今日は、小中学生の保護者と教員向けに開催された子育て講演会へ行きました。講師は愛知県小、中、高等学校スクールカウンセラーの山口力先生、演題は「いじめの根源にあるものーNo,1 Only OneからALLOneへー」でした。

まずは、スマホやパソコンに取り巻かれたデジタルな時代だからこそ、アナログの教育、アナログの子育てが重要だという話。大人が酒に飲まれるようにスマホに飲まれているのは、温かみのない、触れあいのない孤独な中で生きているから。昔は病院に行って医者に会うと元気が出たが、デジタルの時代に生きる現代の医者はパソコンを見て、血液の数値を見て、患者の目を見て話をしない。

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良いところが9あってダメなところが1ある子と、良いところが1あってダメなところが9ある子とでは、どちらが自信があるか?
良いところが9ある子の方が自信があるように感じるかもしれないが、他のことはできなくても1つだけできることを親から褒められ育つと自信を持つ子になる。良いところが9ある子が、できないことにばかり目を向けていると自信をなくすことになる。

結果がすべてと判断する人は劣等感を持つ。結果を見るということは、できないことを見るということだから。一生懸命は本来楽しいことなのに結果を求めると楽しくなくなる。一方、プロセスを自信とする人は、今を楽しんでいる。プロセスは他の子と比較をしない。

いじめの根源は劣等感。自分に自信がないと、常に相手の悪いところを見つけて自分よりも下に位置付けようとする。いじめをしない、させないではなく、自信があり、感謝のある人はいじめを知らない。信号には、赤、青、黄それぞれ役割があり、それぞれが違う色になりたいと思うのではなく、そのままの存在でいられることが大切。おでんでは、大根より卵が偉いなどというようなことはなく、おでん全体でよい味になる。それがALLOne。

共感とは、子どもを尊重すること、子どもを大切にすること、親が子どもと同じ目線でいること。どんなことがあっても見捨てられない、見放されないと子どもが感じることが大切。

すごく良いお話だったのですが、感覚で捉える内容だったので的確に表現できず、今日のブログは私のメモです。

講演会が終わってから3月議会の一般質問の発言通告書を提出し、今日も日が暮れた。
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