代ゼミの夏期講習の案内書が公開されているようですね。ここでは、オススメの講座の取り方や、私の受けた夏期講習の紹介などについて書いていきます。

 

割と代ゼミ生向けの記事になっていますが、外部の方はとりあえずオリジナルゼミを取るのがオススメです。職員に聞きにくいことなどあれば分かる範囲で答えるので、何かあれば質問箱などにお願いします。

 

私は夏は多めに講座を取るべきというスタンスです。意外と夏は長くて後半ダラけがち(私はかなりダラけてしまいました。。。)なので、夏だけで15講座ぐらい取ってもよいのではと思います。日曜日など授業がない日に勉強をサボった経験のある人はけっこう危険だと思うので、講習をうまく利用して勉強のリズムを作っていけるとよいですね。サテラインを上手く利用して4日間に分けて1つの講座を受けるなどして、強制的に校舎に来る日を増やすのがおススメです(もともと代ゼミの講習はそのように4~5日に分かれていたようですが)。

 

講師と相談しよう

この通りです。この記事でオススメ講座などは書きますが、まずは誰でもいいので各科目、好きな先生と夏期講習の取り方などについて話してください。夏に何をすべきか明確になるはずです。

また、担任などの職員も毎年の人気講座や講座の取り方を把握しているはずです。とにかく誰かと相談するのがよいです。

 

理系は理科を!!

普段習っている先生の講座を夏も取るのがよいです。物理なら『漆原晃の物理〈夏の電磁気特講〉』などです。秋以降の忙しさ(特に英語や数学のテキストの難易度UP)を考えると夏は理科を完成させておきたいので、各科目2つずつ以上取る価値はあるかと思います。また、物理の電磁気は夏以降でしか扱っていないので、夏のうちに演習量を積みたいところです。

 

(プチ情報1)藤原先生の気体の講座は、代ゼミ夏期講習の中で全科目中受講者数1位だった時期があるらしいです。

(プチ情報2)漆原先生の講座は授業で扱う演習問題に加えて自習問題が30問ほど付録でついているのですが、それらを2周したことを漆原先生に報告すると先生のボディビルダー時代の写真を少し恥ずかしそうに見せてくれます(笑)。

 

数学の講座の選び方

札幌なら大林先生、大山先生から言われると思いますが、数学の講座は大学名で選ぶべきではないです。分野ごとに分かれている講座が多いので、大学名ではなく中身を見て講座を選ぶとよいです。例えば、『名大文系数学』は場合の数・確率を扱うので、名大志望者でなくても場合の数・確率の対策をしたい人は受ける価値が大いにあると思います。

 

オリジナルゼミに注目

『◯◯大◇◇』『共通テスト◇◇』といった講座に目が行く人がいるかもしれませんが、代ゼミテキストといえば講師による付録です。講師が作っているテキストはどれも個性的で、加えて巻末には参考書として売れるレベルの付録がついていることが多いです。なんとなくで大学別講座を選ぶより、講座のレベルの横に「オリジナル」と書いてあるものを選んでみるとよいです。英語なら西谷先生、仲本先生、佐々木先生、富田先生、佐藤(慎)先生などのテキスト見本を是非見てみてください。たぶん引くと思います(笑)。他の科目も気になるものはテキスト見本を見てから受講を決めるとよいです。

1学期に単科を受けていなかった人は多いと思いますが、付録が2学期以降に使える場合があるので、夏期はお気に入りの先生のオリジナルゼミを取っておくとよいと思います。例えば、英語の佐々木先生の講座では読解原則や情報構造のルールが付録に付いてくるので、かなり重宝するはずです。

 

共通テスト対策講座

取るならオリジナルゼミで、中身を見て判断するのがよいかと思います。例えば古文なら漆原先生、漢文なら北澤先生、地理なら武井先生あたりでしょうか。

夏は二次試験対策を扱い、冬にオリジナルゼミが共通テスト対策になる講座も多いので、夏の共通テスト対策はある程度放置で、冬に詰め込む感じでもよいかもしれません(毎年そういう人は多いようです)。ただ『漢文無双』など付録が使えそうな講座は夏期に検討する価値アリ

ちなみに冬のネタバレですが、国数英の共通テスト対策講座はテストゼミになります。特に札幌では大林先生のものは例年大人気です。

 

前年度講座も受けられる?

代ゼミは速習という制度があるので、実は夏期講習だけでなく前年度の2学期の授業や、冬期講習も映像で受けられます。夏期で気になる講座のない人はそのあたりを検討するのもアリかと思います。

 

攻めるなら夏

冬になってから独特な先生を受けても慣れるのに時間がかかるため、新しい先生を受けるなら夏がチャンスだと思います。是非色々な先生を受けてみてください。

やや背伸びした講座も取るとしたら夏が最後です。札医大数学とかは北大理系コースの生徒でも受けていた人が割といた記憶です。私は興味本位で荻野先生の講座を受けましたが、冬だと予習・復習が追いつかなかったと思います。

 

医学部数学特講テストゼミ

札幌限定ですが、医学部志望者でなくても理系は全員必須と言ってもよい講座です。私は冬期II期に受けましたが、夏期も受ければ良かったと少し後悔しています。

1日に2コマ連続であるうち1コマ目がテスト、2コマ目が解説となっています。テストは学習アドバイザーか大林先生が添削して、翌日に返却されます。平均点や得点分布も公開されるので、自分の立ち位置を知ることができます。問題のポイントだけでなく、答案の書き方や解き順のコツ、時間の使い方など、そのあたりの解説がかなり実践的でオススメです。

他の講座より料金が少し高いですが、15講座プランが適用されるので、それを申し込んでいる人はお得になります。ちなみに15講座プランで思い出しましたが、冬には10講座プランなるものもあります。

 

以下、実際に私が受けていた講座について書いていきます。合計で9つ受けましたが所属コース内では多い方だったようです。ちなみに1つも受けない人も毎年いるみたいですね。

個人的にはオリジナルゼミをもう少し取ればよかったと反省しています。

何故か口調が変わりますが、気分です笑

 

受けていた講座紹介

英語

『北大英語』新井田先生

新井田先生が北大の過去問、前年度の北大プレの問題を解説する講座。合計2年分の北大型の問題を扱う。授業後は自由英作文の添削も受け付けてくれる。札幌では吉村先生、大矢先生でも同名講座を受けられる。

 

数学

『大林の深化する数学〈確率編〉』大林先生

大林先生の札幌のみのオリジナルゼミ。難易度は基本〜標準レベルなのでこの分野が苦手な人はけっこうオススメ。現役生も多かったと思う。全然わからない問題があったので、大林先生とかなり長く話した記憶がある。

夏期講習前に大山先生に場合の数・確率対策について相談したところ、この基本的には講座で良くて、余裕そうなら『名大文系数学』を取ると良いって話をしてもらった記憶がある。

 

『北大理系数学』大林先生

北大理系数学という名前なので北大の問題も扱うが、中身的には数学Aの図形分野対策の講座。「北海道の高校入試は図形問題のレベルが低いから、この講座は北海道でしか成り立たない」とか大林先生が言ってた記憶。

 

『天空へのハイレベル理系数学III』荻野先生

代ゼミといえば接点tだと思ったので、ノリで受けた。中身は東大・京大などの最新の入試問題の中から、試験場で解けないといけないレベルのものを集めた感じ。付録は分厚く、150ページほど。荻野先生の雑談は一度は聞いておきたい。

 

物理

『北大物理』漆原先生

漆原先生の北大対策講座。力学と電磁気を扱う。テキストには付録で漆原の解法まとめノートもついてくる(下の電磁気の講座も同じ)。

夏の学習についてだが、先生曰く北大志望者は夏までに『最強の99題』まで仕上げてほしいとのこと。

 

『漆原晃の物理〈電磁気〉』漆原先生

漆原先生の電磁気対策の講座で、毎年の人気講座。漆原先生に夏期の相談に行ったときに、「夏は電磁気を仕上げてほしいから、この講座がオススメ」みたいな話をされた記憶がある。先生のブログを見る限り、受講生は力学・熱力学編と電磁気編を両方取るのがオススメのようである。自分は力学・熱力学編も取りたかったが、確か『北大英語』と被ってた記憶(今考えると映像で受ければよかった)。

自習問題は秋ごろに2周したので昔の漆原先生の写真を見せてもらった。写真のためだけに勉強する価値はあると思う。なお、力学・熱力学編とは見せてもらえる写真が違うらしい。受講生は両方見よう。

 

化学

『北大化学』岡島先生

学期中は岡島先生の北大化学を受けていたので、夏期も受けた感じ。テキストも岡島先生が書いてる。中身は気体とか反応速度で、北大の過去問多めだった記憶。

 

『入試化学突破のバイブル〈理論・無機〉』

『入試化学突破のバイブル〈理論・有機〉』亀田先生

※亀田受講生は講習必須

個人的には祭りみたいなノリで受けた。札幌では2つの日程があるが、前半は60人教室がほぼ満員、後半は15人程度だった。自分は後半で受けた。

理論・無機編と理論・有機編を同じ日に取ると実質4コマぶち抜き。お察しの通り雑談で大延長をする。亀田先生は午前と午後で違う服を着てくるのでそこも見どころ。先生はその日のpointを朝早く来て黒板に書いているので、朝は遅くても8:15くらいには教室にはいた方がよい。テキストは書き込み式で、亀田先生らしさ全開。やや複雑な図もあるので、清書する人は授業前にテキストのコピーを取っておくのがオススメ。

 

 

以下はお役立ち?リンクなどです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

可能な範囲で答えるので、何かあれば質問箱にお願いします(Twitterで回答しています)。