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 今日は、教育福祉委員会が開催されました。

教育福祉委員会に付託された議案は8件です。そのうち

介護保険関連の条例制定、一部改正が4件あり、午前中は

主にその質疑が続きました。これまで厚生労働省令で定められて

いたものを市の条例にするので、特に今始まったということでは

ないのですが、現実的な介護の問題となれば、質問はどんどん

出てきます。国は自分が関わるのが大変だからと、どんどん地方に

押し付けてきている感じがします。

国民健康保険の補正予算、条例改正を含む7件は賛成全員にて

可決。


午後から、(株)長久手温泉を引き続き4年間「ござらっせ」と

「あぐりん村」の指定管理者に指定する議案の審査に入りました。


結論から言うと、採決の結果賛成の委員2人、反対の委員4人

で否決となりました。(委員長は採決に加わらない)


委員の質問と市の答弁が1時間ほど続いたところで、

オブザーバーとして出席していた議長が口を開きました。


「ござらっせ」をつくるとき、加藤梅雄前町長が言っていたのは

「人の交流ができる」「入湯税が入る」というメリットだった。

しかし、利用者のほとんどは長久手市外在住の人、入湯税も

今年7月から免除になり市へ入らなくなったため、市が温泉を

やっていく意味はどこにあるのか?また、議会が議決する責任は重く、

今回4年間の提案なら、4年経って経営改善されていなければ

温泉をやめると言えるのか?と。


それに対して「赤字を税金で補てんすることがないように経営改善の

努力をしていきたい」との福祉部長の答弁でしたが、ちょっと待った!


今年7月から入湯税を免除したから、当面数字上赤字にならない

はずです。昨年度実績で5,770万円あった入湯税を

今年7月から納めなくてよくなり、平成25年度決算で温泉部門は

1,685万円の赤字だったのが、今年度は1,600万円の黒字の見込みです。

実態はほぼ変わっていないのに3,300万円ほど跳ね上がるのは

おかしくないか?


(株)長久手温泉は施設も駐車場も無償で使いながら

赤字になることが疑問ですが、経費は何がいくらになのか

非公開で、知る由もありません。


オープンから12年が経過し、近い将来大規模修繕が必要です。

大規模修繕費用も市が負担するのです。


長久手市民のみなさん、メリットを感じていますか?


「ござらっせ」をつぶせばよいとは思いませんが、今のまま

4年間続けてはいけないです。


※(株)長久手温泉は、平成14年に温泉経営を目的に設立された

第三セクター会社で、出資比率(100%で1億円)は長久手市60%、

あいち尾東農協10%、瀬戸信用金庫10%、長久手市商工会10%、

名鉄(株)10%となっています。平成19年に「あぐりん村」ができてから、

(株)長久手温泉は「ござらっせ」と「あぐりん村」両方の管理・運営を行っています。