ゴールデンウィークも、

終わる頃かと思いますが……



こちらは、

もう少しお付き合い下さると嬉しいです……



こうだったらいいな……(笑)。



を、

勝手に妄想したお話です。



事実事実の狭間を、

好き勝手に妄想しまくってるお話です(笑)。


ただ、それだけです。




そこのところを、


ご理解いただける方のみ、

お読み下さるようお願い申し上げます……(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)
















  ♪🎶♪🎶♪🎶♪🎶♪🎶♪🎶♪🎶♪🎶
















<これが今の嵐>


「いや……それ何で?」
「え?」
「何やってんの、それ」
「……あ、これ?(笑)ズレちゃうんだよ」
「え……何?」
「ズレちゃうんだって……(笑)」
「…………」
「何か言えよー(笑)………ちょっとー」


相葉ちゃんに聞くだけ聞いて、

あとは知らん顔して、こっちへやって来たニノ。



「ね、おかしくない?あんなにジャージって上げるもん?」



休憩ってなっても、
まだバク宙の練習中だった相葉ちゃん。


何だろ……?(笑)。

ジャージのパンツのゴムが緩いのかな?(笑)


跳んでまわる度に遠心力でズレて……
1回1回、胸の下まで引っ張り上げてる。


いや、
でもあれって……

「危なくないの?」


バク転もできない俺が言うのもなんだけど……

走って来て、
ロンダートからバク宙にいく…

っていう技らしいけど……



もう、
俺からしたらさ。

マットも何にもないとこで、
そんな練習してる…ってことが信じられないよ……

いや、マジで。


「危ないだろうね」
 
さらっと答えるニノ。



しかも、
あんなに勢いつけたら、

俺、
余計に怖いんだけど……



でも、
ニノ曰く、

「勢いがついてる方がやりやすい」

んだとか……



ま、
それは、
そうなんだろうけどさ……



それは、
できる人の理論だよ。





そういや。

大野くんもJr.の頃、
側宙とか前宙やってんの、よく見かけたな……


前宙は、
バク宙より難しいって言われてるらしいけど……


「側宙は、側転ができたら多分できるよ」


なんて、

そんな言葉に乗せられて、

1回、
挑戦しようとしたけど………


え、
手をつかない側転って、何!?


もう、
動けなくなって固まってる俺を見て、

大野くん、 
お腹抱えてケラケラ笑ってたっけ………




できる人の理論は信じるべからず………





「あー、怖ぇ~」

やっと休憩することにしたのか、

パンツを上げながら、
こっちへやって来た相葉ちゃん。


「ゴム替えなさいよ」

ニノに言われて、

「忘れてたのよ、このパンツのゴムが緩いの。違うの持って来りゃよかったー」

ニノの横にドカッと座って、

「失敗したー」

とか言った相葉ちゃん。


「ま、脱げたら脱げたで、それもエンタメだしね」
「それもそれでね」

って、
ニノに同意してる……(笑)。


いや、
ちっともエンタメじゃねーし(笑)。


しかも、
見てんの、俺らだけだし(笑)。





「あ、ねぇ、ちょっと衣装見てくれる?」

休憩してるテーブルに、
松本が衣装のデザイン画を纏めて持って来た。


その中で、
異彩を放ってる大野くんの『雪国』衣装……(笑)。


「完全に巫山戯てますよね?(笑)」
「どうやってデザイナーに言ったの、これ(笑)」


ニノと松本に言われて……


「ちゃ……(笑)違うよ、マジメなんだって……(笑)」


言いながら笑ってる大野くん。


「マジメに巫山戯てますよね?」
「今回の俺の………コンセプト……?」


そこ聞くなよ(笑)。


「………が……それなの」


大野智『雪国』
って書かれた紙には、


ギラギラと光る素材……
とか、
書かれてる白と銀をメインにした、
スーツのデザインには、
どデカい蝶ネクタイがついていた。


「やってんな、これは」
「これはやってるよね」

な、
ニノと相葉ちゃん。



「いや(笑)……やってないって」

「こいつ、1人で目立とうとしてるよー。こんなとこで」
「ちゃ……違う違う(笑)ちょっと、聞いて」
「何よ」


ニノに言われて大野くんが、

「あの……実は……」
「実は?」
「『雪国』をやるのに、3人に手伝って欲しいことが、ある、ん……だよねぇ………」

言われて、

「手伝う?」
「何?」
「何を?」

俺以外の3人の目が、

何だかちょっと嬉しそうな……
面白いものを見つけたような目になる。


「あんね……『雪国』歌う時にさ、ちょっと、演出として……コント…っていうか、小芝居みたいの、やりたいんだよね」

「小芝居!?」

相葉ちゃんが驚く。

「うん。ま、歌を表現するようなやつ……」

「もう、完全お笑いじゃねーか(笑)」
「ま、そうなんだけど……(笑)それを、3人でやって欲しいの」



え。
待って。
待って。

「ね……俺は?俺は?」

気になって聞いてみると。
きょとんとした顔でこっちを見る大野くん。


「………え。だって翔くんは、俺の前に歌ってるから………無理じゃない?」

とか、
あっさり言われて。


いや、ま、
そりゃ分かってるよ。

確かにそうだよ。


でも。
その楽しそうなやつ、俺も混ざりてー。


「はい、ダメー」
「はい、さようなら─」


ニノと相葉ちゃんに言われて、

演出上、
よくあることなのは分かってるけど………


地味に疎外感……


俺が落ち込んで見えたのか───


いや、
ま、
実際、ちょっと落ち込んでたけど……


「あ、じゃあ、さ。ソロ、一緒に踊ってよ」

急に言われた。


「………え。ソロ?」
「うん」


いやいやいや、

大野くんのソロを一緒に……って、
それは無理だろ!


「いやいやいや、それは……」

俺が言いかけると、珍しく被せてくる。

「相葉ちゃんのソロだって、ニノがギターで参加するんでしょ?」

「ん、そうだね」
「そうそう、コラボするよ」


いや、
ま、それはそうだけど……


そうしたら。

「あ、分かった。4人みんなでバックについてよ」


え。
4人で………


「それ、可能なの?」

と、
ニノが松本を見る。

進行上、できるの………?



「えーっとね……」

と、
ホワイトボードを振り返った松本。

「前後を考えると………ここ、ニノ、俺、大野くん……のソロの流れだから。まず俺は無理だし……次の『HORIZON』1番に出るまぁくんは、ま……多分、頑張っても無理だよね」

って、
松本のそんな言葉に、

「えー!ほんと!?マジかぁー!がぁぁーん……」

とか、
大袈裟に頭を抱えた相葉ちゃんと、


「あ、そうなんだ……」

まさかの速攻却下に、大野くんが苦笑いをした。



 

衣装合わせで、

ハットを選ぶ中、
鏡の前でポーズを決めてこちらを見るニノ。

「何なに、これ(笑)『まいったね…』?」

俺が聞くと。


「そうそう。『まいったネ 今夜』の衣装」
「いいね、これ。かっこいい」

と、
鏡に映るニノを覗き込んだ、
松本と大野くんは、

何故か、
歌と歌の間のパフォーマンスの練習中、

急に2人で、
社交ダンスみたいに、
ホールをくるくる回り出したし……(笑)。



相葉ちゃんは相葉ちゃんで、

エアギターを弾きながら、
何かを考え中みたいで、リハ室を徘徊……


バク宙の練習の為なのか、

大野くんに柔軟を手伝ってもらって、
痛さに顔をしかめて……2人で爆笑。



ど真ん中に、
ペットボトルを並べて、

ニノが、
キックボードで爆走してひっくり返ってるし……(笑)。
 

いやいや、
え?

何で、
ここでキックボード乗ってんだよ!(笑)。





振りの確認中。

モニターを見ながら、
ニノと大野くんと話してて、

「ここどうなってんの?」

って、
大野くんの顔を見たら、

手が伸びてきて俺のほっぺを擦っていく。

「………何かついてた?」
「うん。あれ………取れねーや」

で。

痛いくらいに、
めちゃくちゃごしごし擦られて──


何?(笑)。
そんな取れないようなもんついてたの?


「取れた」

満足したのか、
そのまま、またモニターを見出す。

何ついてたのか、教えてくれ……と、思いつつ。


「ありがと」

って言うと、

「ん」

短く返事した大野くん。



「───あ、ここ!ちょっと見て」


後ろから来た松本が、
突然、映像を停止させて。

「ここ、こんな動きしてんのよ。少年隊さん………どう」

スローモーションで動かすと──


いつの間にか隣にいた相葉ちゃんが、

「うわぁ、やべー。え、これやんの?」

不安げに呟いた。



「これ、俺らと同じくらい……?」

その大人な感じの色っぽいダンスに、

思わず、
俺がそう言うと───


「この頃、多分……そうだね」
「リーダー・大野智と同じくらいなんじゃない?」

ニノと松本が小さく頷く。



何となく、
目が合った大野くん。


無言で2人見つめ合ったあと………




何故か、
下唇を突き出して変顔を見せてくる………(笑)。


何なの、いったい……




色っぽいダンスを見せる、

この頃、
今の俺達と同世代の少年隊の3人。



「やべー」
「マジか……」
「こんなんできる……?」
「うわ、そうくるんだ……」


なんて、
俺ら4人が圧倒されていると───



唯一、

少年隊さんのバックで、
踊ったことのある大野くんは、



「ま、俺らは俺らでいんじゃない?」



あたりまえなんだけど、
そう割り切って進むこと───



ま、
違ってあたりまえだよな。



だって、



これが嵐だし………

これが俺ら、なんだよな………