今日は、日進で田中優さんの講演会
「原発エネルギーからの自立生活のすすめ」が
開催されました。

「次世代の子どもたちの“いのち・くらし・エネルギー”
を考える会」の主催です。私もメンバーなので、今日まで
実行委員会を重ねてきました。

これまで知らなかった原発を取り巻く全体像が見えてきて
視界が広がったというのが私の一番の感想。

夏場の平日13時~15時で最高気温を記録するような
ピーク時に不足しないように原発で電気を作っているけど、
そのような時間帯は年間でほんのわずかの時間帯。
原発は、発電量の調整がきかないので常に作りすぎの
状態になっているが、電力会社は原発に必要な経費に
3%上乗せしてもよいことになっているため、必要な経費が
多い方が3%分が膨らんでいき儲かるという仕組み。
必要な経費の中にはCM宣伝費や電力会社の食堂や
サークル活動の費用まで含まれているそうです。
経費が多い方がよいので、金融機関からの借入れも
金利が高いところから借り、メリットがある金融機関を
おさえていたり、マスコミは電力会社が多額の宣伝費を
入れてくれる大スポンサーなので都合の悪いことを報道できない
など、何だか変ですよね。

ピーク時の電気料金体系を高くしたり、工場の稼働時間帯を変えたり
することで、ほんのかずかのピーク時を下げることは
可能ということです。

家庭に節電せよと言うが、電力消費の全体の3分の2は
高圧線が直接入っているような工場であって家庭では
ないということです。そして、家庭の電気は使えば使うほど
高くなっていく金額設定だが、家庭以外は使えば使うほど
下がっていく金額設定です。家庭以外が3分の2を使っていても
電力会社の利益の9割は家庭から入っている、つまり私たちに
負担が重くのしかかっているということです。

電力会社の送電線を切って、太陽光発電で自立した暮らしを
している田中優さんのお話はとても説得力のあるものでした。
電気は送電線を通ってくるときに1つの電柱で1%電力が
下がってしまうそうです。電柱がたくさんあったら、引っ張ってくる
うちにロスするので人が生活する近くで電気を作ることが大切。
市施行の公園西駅の区画整理事業にこの論理取り入れてもらいたい。

今日のお話を聴いて現状を変えたい、未来を変えたいと
心底思いました。
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