今日は議会運営委員会が開かれ、12月議会の議案が発表されました。
驚く議案がいくつかありました。
まず、「議案78号長久手市非核平和都市宣言」について。
長久手市は、この議案を出す理由を「戦争のない社会と核兵器の
廃絶を真に願い、平和の実現をめざすことに関し、非核平和都市を宣言
するため必要があるからです。」としており、私も非核平和都市を宣言
すること自体には賛成です。問題は宣言の内容。
出だしは「長久手市民は、戦争の悲劇を後世に伝えるため、古戦場を
歴史的文化遺産として大切にしてきました」とあり、長久手古戦場ありきに
なっていますが、広島・長崎の原爆を受けた戦争の悲劇は???
「非核」の意味合いが薄くなるのでは?
「長久手市民は、戦争の悲劇を後世に伝えるため、古戦場を歴史的
文化遺産として大切にしてきました」のあと、「しかし」と逆接の表現が来て
「今なお世界各地では、武力戦争が絶えず、さらに核兵器の存在により、
人類がその脅威にさらされています。」と続きます。
「しかし」がくるのであれば、その前の文章に平和であることが
大切で、人々の願いであるというような内容が必要ではないでしょうか?
そもそも主語である長久手市民はこれまで古戦場を大切にして
戦争の悲劇を後世に伝えてきたと言い切れるのかな?
例えば古戦場の資料館にピースあいちのような展示があれば
納得ですが、そうもなっていないですね。
ピースあいち「さとうゆみ2013年8月29日のブログ」↓
http://ameblo.jp/satoyumi-nagakute/entry-11602648517.html
市はパブコメを受けて宣言の文言を修正しています↓
http://www.city.nagakute.lg.jp/chosei/gyosei/gyosei/hikakuheiwatosisenngennpabukome.html
今回議案として出されている宣言で市民のみなさんは納得でしょうか。
ちなみに2013年2月に多摩市はこのような非核平和都市宣言をしています↓
http://www.city.tama.lg.jp/profile/13404/13720/013721.html
また、これまで「庁舎建設基金」、「文化の家施設管理基金」、
「福祉の家施設管理基金」などと別々に積んであった7つの基金を廃止して
「公共施設等を新たに整備するための基金」と「メンテナンスなどすでに
ある公共施設等を管理するための基金」に統合するという基金の組み換えの
議案にも驚きました。
これにより7つの基金の条例を廃止する議案があり、平成25年度一般会計
補正予算は29億5,000万円となっており、市として大がかりな転換なため
慎重に審議したいと思います。
今回、市が洞小学校区の学童保育所建設工事設計委託の補正予算も
計上されています。平成26年度までの2カ年計画で学童の整備が
進められる予定です。
12月議会で議会が出す結論はいかに…
お昼までは議会運営委員会が続き、13時30分から先月実施した
西小学校区地区懇談会の担当議員で集まり、内容を振り返る会。
続いて請願を提出する方が来られ、審査することになる常任委員会の
正副委員長に詳細を伝えていただいた。
夕方から、長久手おやこ劇場幼児サークルのハロウィンパーティーに参加。
もう11月だけど、10月末に来た台風で延期になっていたんだ~