8月に入り、
投稿を続けていた妄想のお話、
『ここにある幸せ』
昨日、
おかげさまで、本編の方が終了しました。
こちらは、
そのスピンオフとなっています。
(あくまでもスピンオフですので。こちらを読まなくても、本編だけでお話として読めると思います………多分……おそらく………はい……(^ω^;))
ただの妄想のお話ではありますが。
最後まで、
お付き合い下さってありがとうございます。
こちらの投稿で、
スピンオフも完結とさせていただきます。
少しでも、
楽しんで下さっていたら、
ただただ、ただただ嬉しいです………(❁ᴗ͈ˬᴗ͈))
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【今年も夏がやって来る】
有難くも、
THE MUSIC DAYの話をいただいて、
その準備に取り掛かる中で。
夏を感じるようになっていた………
そんな風に感じるようになったのは、
いつからなんだろう────
夏がやって来る。
ま。
例年ね?
兄さんが黒くなる……
ってのも、あった訳だけれど(笑)
でも。
今はほら、
前みたいに、
毎日のように、
顔を合わせてる訳じゃないから、ね……
徐々に楽しむ…ってのがないから……(笑)
昨年の夏は、
その音楽番組で、
司会でありながら、
サックスを吹かせていただいた。
有難いことに、
そんなお話をもらったことで。
俺は。
休止に入って、
初めて。
音楽に向き合う時間になった……と、思う。
思いの外、
メンバーもファンも、
喜んでくれたしね………
勿論、
そればかりではないのは知っているし。
そこの気持ちも、
理解出来ているつもりでいる。
結局は、
何が正解か分からないから、
俺達も模索してる………
それが1番近いのかもしれない。
どんなに考えたって、さ。
分からないものは、分からないし、さ。
一度、
ポンっと出してみないことには、ね。
ニノのカバーアルバムが、
6月の誕生日に発売されたんだけどさ。
実は、
俺。
ニノのCDを買ったんだよね。
ほら、
俺だってファンクラブ会員だからさ、
買える訳よ(笑)
そしたら、さ。
マネージャーに言われたの。
実は、
まだ、ここだけの話なんですが………って(笑)
ニノが出すカバーアルバムが、
サブスクになるって話を。
だから、さ。
CDを買わなくても、
数日後には聴くことが出来ますが……
どうしますか?……ってね。
その時点でさ。
勿論、
やめることは出来たんだけど………
ほら。
ファンがさ、
よく言うことがあるでしょ?
盤が手元に欲しい───ってやつ。
いや、さ。
結局、
サブスクがあるなら、
聴くのはそこになるんだろうと思うけれど。
盤が欲しいっていう、その気持ち。
ちょっと分かった気がしたよね……
好きな曲を集めた、という、
ニノ本人は、
どう感じてるか、分からないけど。
俺には、さ。
『ひまわりの約束』も、
勿論、好きなんだけど………
V6さんの『HONEY BEAT』が刺さってて……
結構、さ。
V6さんの曲は、
ほんとに楽屋で聴いてたよね。
『over』もだけど、さ。
『HONEY BEAT』も、俺は好きで………
ニノが選んだ………ってのが、
何だろ、
何か、泣けてきて、さ………
兄さんとも、
ちょっと話したことあるんだけど、さ。
俺、
ずっと。
5人じゃなきゃ、
歌わない───と、決めていた。
俺らが、
例え、
1人であっても歌うことで。
ファンは、
嵐を思い出して───
ひょっとしたら、
寂しくなるのかもしれない……
と、思っていたから。
いや、
違うな。
勿論、
寂しく感じるのだろう……と、思う。
考えたら、
寂しくない訳ないんだから………
でも、
それは。
きっと、違うんだろうな………
って、
最近、そう思う。
ファンは。
きっと、
俺らが思うより、もっと。
大きな愛で、
嵐を包んでくれてるんだな……って。
ある日。
久しぶりに、
兄さんが、ビデオ通話を掛けてきた。
少し焼けた顔が現れる。
「久しぶり~」
そうでもない気がするけれど……
確かに、
こうして
顔を見て話すのは、久しぶりかも。
「今年もミュージック デイの司会だね」
そんな兄さんの言葉に、
「そうね。有難いことに……呼んでいただけました」
その喜びを噛み締める───
「見るよ。頑張ってね」
「ふっ(笑)ほんと?8時間あるよ?」
あなた、
絶対、最後までちゃんと観ないでしょ?(笑)
そう思っていると、
「見るよ、ちゃんと。”翔ちゃん、疲れてないかな~、お腹空かせてないかな~” とか、思いながら……」
「思いながら、自分が食うんでしょ?」
「ふふ(笑)」
そう。
司会をやらせてもらうことは、
もうずっと続いていることで、変わりない。
だけどさ。
たまにね?
たまに、
ネクストゲートの風景を思い出す───
4人が、さ。
現れた時の、
あの、ほっとした感じを…………
「あなた、今年の夏どうするの?」
「夏?」
「うん」
「そうだね………変わらずに、たまに釣りに出かけるくらい……かな……」
「キャンプは?キャンプ行かないの?」
「ん~、クマ怖いじゃん」
「はは(笑)……ま、確かにね(笑)でも、それを言うなら、海だってさ、今年サメがすごいらしいよ」
って俺が言うと、
「そうだよね~、怖いよねぇ…」
と、眉間にシワを寄せる人(笑)
それを見て、ふと、思い出す。
そうだった、
昔から言ってるもんね、あなた。
世の中、
特に怖いものってないけど。
『クマとサメとライオン』が怖いって……(笑)
「翔くんは?翔くんはどうするの?」
逆に質問を返されて、
改めて、考えてみる………けれど。
「俺……特にないかな……日々、トレーニングに勤しんでるだけですよ」
「すごいね」
「健康第一だしね」
昔から、
あなたが言ってたことじゃん。
実感する歳になったよね………お互い、さ。
最近、
こんな風に、
色々と思い出すことが増えた───
兄さんが笑っているのを見ていると、
ふと、
何でかな………言ってみたくなった。
「………ねぇ」
「ん?」
と、目をちょっと開く。
「まーくんと、かずくんと、じゅんちゃんと俺らで、一緒に海に行かない?」
そう言うと。
一瞬、きょとんとして、
俺の目をまじまじと見た兄さん。
そして。
徐々に、
ゆっくり、
ふわりと笑う。
「そうだね。5人で、海か………いいね。昨年行けなかったしね」
「ね?……穴掘ろうよ、穴」
「穴?」
また、
不思議そうにした後、
何やらを思い出したのか───
何だか、
言葉に詰まったように口を開け………俺を睨む。
「───何よ(笑)」
思わず笑ってしまう、俺。
ちょっと口を尖らせながら、笑う、
そんな景色。
四角く囲まれた中で笑う、変わらない人。
「いいね、海」
「うん。いいよね」
「ふっ(笑)じゃぁ、行こうか?」
「行っちゃいますか?(笑)」
「気分上げて(笑)」
「そうそう。”俺らは準備出来てんぞー!”って、ね(笑)」
「ふふふ(笑)」
今、
忙しい3人。
きっと。
無理だろうってことは、お互いに分かってる。
それでも、さ。
こんな会話をするだけで。
何だか、
気分が楽しくなる────
そんな夏………