今日は、長久手市総合教育会議を傍聴しました。市長と教育委員5人が出席する会議で、議長は市長となっています。今日の議題は「長久手市教育振興基本計画」について。

教育基本法第17条第2項「地方公共団体は、国の教育振興基本計画を参酌し、その地域の実情に応じ、当該地方公共団体における教育の振興のための施策に関する基本的な計画を定めるよう努めなければならない。」に基づき策定作業中です。ずいぶん前から「教育振興基本計画」を持っている市町村が多いですが、長久手市はこれまで作っていません。「教育振興基本計画」がなかったため「長久手市教育大綱」が独自性の強いものになりました→こちらをクリック
整合をはからなければならない「教育大綱」が人生訓のようになっているため、どんなものになるのか心配でしたが、本来求められることが網羅的、具体的に書いてあり私は納得しました。しかし、市長から自分の思い描くものと違うというような発言が何度かありました。確かに、教育大綱の3つの柱と基本施策、主な取組を比較すると、ズレている印象は私も受けます。

「長久手らしさが出るようなとりまとめを」との市長の意向で、教育委員5人が長久手らしさとはどんなことかひとりひとり語っていましたが、「らしさ」は前提として客観的なものではなく主観的なものだから人それぞれ捉え方が異なる、この計画は10年間の計画であり10年間やり続けたことが長久手らしさになるのではないかなどの意見が出されていました。

しばらく策定作業が続き、来年1月下旬から2月にかけてパブリックコメント(市民等からの意見募集)が実施されるので、今後もご注目を!