今日は、10時から香流苑(かなれえん)で尾張旭市長久手市衛生組合議会
の定例会が開催されました。香流苑は、し尿処理施設です。
議案「平成25年度尾張旭市長久手市衛生組合一般会計予算」や
障害者自立支援法の一部改正に伴う条例改正案、議員報酬の額を
年額78,300円から年額45,000円に引き下げる議員提出の条例改正案は
すべて賛成全員にて可決されました。その後、尾張旭市長久手市衛生組合は
解散をするという方向性が決まっているので、全員協議会が開催されました。
香流苑がなくなっても、尾張旭市さんは尾張旭市内の昭和苑で対応していく
とのことですが、長久手はどう処理していくのか、両市で負担金を出し合って
運営していきたことから長久手市内にある香流苑の土地をどう使うのか
清算はどうするのかなど課題はたくさんあります。
午後は、日進市の議員さんと津島市の議員さんと一緒に日進おりど病院で
実施している病児・病後児保育を見に行ってきました。
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今日は、インフルエンザなどの病気で保育園や小学校に通うことが
できない8名のお子さんを預かっていました。
日進市として、病児・病後児保育は市がどうしても実施したい事業という考えがあった
そうです。過去にNPO法人が行ったが、難しさがあり1年で辞めてしまい
その後市内の内科医に市が依頼して実施していましたが、その内科医も
平成23年以降は辞退したいと申し出て、市がおりど病院に依頼をしたということです。
平成23年4月からおりど病院が病児・病後児保育を始めたら多くの市民が
求めているものであることに病院の方は気が付いたそうです。
平成23年度は病院の空き部屋を使って実施していたため、空き部屋がないと
断ることも多く、新たに専用の建物を建て平成24年7月から6部屋を活用した
病児・病後児保育を開始したということです。
↑病児・病後児保育センターをオープンさせ、受け入れ態勢を整えた平成24年7月以降の
利用者数はかなり多くなっている。
おりど病院が病児・病後児保育にかかわるのは、「社会に貢献するため」
「男女共同参画社会の実現につながる」といったお話があり、高い志に感動しました。
昼食も提供していて、アレルギーがある場合は取り除いて調理してくれると
いうことです。病院の患者さんにもアレルギーの方がいるので、日ごろのノウハウを
生かし、きめ細やかな対応をしてくれています。
利用者の負担は、18時まで預けると1日3,500円、18時より早く帰ると2,500円です。
長久手市において、私自身も病児・病後児保育の必要性を強く感じてきましたし
市民の方からの要望、問い合わせがあります。ただ、開始しようと思っても簡単に
実現できないことは私も認識をしています。まず、病院の協力が不可欠です。
そして、自治体からの補助や利用者が支払う料金のみでは採算が合わないケースが多く
高い志頼りになってしまうこともあります。日進市の病児・病後児保育の建物も
すべておりど病院さんの負担で建てたそうで、国庫補助金を出すなど国を挙げて取り組む
必要もあると思いました。
平成25年度からは東郷町も負担金を出して、東郷町のお子さんも
おりど病院の病児・病後児保育を受けることができるそうです。
昨年度私は尾張旭市の病児・病後児保育を見に行き、今日も日進市の事例を
見させていただいて、長久手市でもぜひ実現させていきたいと思います。
長久手市は子どもの多いまち、平均年齢38才のまちですから、高いニーズが
あります。
おりど病院を見学した後は、日進市の子育て支援センターや図書館、にぎわい交流館を
めぐりました。自治体が違えば中身も異なる。議員として、あれこれ考えながら他の市町の
素敵な事例を見て回るのは楽しいな!