尾張旭市で開催された佐々木寛氏講演会へ参加しました。テーマは「「新潟の経験から学ぶ~新しい市民政治の胎動~」です。
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私たちは次の衆議院議員で、愛知7区(長久手市、瀬戸市、尾張旭市、日進市、東郷町、豊明市、大府市)から野党統一候補を出すことをめざして活動しています。関心を持つ人が増え、当初予定していたホールでは席が不足するため、大ホールに変更したほどの勢いがあります。

佐々木寛氏は政治学の大学教授で、市民連合@新潟の共同代表です。2016年の参議院選挙での野党統一候補森ゆうこ氏の当選、新潟県知事選挙での米山隆一氏の当選に関わった2つの成功事例をお話いただきました。

佐々木氏は政治学者であるため特定の候補を応援することはしていなかったということですが、強行採決を行う、憲法違反の法律を成立させるなどが相次ぎ、ひとりの市民として活動しなければならないと感じたそうです。新潟県は福島県の隣で、原発事故により数千人単位の避難者がいたこともあり、原発を疑問に思う人が多くいたということです。政府は「廃炉」と言っているが、「廃炉」はもっと単純にできることで、今起きているのは「事故処理」という複雑なもの。福島原発は、まだまだ終わりが見えない状況だそうです。福島の原発事故の処理にかかる費用は70兆円と言われています。

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森ゆうこ氏が当選した参院選では、安保法案が強行可決成立された直後だったので「安保法制反対」「個人の尊厳に基づく政治の実現」の2つに争点をしぼって戦っています。開票率99%になっても当選が分からなかった激戦で勝利しました。

新潟県知事選挙では、争点に「原発再稼働反対」も加わりました。TPPに不満を持つ農協や宗教団体の動きも重要だったということです。

どちらの選挙も野党候補が勝っていますが、20代の若者は自民党に入れている人が多かったそうです。20代の若者がなぜ自民党に入れるのか、なぜ投票所に行かないのか、私は検証してみたいと思います。そして、参議院選挙では全国の投票率の平均が54.70%だったのに対して、新潟選挙区は59.77%であり、勝利には投票率を高めることも大切だというお話でした。

佐々木氏のお話を聴いて、会場にいた参加者の気持ちが一体となり、次期衆院選挙に向けて力が湧いてきました!みんなで政治を変えましょう!