自分の受けた講座を中心に書いていきます。

講習の取り方のコツなどは夏期とも重複する部分もあるのでそちらも参照してもらえればと思います。



基本的にはこれまでに受けていた先生の講座を受けるとよいです。クセが強めの先生は冬期に受けるには大変だと思うので。また、迷っている講座はテキストの見本を積極的に見るのがオススメです。講座案内書にはない付録の存在が明らかになるかも。

自分は後悔?のないように気になる講座を受けまくっていた結果、クラスでも断トツの受講数だったようです。皆さんは自分に必要な講座を受けましょう。


◯共通テスト直前テスト(3学期)について

本科生は既に申し込みがされていますが、1月〜共テ前に直前テストがあります(案内書にも紹介あり)。時期が時期なので、全部出ている人はあまりいなかった印象です。テストだけ受けて解説をもらって退室してる人もいました。個人的には古典の漆原先生の話が直前期に聞くには良かったです。解説は好きな先生のところだけ出てもいいのかなと思いました。

 

冬期は総まとめ系の講座が多いですが、分野に絞って基礎を確認したい人は夏期の講座を映像で受けるのもよいかと思います。

 

冬期I期

英語

Perfect English〈読解攻略法総集編〉』佐々木先生

冬期には自分はすっかり佐々木先生の虜になっており、受けるしかないな、という感じで受けた。付録は「情報構造のルール」「論理展開・因果関係の標識(Discourse Marker)」「読解原則パターン別総整理」「多義頻出単語」だった(付録のみで合計86ページ)。

 

『共通テスト英語リスニングテスト』谷川先生

リスニングを勉強するモチベがあまりなかったので受けた。自分はそこまでリスニングが得意な方ではなかったがこの講座内では満点近くとれたので、難易度はあまり高くなかったような気がしている。リスニング対策として気になる人が多い講座だと思うが、無理に受けなくてもよいと思う。

 

『ハイレベル英作文』小倉先生

同じく小倉先生のII期の講座『一生モノの英作文術』よりは自由英作文の割合が多そうだったのでこっちを共通テスト後に受けた。II期は大矢先生の『大矢復の英作特講』(北大型の自由英作文を演習する講座)があったのになぜこっちを受けたのかはよく覚えていない。なお『一生モノの英作文術』から今年の北大に的中していたようである。

 予習重視の講座で、授業では小倉先生が事前に対面の生徒から集めた英作文を添削しながら進めていく。付録として「エッセイライティングの書き方」「エッセイライティングで使えそうな語彙集(例文つき)」などが合計42ページほどついている。

模範解答はTeamsにアップロードされていた。

数学

『大林の深化する数学I・A・II・B<共通テスト編>』大林先生

 基本的には次項のテストがオススメで、各分野をもう少し深く学びたい人はこちらもよいだろう、とのことである(大林先生談)。普段の大林先生なら教えない公式も「点取れりゃいい」と使いながら問題を解いていく姿は新鮮。


『共通テスト数学I・A・II・Bテスト<Over180!>』大林先生

札幌校の冬期I期はこれで決まり。毎年の人気講座で、日程によっては〆切になる。問題は藤田先生が中心に作っているようである。問題は難しめで、本番前に打ちのめされる経験ができるだろう。年明けの日程では現役生が多く、「こんな計算もできないのか!」と大林先生がブチ切れているらしいので、気になる人は覗くとよい(本人談)。なお、去年は<Score200!>という講座名だった。

 

国語

『共通テスト古典』漆原先生

問題はやさしめ。が、うるCの解説なので得るものは多い。基本的には次項の『古典絶頂』でいいと思う。

 

『古典絶頂!うるトラC<共通テスト対策>』漆原先生

個人的にはこれがかなり良かった。短文を中心に精読が学べる。

 

『青木の新現代文研究LAB<究極の速読力と解答力>』青木先生

 付録は青木先生独自の読解公式つき。「お守り」も授業中に公開するパスワードを入力すると先生のHPから見ることができる。クセの強い先生なので、普段他の先生を受けている人はその先生の講座でもよいように思う。


化学

『入試化学突破のバイブル<理論・無機>』入試化学突破のバイブル<理論・有機>』亀田先生

おなじみ亀ちゃん。通期の受講生は必須。この時期に清書するには量が多いので、テキストのコピーをとってそれに清書するのもよいだろう。

 

『藤原の化学スーパートレーニング<理論化学編>』『藤原の化学スーパートレーニング<無機有機編>』藤原先生

共通テスト予想問題と二次型の問題を演習できるので、藤原先生の受講生は受ける価値あり。藤原先生は冬期から受ける先生ではない(と思う)ので、他の先生を受けていた人は受けなくてもいいと思う。問題はやや難しめ。

自習用に、基本事項の確認問題が解説つきで各講座20題弱ついている。

 

『北大化学』岡島先生

無機・有機分野の北大の予想問題演習で、自習用問題18題つき。案内書には載っていないが、去年は岡島先生作成の共通テスト予想問題を1日目に配って2日目に解説してくれた。

 

冬期II期

II期の講座は共通テスト後にも受けられるので、基本的には急いで申し込む必要はないです。ただ、漆原先生の『受験物理の完全包囲網<全分野・全解法>』では全分野の解法まとめノートつきなので、付録が使えそうな講座は先に申し込んでおくのもアリだと思います。

札幌校限定の講座は札幌校で印刷しているらしく、ペラペラの紙をホッチキスで留めただけの少しさみしいテキストが渡されます。

 

数学

『北大理系数学予想問題演習』大林先生

自分は大雪の関係で対面で受けられず、映像で受けた。予想問題を2セット演習でき、北大志望者にはかなりオススメ。札幌校の生徒は去年の北大再現答案分析データがもらえるが、小問ごとの合格者・不合格者の正答割合などが細かく載っている。

 

『医学部数学特講テストゼミ』大林先生

講座名に「医学部」と入っているが、北大志望の生徒を主眼に置いているようである。北大以上を志望する人はこの講座がオススメ。自分と同じ北大理系(演習強化)クラスの人でこの講座を受けていた人が4~5人ほどいたが、その人たちは全員北大に受かっていた。


↓夏期に書いたテストゼミの紹介より

 1日に2コマ連続であるうち1コマ目がテスト、2コマ目が解説となっています。テストは学習アドバイザーか大林先生が添削して、翌日に返却されます。平均点や得点分布も公開されるので、自分の立ち位置を知ることができます。問題のポイントだけでなく、答案の書き方や解き順のコツ、時間の使い方など、そのあたりの解説がかなり実践的でオススメです。


 

物理

『北大物理予想問題演習』漆原先生

北大の予想問題を力学・電磁気・波動・熱のそれぞれの分野から1題ずつ演習ができる。

先述の『北大理系数学予想問題演習』同様、自分は大雪の関係で対面で受けられなかった。映像設置講座ではないことから、漆原先生からは板書メモのコピーを頂けた。せっかくなのでブレイクタイムのお話もお願いして講師室で聞きました


『受験物理の完全包囲網<全分野・全解法>』漆原先生

先述の通り、全分野の解法まとめノートつき。他にも「そのまま出るぞ! 証明系問題全チェックリスト(永久保存版)」がついてくる(全48題)。付録は合計209ページの超大作。問題は標準~やや難。漆原受講生は直前期にこのテキストをやり込むとよいだろう。


化学

『ラジカル化学<志望校へシグマ結合せよ!>』亀田先生

 年間最後の亀田先生の講座で、毎年この講座で着る服や、する話は決まっているようである。最終コマは1時間の大延長だった。


『北大化学予想問題演習』岡島先生

北大の予想問題を2セット演習できる。受講生は5~6人くらいだったと思う。



◯他、受けていないが気になっていた講座など


『地理どすこい 潜考編 <貿易、地誌問題対策>』武井先生

人気の武井先生による共通テスト対策の講座で、小さい教室がほぼ満員だった。


『大林の深化する数学IAIIB <直前完成編>』

『大林の深化する数学III<直前完成編>』大林先生

II期の講座について共通テスト後に大林先生に聞きにいったところ、この2つについては「もう新しいことはやらないので受けても受けなくてもよい」とのことだった。特に数IIIの講座は共テボケのリハビリ用のようである。


『北大理系数学』大林先生、大山先生

北大などで頻出の微積・極限の講座で、他大学志望者でもそこを対策したい人は受けていた印象。


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