今日は、民生委員推薦会に出席しました。議会からは教育福祉委員会委員長の私と副委員長が出席しています。

来月末に現在の民生委員が任期満了となり、3年に一度の一斉改選を迎えます。8月に開催された民生委員推薦会で次期の民生委員を決定するはずでしたが、市内の4地区で民生委員候補者が見つからず、今日再び民生委員推薦会が開かれました。

幸い4地区とも引き受けてくださる方が見つかり次期の体制が整いましたが、近い将来引き受け手がどうしても見つからない地区が出てくる危機を私は感じました。民生委員に報酬はなくボランティアです。かつては民生委員=名誉職という側面もあり、社会貢献の心を持った地域の方々が積極的に引き受けてくだった時代もありましたが、現在では人々の考えも変わってきています。

長久手市の人口は増加の一途をたどっているため、今回の一斉改選で民生委員・児童委員を56人から63人へ7人増員、主任児童委員を3人から4人へ1人増員します。これでも360世帯に民生委員1人の割合であり、愛知県の市町村の中で2番目に民生委員1人が担当する世帯数が多いです。厚生労働省は180~280世帯に1人が望ましいとしています。

議会でも「民生委員を増員せよ」との指摘が出ていますが、一筋縄ではいかないことを理解しました。長久手市では、一人暮らしの高齢者が年100人ぐらいずつ増加しており、民生委員に関わっていただきたい場面は今後ますます増えます。国全体で民生委員の制度のあり方を考える時期に来ていると感じます。

まずは、次期の民生委員さんの活動を応援できるよう、私もできる限りの協力をしたいと思います。
 
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