にはならない。この事業で、普段公共交通を利用できていない人にいかに乗ってもらうか、外出できていない人を救えるかが重要。」との会長のコメントを聞いて、私もその視点で見ていきたいと思いました。

昨年度はつばめタクシーが委託を受けて行いましたが、今年度の事業者は現在選定中です。