こちらの投稿は、


最近、

続けている…妄想のお話です。



事実と事実の狭間を、

好きなよーに妄想しまくってるお話です(笑)。



そこのところ、


ご理解いただける方のみ、

お読み下さるようお願い申し上げます……(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)
















  ♪🎶♪🎶♪🎶♪🎶♪🎶♪🎶♪🎶♪🎶
















<デビューまでの布石>


ついこの間のことなんだけど。


何の仕事で、

今、
ここにいて、

これが、
いつ発売される雑誌なのか、だとか。
いつOAされるのか、だとか。


何が何だか分からないまま、
際限ないぐらいに仕事をこなしていた、


そんな気がする……


そう、
1週間前のことも思い出せないほど。




大野くんと巫山戯て、

「俺、全く覚えてないんだけど(笑)」
「日記つけなきゃ、ダメかも……」
「おじいちゃん(笑)」

なんて、
2人で笑ってたけど。


笑いごとじゃないぐらい。


マジで、
それぐらいしないと、

とてもじゃないけれど、
ちゃんと覚えてられない……





そんな沢山の仕事の中で、特に印象的なのは。


やっぱり、
先輩の番組に出させてもらった仕事で。


『LOVELOVE愛してる』は、
緊張もしたけど…やっぱ楽しかったよなぁ……


”シノラー”の楽屋訪問も、
テレビで観てたまんまでさー。


テンション上がった、マジで(笑)。



まるで、
おもちゃ箱をひっくり返したような楽屋訪問。


そんな中。

ひとっ言もしゃべらないでいる、
動じない大野くんに気がついたニノが、

後からツッコんでたっけ……(笑)。


「大ちゃん、しゃべってお願いだからー!」




本番のスタジオでは。


この時、
光一くんから、

「リーダーは誰?」って聞かれて。



「リーダーはいません!」


って、

即答してた大野くん。



さっきは、

一言もしゃべんなかったのに……(笑)。



更に、

光一くんから、


「リーダー、決めておこうや」って、言われて。



それも、


「いや、1人1人、得意なものがリーダーで……」


って。



ハワイでもやった例の説明を、

ここでもやり出した(笑)。




リーダーの話になるのが、

よっぽどヤなんだな………この人(笑)。



って、
イヤでも分かるよ……俺ら4人は特に。



で。
そんな収録があった後日。



今度は、
少年隊さんの番組、
『少年隊夢』に出演することになってて。



この時のこと。

少し経った今でも、
本当に申し訳ないな……と、思う。


この、
先輩の番組の収録同日。


実は、
Mステに俺ら出演してて………


まだ、
CDデビュー前、なんだけど。

嵐は、
この頃、毎週のようにMステに出てた………


この日は、
もう3回目の出演で。


Mステ終わり、
『少年隊夢』の収録スタジオに向かう途中で、

見事に、
俺らの乗った車が、

事故渋滞に巻き込まれて───


ほんと。


少年隊さんにも、
スタッフさんにも、

そして、
観覧に来ていた少年隊のファンの方にも、

迷惑をかけることになった───




漸く、
車がテレビ局に到着して、
5人で廊下を走り出した途端。


「走らないで下さい!」


っていう、

当然っちゃあ、当然の声に、
慌てて5人ともスピードを落として。


「みんな、抑えて、抑えて……」

なんて、
ニノがちょっと巫山戯出すと、

大野くんが、
隣でヒゲダンスみたいな走り方で、
ひょこひょこ走り出して、

いや、だから!
巫山戯てる場合じゃないのに、

相葉ちゃんが笑い出して……


「やめろよー(笑)」

なんて、
松本にツッコまれて………


走りながら、

すれ違ういろんな人に、
いろんな意味で頭を下げながら………


何とか、
楽屋前にやって来ると───
 

そこに、

まさかの、
東山先輩が立っていた……



「おはようございます!」
「遅れてすみません!」


口々に俺らが言うと───


「大丈夫。大丈夫……みんな分かってるから。それより、慌てないで、ちゃんと準備してから来るように」


思いもよらない、
優しい笑顔でそう言ったかと思うと、

「じゃあ、先に行ってスタジオで待ってるから」

って、
歩き出した、東山先輩。


え……

もしかして。
わざわざ、それだけの為に───?



挨拶もなしに、
スタジオでいきなり、
自分達と顔を合わせることにならないように、

緊張しないように、
俺らの様子を確認しに来てくれた……ってことか?



そしたら。

「………あ。リーダーって誰?」

急に、
思い出したように振り返った先輩。


一瞬、
あ……まただ、と、思って。

俺が言おうか…って、考えてる間に───


「……リーダーはいません!」

横から大野くんが、
また、
そう答えてた………(笑)。


で、
さっさと楽屋に入ってく。


ちょ………
待って。待って(笑)。

失礼だってば!


って、
俺は、つい思ったんだけど。


東山先輩は、
何にも気にしてないみたいで。

「あ……そうなんだ」


って、
何かを考え込むようにして、また、歩き出した。



そっか……
大野くんって。

少年隊の3人と仕事をやったことがあるから……

関係性がある、ってことかな……




兎にも角にも。

やっと、
5人の準備が整って、

スタッフさんに案内されてスタジオ入りし……


漸く、
収録が始まった。




少年隊の3人に、

「最近どうかな~?大野ちゃん」

とか、聞かれても。


「別に……普通です」

って、
マイペースに応え続ける大野くんに、

何でだか、
俺がハラハラしながらいると……



また、
リーダーの話になった。



「少年隊のリーダーは僕ってことになってるんですけど、嵐のリーダーは誰なの?」

東山さんが、分かってて聞いてくる。


「……今はいません」

松本がそう答えた。


「まだ決まってないの?こん中で1番年上は?大野?」
「………はい」

小さく手を挙げて大野くんが応えると───


「でも、やっぱ俺には無理かなって……」

とか、
ボソボソ言うし……(笑)。


「君じゃ、やっぱ無理なんだ(笑)」

東山先輩が笑うと、


「ん……」
 
とか、
応えてる大野くん。


いやいや、
先輩に『ん』は、ないだろ!(笑)。


って、
内心、もう………おかしくて………(笑)。



笑いを堪えるのに、

俺、
必死に、
マジメな顔してた………(笑)。



「誰がこん中で1番しっかりしてる?」
「翔くん」

4人が、
揃って俺の名前を出すと……


「慶應ボーイ……そうさ、僕らは慶應ボーイ🎶」

急に歌い出した東山先輩に、
爆笑するニノ。



「取り敢えずのリーダーって決める?」


今ここで……
という雰囲気にした、東山先輩と。


「やってもいいなって人いないの?」

そう聞いてきた、錦織先輩。


言われて、
誰も応えなくて………その場がシーンとなる。


ちょっと笑った植草先輩からの、

「じゃ、1人ずつ、聞いてみて……」

な、
提案に。


前に座っている松本から順番に、
1人ずつ答えることになった。



「僕はやっぱ…年上の大野くんにやってもらいたいですね…僕は(笑)」

自分の後ろに座る、
大野くんの不安げな顔を想像したのか……

はにかみながらそう言った松本。


「リーダーね、うん。松潤がそうだって…」

どこか嬉しそうな東山先輩(笑)。


「僕も……大野くんがいいですかね…」

続いて、
まっすぐ前を見て答えた相葉ちゃん。


「大野くんね、うん」

ちらっと固まってる大野くんを見て、
頷く東山先輩。


そして。

「僕はぁ~、じゃあ大ちゃんで♪」

 面白がってるニノ(笑)。


「大ちゃんね」

頷いて、

そして、
東山先輩が俺を見る。


「櫻井は?」


聞かれて───


隣で、
本気で嫌がっているのは、重々承知で………


「僕ぅ…もぉ………大野くんが……」


俺がそう言うと、


俺ら4人をちらっと見て、
ますます落ち着きがなくなった大野くん。


「じゃあ、必然的に大野だよ」


笑顔で大野くんを見る東山先輩に、


「いや、ヤバイっすって……」

とか、
先輩に言って固まってる……(笑)。


その不安を受け止めて、

「うん。じゃあ、大野は誰がいいと思ってるの?」


そう聞いた先輩に、

「僕、翔くん」

間髪入れず即答するし………(笑)。


「いやいやいや……」

思わず、
そう言いながら……何となく、俺は感じていた。



だって、


俺はさ、

確かにリーダー的なこと、
やって来てるかも、しれない、とは思う………


でも、
リーダーの資質って、きっとそれじゃない。



この場で、
嵐のリーダーをやってもらいたい……

と、
みんなが思ってるのは───




「じゃあ、2人でジャンケンしようか」


東山先輩にそう言われて、
大野くんと2人椅子から立ち上がった。



大野くんが不安そうに俺を見る。



俺、さ。
実は、知ってんのよ。

大野くんがジャンケンで最初に何を出すのか……



だって、
前に、俺に教えてくれたもん。


人は、
ジャンケンで勝負する時、

力が入る時ほど、
グーを出すんだって………って。

そう、
どこかで聞いたみたいで……


だから、
俺、パーを出すようにしてるの………って。


得意げに俺に教えてくれた。



今回のこのリーダージャンケン。

きっと、
勝っても負けても、同じ結果になる───



そんな気がしたから。


俺は敢えて、負けてみることにした………



当然、
勝って喜ぶ大野くん。



すると、

「大ちゃんだ……(笑)」

って。


後ろで。

同じように、
空気を感じていただろうニノが、
嬉しそうにそう言ったから。


俺も、
嬉しくなって、

大野くんの腕を取った────




「勝ったあなたが、リーダーよ」

東山先輩にも、そう言われて………



「マジすか」

呆然としてる大野くん。





大野くんの不安は、分かる。




お披露目コンサートで、
大野くんが傷ついたことに、

俺ら4人も、
なんか分からないけど……傷ついた………



多分。


それが、
俺らの気持ち。



大野くんはさ。


自分は相応しくない……
なんて思ってるかもしれないけど。



そんなことないのよ。


みんながこうやって、
一緒にやりたい……と、思ってんだから………





きっと、
みんながそう思う人がやるのが……

1番、
グループが上手くいくんだよ………





不安そうな大野くんが、
ちらっとこっちを見たから……



俺は、

『大丈夫だよ』

そんな気持ちを込めて、笑った───