採集マナー① | 美しき自然との約束

美しき自然との約束

主に東京都内でカブトムシ、クワガタムシを主軸に行った採集・観察活動を記録するブログです。
また、ゆくゆくは豊かな生物多様性を有する里山の復興を辿る道程も記していきます。日本の美しい自然、生物を後世に残しましょう。
オオクワガタが住む森を!



こんにちは
むし社などの昆虫ショップの聖地とも言われている東京都中野区に住んでいるにも関わらず、一度も行った事がないRENです


今回のテーマは、道徳・自然保護という事で、実際に私が採集地で感じた事や思った事柄を綴ります


都内23区内での採集となると、其のスポットは極々限られますよね
採集者の皆様も、新規ポイントに於いてはコクワの採集でさえ苦労されている事だろうと思います


つまり、ひとつひとつの公園や緑地に採集者が集中する訳ですね。緑の数と人の数が均衡を保てない状況下では、ターゲットとなる昆虫が減ってしまうのは必然的
近年では、ある種がある公園から姿を消してしまったと言う残念な情報も入りました。
其れは99%人間が招いた惨事で、更に採集者に因る乱獲や森林破壊等が其の大半を占めていると思われます


昆虫を採る事が楽しくて行っている採集活動なのに、何時の間にか其の楽しみを自分達の手で失くしてしまってはいないでしょうか?


モラルのある方は沢山いて、寧ろ極々一部の方の非道な行動に因る事なのは、私も承知しています
其の上で、少しでも多くの方に、現状が生み出す暗い将来を理解して頂きたいと思い、綴る事にしました。


まず、最初に感じたのが樹皮捲り根掘りです


樹皮捲りとは、樹液が出ている部分周辺の樹皮を剥いでしまう事です。コクワガタやヒラタクワガタ等のドルクス属のクワガタは、こうした樹皮の裏側に潜んでいる事が多い為、樹皮を剥いでまで捕獲する方が居る様です。
しかしこの行為は、クワガタが寄り付かなくなる事はもとより、樹液を枯らし、樹を枯死させてしまう要因のひとつです
そうなると、二度と其の樹で採集する事が出来なくなりますね


根掘りも同様です。カブトやクワガタは日中、樹木の根元で休んでいるという情報を得た方が、根掘りをしたまま放置されているのを確認しました。酷い場合ですと樹の周囲の土を1m近く掘ったまま放置している事も
根掘りを全否定はしませんが、掘った後は元通りに土を戻してあげる。其のたったひとつの行動で救われるものがあるのです。


さて、今回はここまでにして、続きはまたアップします
長々と口説い内容となりますが、宜しくお願い致します