築13年。
こちらのサイディング壁面君くんも、そろそろお手入れをする時期がやってまいりました。
抜き取ったコーキング材はこの通り・・・
サイディングの改修工事を頂きまして、コーキングを抜き取りしました。
この場所は大壁と大壁をつなぎ合わせる、大事な大事な壁面間の目地になります。
なんでこのような事になるかといいますと、やはり一番の原因は経年劣化によるもの。
特に木造住宅は独特な動き(目地の収縮)があるそうで、経年劣化によって亀裂が入った。
といった具合です。
では、いったい何年くらいで劣化をするのか??
一般的には、7~10年で打替えが必要と言われているそうです。
もちろん塗り替えを専門的に行っている私たちも、より良いもの。より良い施工で
できる限りメンテナンスのサイクルを伸ばしたいと思っていますが・・・
そんな中、コーキングメーカーも耐久性の優れたものを開発しているようです。
お客様にとっても、施工者にとってもありがたいことです。
↓ 今回は、オート化学工業 オートンイクシード15+を使用しました
今回の改修案としまして、より高いレベルでの耐久性を求めて工事案、施工方法を考えました。
その中の一つ、コーキング材はオート化学工業 オートンイクシード15+での施工となります。
このコーキング材の特徴は、5~7年で打替えかえの必要性のあったコーキング部分を
耐久性を高め、15年~20年サイクル(ターゲットメンテナンスを20年としているところは驚きです)
での打替えかえを提案しているコーキング材です。
このコーキング材と、塗り替え塗料にマイルドSDサーフエポ+フッ素樹脂を用いた塗り替え方法。
塗り替えの施工方法には、ちょっと手の込んだ多色仕上げを行いました。
【施工内容】
コーキングの打替え、サイディングボードの多色仕上げ
鉄部、天井、その他 フッ素樹脂での仕上げです
まずは既存コーキングを抜き取り、特に重要な工程ですから丁寧な施工を心がけました。
カッターナイフでカリカリ・・・と。
既存コーキングの撤去具合で数年後の劣化合いが違うそうですので、特にこの工程では
念入りに念を重ねました・・・
新築時より若干の収縮もあったようで、概ね10mm~15mmの壁面目地が現れます。
コーキング目地は大きければ大きいほど、材料自体の伸びちじみがしやすくなりますのでこれはこれで良しとします。
コーキング材をたっぷりと充填しまして、このような目地廻りとなりました。
今回の工事では、コーキング材を先に施工する「先打替ち」となります。
コーキング材の上に塗料をのせていく方法です。
逆に、壁面を仕上げてからコーキングを後に施工する「後打替ち」などと呼ばれます。
*どちらも一長一短ありますので、後にご説明したいと思います。
下塗り材には、弱溶剤系のサイディング塗り替え専用塗料「マイルドSDサーフエポ」を使用しました。
*傷んでいるサイディングボードを蘇らせるには、効果絶大です!!
↑ 下塗り中(マイクロファイバーローラーでペイント中)
上塗り材は弾性系のフッ素樹脂で塗装です。
「弾性クリーンマイルドフッ素 」を使用しました。
通常はこの工程を終えると同時に「仕上がり」となるのですが・・・
今回はサイディングボードの模様を活かし、もうひと手間をプラスしました。
凹凸の部分で色分けとなります。
手直しでは、ハケよりももっとスモールな、こんな筆なんて使ってみたり・・・
この色を使用した面に関しては4回塗りでの仕上げとなります。
その他の部位もフッ素樹脂塗装を行い、仕上がりとなりました・・・
ひと手間ちょいとプラスするだけで、サイディングボードの表情が豊かになりました。
たったひと手間、されどひと手間・・・
次のメンテナンス時期が来るまで、ずっとずっと長持ちしてくれますように!!
と、願いを込めて施工させて頂きました。
「もっと美しく、もっとタイルらしく・・・」
~私たち佐藤塗装店は、サイディングをタイル調に施工する塗り替えの専門店です~
東京23区、川崎市、横浜市の「塗り替え専門店」
佐藤塗装店では私たちができる「塗装」を考え、お客さまに最高のサービスで
お応えできるように、スタッフ一同 頑張っていきたいと思っています。
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