先日から引き続き、
こちらの投稿は、妄想のお話です。
事実と事実の狭間を、
好き勝手に妄想しまくってるお話です(笑)。
ただ、それだけです。
そこのところを、
ご理解いただける方のみ、
お読み下さるようお願い申し上げます……(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)
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<嵐を知ってもらうこと>
以前から、
滝沢くんが、
Jr.のコンサートをつくっているのを、
実は、
俺、そばで何度か見てたんだ。
だって、
面白くない?
すごいよね?
選曲と曲順と構成で、
その世界観をつくってくんだよ?
だから、
デビューが決まって、
自分達のコンサートをやるってなった時。
正直、
わくわくする気持ちがあって。
でも、
それと同じくらい不安があった。
嵐のコンサートがここから始まる───
っていう、
そんな1ページ目なんだから。
やっぱり、
自分達も納得できて、
ファンの人にも喜んでもらえるもの……
ま、
ちょっと、
最初から欲張りなのかもしれないけど……
でも、
これまでやって来たこと、
これまでやれてなかったこと、
言ってみれば、
そんな、何でもできる…コンサートで。
俺達は、
嵐を、
どうやって見せたいのか───
嵐を、
どう感じてもらいたいのか───
考えたら、
もう、
それが楽しいよねー。
コンサートは、
やっぱり、
応援してくれるファンの人達を、
1番近くに感じられる場所だから。
春にやるのは、
グループを組んで初めての単独コンサートで。
きっと、
今、
応援してくれてるファンって、
Jr.の頃から応援してくれてて。
それぞれ、
個人個人のファンが多いと思うんだ……
だから、
ひょっとしたら、
1人だけを観たくて、
「こいつらは見なくていい」
とか、
思われちゃってる可能性もある訳で、さ……
例えば。
翔くんを好きで、
コンサートを観に来る人にとったら。
他の4人なんて、
多分、
観る必要のない、
言葉悪いのかも知れないけど……
おまけみたいなもの……じゃない?
勿論、
それでもいいんだけど───
なんてんだろう……
もっと、
嵐っていうグループーを好きに……
なってもらえたら…って。
そしたら。
もっと、
多分、
コンサートを楽しめると思うんだよね。
今は、
誰かを好き……で、
だから、
嵐も応援してくれてるファンであっても。
そういうファンにこそさ、
嵐が好き!
って言ってもらえるようなグループに、
なりたいんだよね……
だって。
そしたら。
コンサート観てて、さ。
最初から最後まで、ずーっと楽しいんだよ?
俺自身が、
思った以上に、
この5人でいることが、楽しいと感じているから。
せっかく、だしさ。
ファンの人にも、
そういう楽しい5人を、楽しんでもらいたい……
うん。
そんなコンサートをつくりたいんだ………俺。
「あぁぁー、もぉ………ムズいわ、これ」
椅子に、
思いっきりもたれて、
俺の前に座っていた翔くんが、
上を向いて眉間にシワを寄せて……目を閉じた。
机の上には、
マネージャーからもらった、
先輩達の歌う、沢山の楽曲のリスト。
「自分らの曲が無さすぎて、逆に候補があり過ぎて………ムズい!」
そうなんだよね……
だって、
シングル『A・RA・SHI』だけだしね(笑)。
どの先輩曲を入れるか……って。
色々、
考え出したらムズい、確かに。
すると、
「……どういうコンセプトにするかだよね」
翔くんの横で、ニノが俺を見た。
「かっこいいのがいい、とか。可愛いのがいい、とか……ま、お笑い系にする、とか…」
「……ふふっ(笑)」
言ってるニノの隣で、大野くんが笑う。
「いや、何で、お笑い系なんだよ(笑)」
「でも、お笑い系も面白くていいよね~(笑)!」
ツッコんだ翔くんに対して、
まぁくんがそう言うと、
「あ、じゃあ、相葉雅紀はお笑い系……ってことで」
とか、
言い出すニノに、慌てるまぁくん。
「いや、ちょっと待て待て」
「あれ?自分で言っといて……ヤなの?」
「や……お笑い系がイヤって訳じゃないけど……何で、まるで俺だけみたいに言うんだよ(笑)5人で歌う曲決めてんだろ」
「あ、ヤじゃないのね」
「そ、れは……ま、ヤじゃないよ。ヤじゃないけど………俺だけお笑い系やったら、おかしいじゃねーか(笑)」
「大丈夫だよ。やってもやらなくても同じだから」
そんな風に言ったニノに、
どんな反応するんだろう……って、
まぁくんを見ると───
言わんとすることが伝わったのか、
「……どういう意味だよ!(笑)」
って、ツッコんだ(笑)。
「そういうことだよ。あ、潤くん。ごめんなさい。お笑い担当を、自然派相葉雅紀に譲ってやってくれる?」
なんて言いながら、俺を見たニノ………(笑)。
「松潤、分かってるよね?いらないからね」
隣で俺の腕を掴んでくる、まぁくん。
「……でも…さ。いいかもね」
ぽつんと言った大野くん。
さっきから、
2人を見て、
黙ったままずっとにやにやしてた翔くんと、
たまにくすくす笑って、
あとは寝てんのかと思うくらい静かだった大野くん。
急に、
そんな大野くんが呟いて参加した。
相変わらず、読めない人……(笑)。
「……え、何なに?どゆこと(笑)」
それに、
楽しくなっちゃってる翔くん。
「ん?だって、さ……」
ちょっとうつむき加減のまま、
話し出したのは───
「俺達5人のコンサートでしょ?だったら……何か……シンプルにかっこいい……は、何か、違う気がする」
とか、
言い出す、
つい先日、
リーダーになったばかりの大野くん。
「いや、かっこいいはやんなきゃダメよ(笑)」
笑った翔くんに。
「うん。でも、笑えるところがあった方が…多分、だけど……観てて楽しいんじゃないかな……疲れちゃうよ」
そう言った大野くんの言葉が、
自分でも
意外なくらいに、
スっと入ってきて───
昨日まで、
何日もかかってつくっていた、
土台になるセットリストを思い出していた。
そうだ。
確かに、
俺が土台として作ったのだって、
いろんな曲を織り交ぜて、
似たようなものが続かないように……って、
流れをつくったじゃん……
ふと、
大野くんの顔を見る。
俺の視線に気がついたのか、
こっちを見て、
きょとんとしたあと、
何故か、
顎を出して変顔を見せてくる…………(笑)。
いやいや………(笑)。
ま、ね。
そうだよな。
何か、
頼んないように見えるけど、
大野くんって、
どしんと構えてるし、
考えたら、
京都で、
ずっと、
魅せる舞台をつくってた人だもんね………
ニノとまぁくんが、
まだ何かを言っているのを、
耳の端に聞きながら───
見てもらおうかどうか悩んでいた、
コンサートの土台となるセットリストを書いた紙をカバンから出して、
みんなの前に広げてみた。
「実は、さ……これ、つくってみたんだ」
「何?」
「え。作ってきたの!?……マジすげーな、おまえ」
今は、
5人、
それぞれにファンがいる。
でも。
他のメンバーのことも、
少しでも知ってもらえたら───
って思う。
その為に考えたのは。
5人ともが、
ファーストコンサートで、
ソロコーナーをやることだった………