こちら、
引き続き妄想のお話となっています……
事実と事実の間を、
好き勝手に埋めている、
単なる個人的な妄想ですので……
ご理解いただける方のみ、
お読み下さるようお願い申し上げます……
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<変わったこと…>
3枚目となるシングル『台風ジェネレーション』
今月末に、
まだ、
横浜アリーナでの、
ファーストコンサートを残したまま、
先のコンサートの準備にかかることになって。
3枚目のシングルっていってもさ。
まだまだ、
曲が足りないから……
結局、
先輩の曲を歌わせてもらうんだけど。
でも、
こうやって、
少しずつ曲が増えてくのがさ、
実感できて……
いつ、
自分達の曲だけで、
コンサートができるようになるだろう……って、
楽しみなのと………
もっと言えばさ。
いつかさ、
自分達の楽曲が多過ぎて、
「もう選べないやー」
みたいに、
お手上げになるくらい
選ぶのに苦労する………なんて……(笑)。
そんな未来があったらいいな……って。
そこまで、
嵐を続けることが、難しいことなんだけどね……
「大阪、楽しかったねー」
打ち合わせの途中、ふとまぁくんが言うと、
「楽しかったねぇ。俺さ、初めて、コンサートを楽しんだ気がする」
翔くんが、そう言った。
それは、
俺も感じていて。
自分達を表現する為に、
つくっていくこと────
どう見せようか。
どうしたら喜んでもらえるだろう。
そんなことを考えてつくったコンサートで、
お客さんの笑顔を見ると、
何か、
それで、
寝不足で頑張ったのも報われる気がする(笑)。
「俺は、歌って踊るだけだと思ってたよ……」
ニノが言うと、
「俺もそう」
翔くんが頷いて。
「自分達でつくるとさ、ほんと、いろんなことできるよねー」
まぁくんも、そう返す。
「ま…そう。いろんなことできるしね」
「それが面白いよね」
「自分達の色が出るもんね、そこに」
相葉ちゃんの言葉に、頷いたニノが。
「コンサートは何でもありだね」
ふと、
そう言った大野くんに。
「………何でもありではないだろ、そこ」
と、
ツッコむのに、
ちょっと驚いてる大野くん……(笑)。
また始まった…って、感じで。
口を隠してはいるけど、
隠せないまま、にやにや笑ってる翔くん。
「そこ、ちゃんとあんだろ。秩序」
「……ちつじょ……そう、だね」
ニノに詰められて、
戸惑って、
たじろいでる…っていう感じを見せる大野くん。
この大野くんが、
俺、すごいと思ってるんだよね……
何か、
何だろ……
演技っぽい、ちょっと。
だからさ……
途端に、
何か、コントみたいになる……(笑)。
「秩序の意味、言ってみ」
「………え?」
「言ってみ。秩序って、何?」
ニノに言われて、
「ちつじょ………ま、あれだよね……」
「どれだよ」
「大ちゃん、頑張ってー」
相葉ちゃんに言われて。
「───整う……ってことだよね?」
絞り出した大野くん。
「……整う?」
ニノが、
眉間にシワを寄せたのと、同じように、
俺の頭の中にも、
いろんな整う……って言葉が、ぐるぐる回る。
………え、整う……?
「……(笑)。何それ……どういうこと?(笑)」
翔くんが、
聞きながら、もう笑っちゃってて。
「”まえーなれ!休め!” って、やつでしょ?」
そう言った大野くんに。
「え、何て……?(笑)」
「……(笑)リーダー、え……どういうことですか?」
「それ何か……違くね?」
俺ら3人が口々に言ってる横で、
まぁくんだけ、
「あぁ~」みたいな声を出した。
「分かるでしょ?」
「分かる分かる」
「あれだよね」
「そうだね。”右向け、右” みたいな」
「そうそうそうそう」
2人で、
何か妙に盛り上がってる……(笑)。
「いや……(笑)。何か、ちげーって(笑)」
俺が言うと、
「でも……大きく言うと、そうだよね?」
な、
まぁくんに、
「ね?そういうことだよね」
と、
満足気な大野くん。
大きくって、何?
「乱れなく、きちんとしてる……とか、そういうこと?」
翔くんが、
大野くんに訊ねるように、そう言うと、
「そうそうそうそう」
めちゃくちゃ嬉しそうに、笑った。
嵐ってグループ。
この5人になったけどさ。
俺は、さ。
最初、
3人グループを作るんだって思ってた。
翔くんと、
ニノと、
あと、誰か……
Jr.の中で、
滝沢くんが、
1番有力だって言われてたんだけど……
本人は、
どうやら、
自分がやるよりも、作る方が好きみたいで……
滝沢くんの家に、
めちゃくちゃすごい、
ハイテクの編集機材があって。
映画みたいなやつを、よく作ってた。
俺も、
そういうの楽しくて、
何回か、
一緒にやらせてもらったんだけどさ………
ニノとか、
相葉ちゃんも一緒にね。
そんな中でいたから。
デビューする為のグループって言われても。
ま、
そこに俺が入るとは、
夢にも思ってなかったんだよね……
ちゃんとしたことは、
ギリギリまで知らなかったから。
もっと上に、
先輩は沢山いるし………
そんな先輩達と一緒にいた大野くんとは、
ほんとに、
ほとんど関係性がなくて……
あまり話したこともないし、
何となく、
無口でおとなしい人だと思ってた。
だけどさ。
同じグループになって。
最近、
よく一緒にいるようになって。
その見た目からくる第一印象とは、
全然違う人だって分かった。
面白いんだよ、ほんとに(笑)。
話す言葉もだけど……
何て言うの……?
その、間……っていうか、さ。
醸し出す空気……?(笑)。
何か、
そこにいるだけで、笑っちゃうんだよ(笑)。
って、
前に言ったら。
怒るかと思ったら、
無言で笑いながらサムズアップして、
頷いてきた(笑)。
それもよく分かんない(笑)。
だからね。
敬語もいつしか無くなったよねぇ。
だって、
今はマブダチだもん!(笑)。
って、
みんなの前で言ったら。
「仲良くなったら敬語いらないの?ダメでしょ!親しき仲にも礼儀ありでしょ!」
とか、
ニノに言われたけど……
え。
ニノにだよ……?(笑)。
何か、さ……
ちょっと前の雑誌の取材で……
リーダーになったばかりの、
大野くんのことを聞かれたことがあって。
正直、
他の3人に比べると、まだよく分からない……
っていうのがあるんだけど……
でも。
何となく、さ。
嵐っていう、
グループの空気がいい気がするのは、
気のせいじゃないと思う。
一緒にいると、
何か、
頑張らなくていい自分を認められる……
「ねぇねぇ、次はさ、コントみたいのやんない?絶対、面白くなると思うんだよねー」
まぁくんの言葉に、
「コンサートでコントって……何でだよ(笑)」
「1個のコーナーにするってこと?」
直ぐさま反応したニノと翔くん。
「オーディションコントみたいの、面白くない?」
まぁくんが続けて言うと、
「オーディションコントぉっ!?!?」
「オーディションコント!?」
声を揃えて、
目を丸くする2人……(笑)。
どう返したらいいか考えてると───
「………面白そうじゃない?やってみようよ」
何だろう。
リーダーじゃないって、
頑なに、
今も言い続けてるけど………
やっぱりね、
こういうことなんだと思う。
コントをいかに面白くするか……
めちゃくちゃ楽しそうに話し出した4人に。
まだ、
来週には、
ファーストコンサートがあるんだけどな……
そう思って4人を見てると、
何か、
おかしくて………笑えてきた………(笑)。