市内に全戸配布された「広報ながくて平成31年1月号」にプラスチックごみについて掲載されています。私さとうゆみの9月議会一般質問に対する部長の答弁に基づいています。
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平成30年第3回長久手市議会定例会会議録から引用
○13番(さとうゆみ君) それでは、今回は3項目の質問をいたします。
1項目め、プラスチックごみを減らす暮らしの推奨を。
(1)マイクロプラスチックによる海洋汚染が環境問題となっている。この環境問題について広報などで特集し、プラスチックごみを減らす暮らしを市民に推奨していきませんか。
(2)マイクロプラスチックを発生させないためには、リサイクルの徹底が必要です。市が回収しているプラスチックごみは、どのように処理されているでしょうか。
(3)ポイ捨てされたプラスチックごみは、太陽の紫外線により劣化してマイクロプラスチックとなり、下水道から川へ、川から海へと流れていきます。市内でも、ごみのポイ捨てが目立っていますが、対策はどのようでしょうか。
(4)近年、事業者は再びレジ袋を配布する傾向になっています。市民にマイバックの使用を呼びかけるとともに、市内の事業者にレジ袋削減への取り組みに協力要請できないでしょうか。
以上、4点です。
が○議長(川合保生君) 質問は終わりました。
 続いて、当局の答弁を求めます。くらし文化部長。
[くらし文化部長 加藤正純君登壇]
○くらし文化部長(加藤正純君) プラスチックごみを減らす暮らしの推奨をという御質問に対して、お答えをいたします。
 1点目について、マイクロプラスチックによる海洋汚染は沿岸部だけの問題ではなく、全世界的な環境問題であると理解しています。市民が生活の中で何ができるのか、市広報紙等を使って啓発したいと考えます。また、プラスチックごみだけでなく、ごみを減らすリデュース、再利用するリユース、再び資源として利用するリサイクル、修理して使うリペア、不要なものはもらわないリフューズの5RをさらにPRしたいと考えます。
 2点目について、プラスチックごみは、プラスチック製容器包装ごみとプラスチック製品ごみに分けられます。プラスチック製容器包装及びペットボトルは、市による回収後、指定保管施設へ移送され、事業者により選別、異物除去及び圧縮梱包されます。その後、再商品化事業者に引き渡され、再商品化製品(ペレット)に加工され、再商品化製品利用者によってパレットや再生樹脂などのプラスチック製品、コークス炉化学原料等がつくられます。また、プラスチック製品のごみは、もえるごみとして回収後、ごみ処理場の晴丘センターで焼却処分されます。
 3点目について、ごみのポイ捨て対策については、地域と協力しながらモラルの意識に訴える効果的な啓発を進めたいと考えます。
 なお、現在は市の専任職員によるパトロールや不法投棄抑止の看板の設置などで対応しています。
 4点目について、マイバックについてはかなり浸透しているとは思いますが、市民には再度市広報紙等で呼びかけるとともに、事業者に対してはさまざまな機会を捉え、レジ袋の削減を協力依頼いたします。

引用終わり
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 先日、私と娘は神戸ルミナリエへ行く前に神戸港で船に乗ってみました。私は川崎重工や三菱重工の造船所にある浮きドック(船を浮かせたまま修理したり、ペンキを塗りなおしたりする)や海上自衛隊の潜水艦などを興味深く眺めていたところ、娘は水面ばかりを見ていて「見て!コンビニでアイスコーヒーを売っているようなカップが浮いているよ!」「見て!レジ袋が浮いているよ!」「見て!パンの袋が浮いているよ!」と。目に見えるだけでもあちらこちらにプラスチックごみが浮いていることに私は驚きました。ここは大阪湾ですから、誰かが拾わない限り太陽の紫外線で劣化してバラバラになりマイクロプラスチックになってしまいます。プラスチックは分解されるまでに数百年から数千年かかります。娘は、私が9月議会を前にプラスチックごみについて調べている姿を横で見ていたり、学校の2学期の社会科がごみ処理のことで、ストローが刺さったカメからストローを抜く痛々しい映像に衝撃を受け、プラスチックごみによる海洋汚染に大変関心を持っています。2019年にも、地球に暮らす全人類が真剣に向き合わなければならない問題ですね。