3月31日大谷翔平選手の試合が早く終わったので、東京大衆歌謡楽団のライブ演奏に行ってきた。浅草神社での奉納演奏は半年ぶり。楽しみに待っていた聴衆の数はざっと400人超くらい。隣の浅草寺は観光客などで大混雑する中、ここ浅草神社境内でも桜咲き誇る中、久しぶりのライブを楽しむ大勢の人たちであふれんばかりでした。手拍子を打ち、身体を揺らしてリズムをとる皆さん、とても嬉しそう。
「満州娘」でスタートし、全20曲ほど、高島4兄弟のパフォーマンスに大満足でした。私の好きなタンゴ調の名曲「待ちましょう」、佐藤ハチロー作詞の軽快なメロディ「夢淡き東京」も歌われ、今日の孝太郎さんの声の伸びは素晴らしく、境内にその美声を響き渡らせたのでした。そんな中、青木光一の「柿の木坂の家」が紹介されたときは、「待ってました」の掛け声とともに聴衆の拍手が一段と高鳴ったのです。そのメロディと歌詞になんともいえない郷愁をそそられ、とても懐かしく、しみじみ聞きほれてしまいました。
今日推薦の昭和歌謡は、その「柿の木坂の家」。
名曲です。ぜひ口ずさんでみてください。
柿の木坂の家 (昭和32年)
唄 青木光一 作詞 石本美由紀 作曲 船村徹
1 春には柿の花が咲き
秋には柿の実が熟れる
柿の木坂は駅まで三里
思い出すなァ ふる里のヨ
乗合バスの悲しい別れ
2 春には青いめじろ追い
秋には赤いとんぼとり
柿の木坂で遊んだ日
懐かしいなア しみじみとヨ
こころに返る幼い愛が
3 春くりゃ忍ぶ馬のこと
秋くりゃ恋し村祭り
柿の木坂のあの娘の家よ
逢ってみたいなア 今も尚ヨ
機織りながら暮らしていてか