先日より、
こちらは、
個人的にこうだったらいいな……な、
妄想のお話を、
投稿しています……(*・ω・)*_ _)ペコリ
事実と事実の狭間の妄想……
ご理解いただける方のみ、
お読み下さるようお願い申し上げます……
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<突きつけられた現実は…>
デビュー日まで、
あと1ヶ月………って頃になって。
ワールドカップバレーの、
イメージキャラクター発表記者会見……てのがあった。
京都で、
一緒に舞台に立ったりしてたカミセンの3人が、
嵐のサポートとして、
ついてくれることになって……
正直、
すごく助かった……って。
やっぱり、
1番年上だと、
話を振られる可能性も高いんだろうな……って、
そんなこと、
考えるだけで、俺、怖くて……
何、
話したらいいのか、なんて。
ちっとも分かんないし……
翔くんは、
簡単にさ、
「大丈夫だよ。大野くんのままで」
とか、言うけどさぁ……
全然、
大丈夫じゃないもん……俺。
デビューだ……って言われても。
正直、
どうしたらいいのか……分かんないし。
何で、
俺なんだろう……っていう。
俺の中にある、
1番おっきいのは……
複雑な、そんな気持ちで………
Jr.のコンサート前日。
Mステに嵐として、出たんだよね。
そこで初めて、
『A・RA・SHI』を歌ったんだけど。
他の4人は、
結構、
前から、
V6やKinKiのバックで、Mステに出たりしてたの。
でも、俺は、
あんまり、
テレビ、とか…そういうの、
やってきてなくて……
カメラの前に立つ……っていうのが、
もうほんと、無理なんだよね……
だって、
どこ見たらいいのか分かんないんだよ…(笑)。
しかもさ。
分かんない、
カッパみたいな衣装着て、さ、
歌って……さ。
松潤が、
楽屋でそれ見た瞬間。
「俺ぜってー、ヤダ!……ヤダヤダ、着たくない」
とか何とか、 ゴネてたけど……(笑)。
結局。
最終的に。
最初は中に着てた白いTシャツも、
本番は、
「脱ごう」
なんてことになって………
ほしたらぁ……
ま、
カッパが肌にくっついて………(笑)。
踊りにくいし、
蒸れるし、で………最悪だった。
何とか無事に歌い終わって、
衣装を着替えに楽屋に戻りしな……
「何で、こんな衣装になったんだろうね」
……って、
ニノと言っての……したら。
「ヤバイよ、これ……ねぇ?聞いた?」
って、
翔くんがやって来て。
「これさー、次回、この白い短パンを赤青黄緑ピンクにして、ゴレンジャー仕様にしよう案が、あるらしいよ」
とか、
言い出して。
「マジ!?勘弁して下さいよー」
な、ニノと。
「マジやべーよ、それ」
って、
テンション下がってる松潤と。
「ゴレンジャーにしよーにしよーあん?」
そこに引っかかってる相葉ちゃん……(笑)。
も、
それが、やけにかわいくて……
何か、耐え切れずに1人吹いた……(笑)。
そして、
Jr.のコンサート当日。
ニノが朝から……
笑ってても元気なくて。
やる気がないように見えたのか……
その態度に、
すごい振り付けの人が怒って……
最初は、
同じように身の入らなかった、
俺が怒られたのかと思った。
だけど、
そのあとも。
何回も、
何回も、
ニノを注意してて………
俺だったら、
そういうの気にしないんだけど…
ニノは、
そういうところ、
基本、マジメで……
もう、
その空気に呑まれちゃって……
怖くて、
無視することなんて、できないんだろうな……
一通りリハが終わって、
休憩になって、
相葉ちゃんと楽屋に戻ろうとしてた時。
後ろから、
大きな叫び声がして………
振り返ったら、
翔くんが、
ニノを追いかけて行く、後ろ姿と───
ワンテンポ遅れて、
松潤とマネージャーが、
同じように走って行くのが見えた。
周りがざわざわし出して……
何となく、
ついて行こうとした俺たちに気づいたマネージャーが、
走りながら、
「2人は、先に準備して!」
そんな言葉を残して消えた───
少しして、
松潤が先に戻って来て。
聞いたら。
「大丈夫そ」
俺と相葉ちゃんにそれだけ言って、
また、どこかへ行っちゃって……
そこから、
30分くらい経って、
翔くんと一緒に戻って来たニノ。
「やろやろ、もう時間なくなっちゃうよー」
って、
俺の隣に座ってゲームをやり出した。
拍子抜けるくらいの、その普通さに………
あぁ……泣いたんだな……って……
Jr.のコンサートが始まって。
俺たちは、
裏でその時が来るのを待っていた。
途中。
ヨコの紹介っていう形で、登場する予定になってて。
嵐として、
ゴンドラから降りて来て、
デビュー曲『A・RA・SHI』を披露したあと……
タッキーと一緒にやったMC。
「嵐です」
って、
1人ずつ自己紹介していく中で、
他の4人には歓声が上がって───
「大野智です!」
って言った、
俺の時だけ、ざわざわした………
「あの子、誰?」
「何でタッキーじゃないの?」
そんな声が、
いろんなところから聴こえてきて………
その後も、
『朝日を見に行こうよ』
『夜空ノムコウ』
2曲歌った筈なんだけど………
その記憶は、
まったくないんだよね………
ただただ、
早く、
この舞台から降りたい………
そう思ってた。
だから。
多分その経験が、
春にやるって言われた、
ファーストコンサートまでの力になったんだと思う。
嵐の足を引っ張らないように、
4人の人気に追いつく為に、
俺は、
何をすればいいんだろう………って。