ヘアライターのさとゆみです。

 
おはようございます。今日は朝から小1息子氏の探求スペシャル。情熱大陸で紹介されてから、えらいことになってるみたいです。
 
 
今日は、どうして人はヘアスタイル選びに迷ってしまうのか、について考えてみたいと思います。
 
 
 
というのも、いろんな女性と話をしていると、みんな、やりたい髪型の方向性が、あっちこっちいってるんですよね。
 
例えば、
かっこいいのがいいけど
可愛いのもいいとか
大人っぽく見せたいけど
でも老けたくないとか
色っぽいのに憧れるけど
ピュアな感じとか
 
なんかそれ、真逆じゃない? ってことを
よく言われるんですよね。
 
 
結局はどっちの方が、自分にとってより重要か、優先順位を考えるしかないんですが、これ、どういう基準で優先順位を考えればいいのかなっていつも考えていたんですよ。
 
で、ちょいと話は変わるんですが、
 
 
 
先日、こんなコラムを書きました。
 
 
朝日新聞tellingというサイトに連載している書評コラムです。
 
 
↑ぜひ読んでくださいませ。
 
 
ここで紹介したのは、平野啓一郎さんの「分人主義」という考え方で、
私、冗談でもなんでもなく、この「分人主義」の発見って、21世紀最大の発見じゃないかって思ってるくらいのものなんですが
 
 
簡単に言うと
 
 

一人の人間、つまり「個人」は、実はもっと小さな単位の「分人」の集合体でできていて

自分の中にも
会社の仲間用の自分(分人A)
友人用の自分(分人B)
ダンナ用の自分(分人C)
子ども用の自分(分人D)……がある。

それらは、全部「自分」で、相手によって態度が変わるのは、自分の中のどの「分人」で接するかが違うからだ、という話です。

 

この考え方を適応すると、

人によって態度を変えるのは、「裏表があるから」じゃなくて、

人によって、違う自分、つまり「分人」で接しているから、

ということになるんですが

 

 

みんなが、髪型選びで迷っちゃうの、ココだと思うんですよ。

 

つまり、会社用の自分、友人用の自分、妻としての自分、母としての自分、

どの分人にとってベストな髪型を選べば良いかがわからない、というのが、悩みのタネなんじゃないかなって。

 
会社では大人っぽくかっこよくみられたい。
でも、彼の前では可愛く癒し系にみられたい。
 
どっちも本当の気持ちだし、そこが、自分の中でも矛盾するから、どんな方向性にしたいかがわからない。
 
そういうことなんじゃないかなあと。
 
 
じゃあ、そんなふうに、いろんな「分人」がいる中で、何を優先すれば良いのかについては、また書きますね。
 
んでは、また。さとゆみでした。
 
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