今回も傍聴席15席は満席。


「新設の第三中学校の校区は、西小学校区と北小学校区とする」

という答申を作成することに委員が合意をしました。


とりあえず、平成25年4月に開校する第三中学校の校区はそうなり

ましたが、問題点は、子どもの数の増加に対応できない市が洞

小学校区の見直しを引き続き検討するため、現在の西小学校区と

将来の西小学校区が異なるということです。


変更の対象となるかもしれない地域の住民の方には大変気掛かりな

ことです。心配している住民がいる一方、住民への周知を図っていない

ため学区の見直しが行われていることすら知らない人が大半です


市が洞小学校は当面プレハブ教室で対応しますが、そのプレハブを

建てる約1年の間、工事車両が校庭を走ることになり、もともと狭い

校庭がますます狭くなるそうです。

運動会も別の会場を借りて開催するとのこと。


土地区画整理組合を設立し、宅地化し、住民が大幅に増えることが

十分に予測できていた中、「市が洞小学校の敷地面積22,000㎡を

20,000㎡に計画変更したこと、3階建を2階建てにしたことに問題が

あるから、その反省点を答申書に書くべきではないか。」との委員の

指摘に対して、教育委員会側は「論点がずれるから書かない。」と。


確かに今回は論点がずれていることかもしれないけど、過去と現実を

直視し着実に進めていくことが、長久手の子どもたちのためです。


今日、私が非常に残念だと思ったことは、PTAの代表として出席した

2名が一切意見を言わず、学校関係者もほとんど意見を言わなかった

ことです。自治会連合会の代表として出席した3名は、自分の地域への

想い入れや客観的な立場に立っての考えなどをあれこれたくさん

意見しましたが、本来はこの方々と同じくらいPTAの意見はあるはず

ではないでしょうか。なぜなら、小学校区、中学校区の検討は、

子どもたちとその親たちが一番の当事者だから。

すべてはこの検討委員会で決めたことで動いていくのに、一番の

当事者の声は前回も今回もありません。


ちなみに「長久手町学区適正化検討委員会設置要網」には、

委員に対する謝礼は1日につき7,300円と書いてあります。


また、委員から教育委員会や町がやっていることは「やっつけ仕事だ!」

との指摘もありました。

適切な表現かもしれません。



あと一週間で町長が変わり、来年には市になる大きな転換期ですから


後手にまわってから、その場しのぎで考えるやり方は変えなくては