長久手市の今年4月時点の保育園待機児童数は41人で愛知県下で最も多い数となっています。3歳児(年少)からは待機児童がいないので、41人はすべて0~2歳児です。

今年度は、昨年度開催の子ども子育て会議で決めたことに基づき、0~2歳児を受け入れる小規模保育園を2園増やす予定にしていました。しかし、市が募集をしたところ2つの民間事業者が応募してきたものの、1つの事業者については6人の選考委員のうち3人が任せるには不安があると合格点に達しない点数をつけ、失格になりました。市は、選考委員のうち1人でも合格点に達しない点数をつけた場合は失格とするルールとしていますが、今回は3人も合格点に達しない点数をつけています。合格した事業者は、段の上地内で次の4月から0~2歳児19人の受け入れを開始します。※追記…事業者の都合により開設場所が段の上地内から菖蒲池地内に変更

仮に小規模保育園が予定通り2園開園してもまだ待機児童が解消できない見込みであるため、市の認可保育園になっている民営コロポックル保育園を改修し11人の受け入れ拡大をします。結果的には、小規模保育園1園が失格になっているので、来年度の待機児童解消は極めて困難になりました。

空いた土地が少なく土地代が高い長久手市には、事業者が進出しにくい状況もあります。不安のある事業者に長久手の子どもを任せてはいけないので失格は必要な判断ですし、一方で来年度も待機児童の解消はできないことが浮き彫りになり、待機児童の解消は長久手市にとって難しい課題だなと改めて感じた12月議会でした。

私が議員になった当初、保育園は公設公営の6園しかありませんでしたが、今ではここまで増えています→こちらをクリック(長久手市のホームページ)

国が民営の保育園にしか補助金を出さないというルールにしたため、民間の参入が進んでいます。