今日は、日進市の市民会館へ。
全4回連続講座「今、女性の“性”を考える」の第4回目
「“性”をめぐる社会の問題」の講座に参加しました。
講師は長久手市の各種審議会でもご活躍されている
愛知淑徳大学の中島美幸教授です。
まずは、「男らしさ」には「女らしさが必須」ということについて。
ヴァージニア・ウルフ(1882-1941)という女性は
『私ひとりの部屋』という本にこのように書いています。
「女性は過去何世紀もの間、男性の姿を実物の二倍の大きさに
映してみせるえも言われる魔力を備えた鏡の役目を果たしてきた」
「女性が真実を語り始めたら最後、鏡に映る男性の姿は小さくなり
人生への適応力が減少してしまうのである」
つまり、女性を下に位置づけることによって男性が引き立つように
してきたのです。
19世紀後半以降、女性はどのように描かれたかなど
実際の絵を見ながら学びました。当時、女性は親が画家であるなど
限られた人しか家になることができず、画家の大半が男性でした。
男性画家によって作られた女性イメージが横行し、それが広く社会に
「女性の本質」と思いこまれてきたそうです。
日本でも、明治時代に男性は結婚をしていても自由に女性と関係を
持てるのに対して女性が関係を持った場合は「姦通罪」に問われていた
ということや、戦時性暴力、戦時性奴隷の問題もありました。
普段なかなか学ぶことのない分野で、貴重な機会。
私は、昨年度もこの連続講座に参加しましたが、
「日進市公募提案型協働事業」として市民が企画しているのは
すごいな。
余談ですけど、厚生労働省が委託して作成した
「イクメンプロジェクト公式ソング」があるとのこと↓
https://ikumen-project.jp/song/index.html
女性は家庭のことをする、男性は外で仕事をして家事や子育ては
ちょっと手伝うだけで良いというニュアンスの歌詞はどうなのかと
参加者から意見が出ていました。
私も国が出すものとしては、やはり気になるな…