12月8日から始まった潤くんの展覧会。

『PERASPECTIVE -時をつなぐ眼差し-』


 



内覧には、
ゆかりの方々が沢山来館されたことが、

𝕏にも、
インスタにも、
上がっていましたが……

 





潤くんの頭の中に刻まれたものを、

具現化し、
分かりやすい形にして伝える……そんな展覧会。
(いや、観てないから分からないけど……展覧会ってそういうもんだと勝手にそう思ってる(笑))




今回、

徳川家康という人物を演じたことで、
その目線で世の中を見たことで、



潤くん自身が感じた、
精神的変化と身体感覚の変化。


そして、
刻まれた記憶────






私自身は、
展覧会に行っておらず、

写真集もまだ届いていないので……
(え……(;^_^A…グッズは、結構すぐにきたけれど)




実際に、

まだ、
何も、

展覧会を感じられずにいる………(笑)。
(写真集を見たら、また感想は書きたいと思っていますが……)




あんまり、
感じられずにいるけれど(笑)、



そんなままで迎えた、

『PERASPECTIVE -時をつなぐ眼差し-』

最終日となる今日。






改めて、

私が好きな歴史家の磯田道史さんの、

『徳川がつくった先進国日本』

という本を手に取った。



2017年に出版された本で、
こんな言葉から始まる………





いま、
この国は大変です。

大震災に原発事故、
景気は低迷し、国家財政は借金の山です。

老後の生活保障に不安がつのるなか、
税金は上がりそうな気配です。

ただこんなに大変なのに、
わたしたちは、
いまでも「日本に生まれてよかった」と感じているのも確かです。


(中略)


なぜでしょうか。

それは、おそらく、
日本が「ここちよい国」だからでしょう。


(中略)


わたしたちは、
江戸時代という遺産をもっています。

江戸時代二百六十年は、
この国の素地をかたちづくった時代です。


歴史家として確信しますが、

落とした財布が世界で1番戻ってくる日本、
自動販売機が盗まれない日本、
リテラシーの高い日本人、

これらは明らかに
「徳川の平和」のなかでできあがったものです。

中世までの日本人は
そんなものではありませんでした。





『どうする家康』の中で、
家康が目指した、戦のない泰平の世。



ラストで、

漸くその下地ができ、
それに安堵したかのように亡くなった家康。



それでも、

その後も、
命を軽んじる風潮は消えずに……



それらを、
食い止める為につくられた法令が、
ありましたよね。




昔は、
何故か悪令と言われていた、

徳川五代将軍・綱吉の『生類憐みの令』

(最終話で家康にうさぎの絵を持ってきた、あの家光の4番目の男の子ですね)






戦国の殺伐とした気風を排除する為、

庶民にも、
新たな価値観を浸透させることが目的の法令で。




即ち。


生きとし生けるものすべてを
将軍が保護する───
 



っていう、
弱者の為の法令。




当時は、
ひっそりと行われていた、
人を人とも思わない行為。


老人を
姥捨山に捨てる。

病人や行き倒れとなった人をそのまま放棄する。

道に死体が転がっていても気にしない。




そういった庶民の気風を、
根底から変えよう………とした法令。



社会的弱者と言われる人々を救済する為の、
様々に出された法令を総称して、

『生類憐みの令』と、言う訳で。





綱吉が目指したのは。


武士も庶民も、

全ての人々が、


「慈悲」や「仁」の心をもつこと───







家康が目指した泰平の世。


江戸時代になり、
戦はなくなったけれど、

すぐに、
人々に流れる風潮は変わらない。






ひょっとしたら、

この綱吉がいなければ。



今の日本は違っていたのかも────



なんて思うと。




家康の思いに、
一段、近付けたのは、


綱吉なのかもしれないな………と、思う。






260年続いた徳川の時代。


家康から、
400年という年月を経て、


演じた潤くんから見た東京は、


今、
どんな風に写っているんだろう………







本日、
最終日を迎えている展覧会。



私は、

遠くから、

2月に届く写真集を楽しみに………
それだけで、過ごそうと思う(笑)。
(届かないから仕方ない……(._."Ⅱ)💧‬)