よくやく見れた!!



『海獣の子供』





2019年の6月に公開された映画で、

その年の5月にあったギターの発表会が終わったご褒美に見に行こう🎵と思っていたら………


すったもんだで心病みまして(笑)





結局見に行かれなかった映画だったのですが、

今になってようやくNetflixで見れました(*´∀`*)✨🐳💖






いやぁ!!すごかった!!

っていうか、映画館で見たかったー(۳˚Д˚)۳シャー!!!



それくらい絵が美麗で迫力満点!!!





それに私好みの仄暗いゾクゾク感満載(*´д`*)ハァハァ💗






さらにこの作品、名言の宝庫!!

珠玉の名言の数々がまた心を激しく揺さぶる!!





海洋学者アングラード。
この世界に在るもののうち、
僕ら人間に見えているものなんてほんの僅かでしかないんだ。


宇宙を観察する技術が進んでわかったのは、
どんな方法でも観測できない”暗黒物質“があるということ。


(中略)


宇宙の総質量の90%以上は正体不明の暗黒物質が占めている事になる。


僕たちは何も見えていないのと同じだ。


この世界は見えないもので満たされていて、
宇宙は僕たちに見えているよりずっとずっと広いんだよ。






ジュゴンに育てられた少年空(そら)。

僕らは宇宙に似ていると思う。


人間の中には、
たくさんの記憶の小さな断片がバラバラに漂っていて……


何かのキッカケで、
いくつかの記憶が結びつく……


そのちょっと大きくなった記憶に、
更にいろいろな記憶が吸い寄せられて、
結びついて大きくなっていく……



それが“考える”とか“思う”ということでしょう?







そして、

『海のなんでも屋』謎のおばあちゃんデデ。

ときどきね、
誰かに見られている気がするんだよ。
あんたは、ないのかい?
未来の誰かが、
わたし達をのぞいているのかもしれないね……


そんなとき、わたしたちは幽霊だ。
幽霊にもいろいろある。

『死者』の幽霊

      『物』の幽霊と……

   『事』の幽霊……


わたしたちの言った事した事は、
風が水に皺を刻むようにこの世界に痕跡を残す。それは形を変えながら拡がっていく。


鯨のうたの一節に姿を変え……
素粒子の振動の中に受け継がれる。


世界のどこかに永久に記憶された、
わたしたちのした”事“


その痕跡を……『幽霊』と呼ぶ事もある。



ふとした瞬間にわたしたちは出逢うのだ。


過去や未来の”誰か“の記憶に……



(このデデの名言は、原作のコミックの名言なんだけどね。因みに登場人物の中で、私が一番好きなのはこのデデです💗)







『生命』とは何か?

わたしたちはどこから来て、どこへ行くのか?



「海」というフィールドに生きる海獣やそこに生きる人達を通じて、

『自分』という存在を考えさせられるお話でした。





深かった…(๑º﹃º๑)









余談。



私がマスターコースの卒業証書を渡される時に、


BGMに掛かっていた曲が、この映画の主題歌。


米津玄師氏の『海の幽霊』





映画を見た後にこの曲を聴くと、

あの時あの瞬間に、この曲が掛かることがまるで決まっていたかのように思える。




ある”モノゴト“の『終わり』と『誕生』の瞬間。




だからあの時、この曲だったんだ……と感慨深い……(  ̄- ̄)ウーン





風薫る砂浜で

また会いましょう