昨日に引き続き尾張東部衛生組合(晴丘センター)の視察研修。
今日は、京都府南丹市にあるカンポリサイクルプラザ(株)を
見学しました。広大な敷地の中に、バイオリサイクル施設、焼却施設、
廃家電リサイクル施設が分かれて建っています。
↑ヘルメットをかぶって見学スタート
生ごみ、食品廃棄物、草木類などをメタン発酵し
農地利用のたい肥、天然ガス、売電にリサイクルされる。
自治体から運ばれる可燃ごみは、生ごみ、食品廃棄物
草木類以外のものがまざっているため、バイオリサイクル
ではなく焼却施設で処理している。そのような事情もあり
1日50トンの処理能力があるが、実際には10トンほどしか
運びこまれていない。また、分解されるごみ袋で搬入されて
おらず、たい肥化する前に手作業でビニールを取り除いて
いるという。
酸素のない状態で発酵させる。
きれいにし、外に出さず焼却炉施設の冷却水として再利用される。
↑天然ガス
まだ売ってはいないとのこと
焼却施設から出た廃熱を使って育てているエコ農園
災害ごみが積み上げられている。通常外に置かないないが、
量が多いため順次焼却していく予定だそう。
廃家電リサイクル施設にて分解され
それぞれ再生業者に引き渡してリサイクルされる。
瀬戸市、尾張旭市、長久手市で構成しているごみ処理施設(晴丘センター)
は、建設から年月が経過しており当面延命措置をとっていきますが、
あと10年ほどで建て替えなどが必要です。
昨日の灰溶融炉や今日のバイオリサイクル施設も国の補助金が
出るということで始まっています。灰溶融炉でできたスラグは道路の舗装に
使われる見込みが使い手が見つからないため埋め立てているなど、
現実はなかなか思い描いた理想通りにいかないと分かりました。
何がどうなるとよいのだろうか、昨日と今日の視察を踏まえて
さらに研究したいと思います。