弘前大(青森県弘前市)に侵入して現金約3万円を盗んだなどとして、青森地検弘前支部は、窃盗と建造物侵入の罪で住所不定、無職冨永伸二容疑者(52)を起訴した。
 青森県警によると「全国の大学を狙って、100件以上繰り返した」と供述しており、既に窃盗容疑などで冨永被告の逮捕状を取っている秋田、群馬、広島の各県警と連携して捜査を進める。
 各県警によると、冨永伸二被告はスーツ姿で大学を訪問。「事務用品の販売です」などと職員に伝えて大学の建物に侵入し、無人の部屋から金品を盗んでいた。
改造車で峠道を暴走したとして、、道交法違反(共同危険行為)などの疑いで、大阪府四条畷市、自営業長谷川忠弘(40)、奈良県生駒市、無職蒲地和也(26)両容疑者と同乗の店員の女(25)を逮捕した。
逮捕容疑は、改造車2台で大東市内の府道の急カーブで進路変更などを繰り返し、危険走行した疑い。
3人は走行技術を競う“ローリング族”で、同容疑で逮捕した大学生ら2人の供述などから分かった。
長谷川容疑者は「自分の運転テクニックを伝えたかった」などと、ローリング族ごっこを伝える気でいたらしい。
芦屋大学(兵庫県芦屋市)で就職指導を担当していた40代の元男性職員(昨年9月に諭旨解雇)からセクハラを受けたとして、当時4年生だった女性が、元職員と大学を運営する学校法人に330万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴していたことが分かった。
 芦屋大学は「係争中なので具体的な内容はコメントできない」としている。
 訴状によると、元職員は昨年6~7月、就職活動の相談に来た女性を学外に呼び出したり、体に触ったりした。また「僕のこと好きになるよ」「結婚する」などと話したという。代理人弁護士によると、女性は今春卒業したが就職していない。
 芦屋大学広報課によると、元職員は昨年1月から派遣社員として大学の「キャリア支援センター」に勤務。昨年7月、契約職員になった。企業に提出する書類の書き方や面接などの指導をしていた。
 大学は女性の申告を受け、調査を開始。元職員が一部認めたため、諭旨解雇処分にした。
山口県警宇部署は、女性のスカートの中を盗撮したとして県迷惑行為防止条例違反の疑いで、山口県下関市の僧侶小野公裕容疑者(53)を逮捕した。
 逮捕容疑は午後2時ごろ、宇部市のショッピングセンターの衣料品売り場で、買い物中の女性(49)の足元にデジタルカメラを入れた買い物かごを置き、動画を撮影した疑い。
 近くにいた店の関係者が不審に思い宇部署に通報。署員が店内でカメラを持っている小野公裕容疑者を発見した。
兵庫県警宝塚署は、三井住友銀行歌島橋支店(大阪市西淀川区)のお客さま相談課長、古賀祐二容疑者(39)=宝塚市すみれガ丘2丁目=を強姦(ごうかん)致傷と強盗の疑いで逮捕た。
 宝塚署によると、古賀祐二容疑者は午後11時55分ごろ、宝塚市内の市道で帰宅中の会社員の女性(23)を後ろから羽交い締めにし、「声を出すと殺す。服を脱げ」と脅して強姦しようとし、ひじなどにけがをさせた疑いがある。すきを見て女性が逃げたため、服を奪って逃走した疑いもある。
110番通報で駆けつけた署員が、現場から約300メートル離れた路上で古賀祐二容疑者の身元を示す書類が入ったバッグを見つけた。バッグには被害者以外の女性ものの下着が入っていた。
07年1月以降、現場付近では似た手口の強姦や強制わいせつ事件が11件起きており、関連を調べている。