文化の家で平成28年度長久手市戦没者追悼式が行われました。

ご遺族の方とともに、市長、副市長、教育長、議員、民生委員、自治会役員などのみなさんが参列し、先の大戦で尊い命を落とされた方に黙とうを捧げ、献花を行いました。

遺族会代表として追悼のことばを述べられた方は、8月の長久手市平和事業推進委員会主催「語り部による戦争体験を聞く集い」で父親をシベリアで亡くした経験や当時の長久手での暮らしを語っていた方でした。体験談を聞くたび戦争は人々の人生を大きく変えてしまうことを痛感します。

私は昨年亡くなった祖父と同居で育ってきて、第一線で戦っていた祖父の体験談が私の思考の土台を築いています。一緒に戦った仲間がどんどん命を落とす中で祖父は生き残って帰ってくることができましたが、生き残った人も亡くなった人も、目の前の光景に苦しくて悲しい気持ちでいっぱいだったと思います。私の父親は戦後生まれなので、祖父が戦死していたら、私はいないのです。

私は、この半年間NHKの連続ドラマ小説「とと姉ちゃん」を見ていて、戦争中から戦後の高度成長の時代まで自分も一緒に生きているような感覚になりました。戦争中のシーンが続いていた頃は気持ちが押しつぶされました。金属が必要なため調理用の鍋も取られたシーンがありましたが、平和な日々の中で鍋を使って調理ができることは、当たり前のようで当たり前でないと分かりました。

今、この国日本は政治的に大きな方向転換が行われています。私は政治に関わる地方議員として、自分の思考の土台は貫いていきます。

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