7月4日。

久しぶりに観た『魔王』第1話。


もう、
観尽くすほど、
毎年、
何回も観ていたけれど────


昨年。
一昨年…と。

実は、
観られていないんですよね………
(言うほど久しぶりじゃねぇ……(笑)他に、もっと観てないドラマあるだろ、おまえは………(;^_^A)




ドラマの中。

成瀬領を演じる智くんの背筋が、
見慣れないくらいピンとしてるのが、
それだけで、麗しい………(笑)


何か。

あの背中のラインが好きだ♪






この『魔王』

Blu-rayが発売された時に、
買い直して、
うちの母親にDVDをあげたのだけど───
(昔から、こういったサスペンス系も好きな人だから)



観た母親の感想は、実にシンプル。

「怖いな……これ」

と、ぽつりと呟いていたのが印象的(笑)


どうやら、
成瀬弁護士が相当怖かったようで………(;^_^A
(もっと怖いの平気で観てると思うけど…)



というのも。

生田斗真くんに、
ちょっと親近感を持って観始めていたので…
(若い頃のうちの兄(母親にとっては当然息子)に似てる)

余計に、怖かったのかも(笑)



そっか。

刑事ものやアクション系の、
ドラマや映画が好きな母をもってしても、
怖かったか………と、
ちょっとばかり、意外だったな……



 


私。

2010年に、
『魔王』のDVDを買った時。


ドラマの内容を、
結構、
忘れていたんですよね………

2年しか経ってないのに。


断片的に、
印象的なシーンは、
沢山、
映像として記憶していたけれど………



いまいち、
細かいストーリーが、
抜け落ちていて────


購入して、
初っ端。


かなり、
のめり込んでDVDを観た記憶がある。





「人は誰かにとって大切な存在です。私も、あなたも……」

成澤さんの第1話での、この台詞が。
 

自分の中で。

最終回の、
芹沢直人の言葉とリンクして────








そして。

この第1話は、
殺された熊田弁護士の息子として、
ニノが登場していますよね~✧*。*(ˊᗜˋ*)و✧*。


嵐ファンということを差し引いても。

このシーン。
めちゃくちゃ好きなんですよね。




「おまえか………天使の弁護士なんて吐かしてんのは」

高架下、
突然声を掛けられて、
振り返った先に現れた、1人の若い男。

「…………どなたですか?」
「息子だ。殺された熊田の…………おまえ……俺の親父が人殺そうと思ったなんて……正気で言ってんのか………?舐めてっと殺すぞ……」

「………お父上が亡くなったことは、残念でなりません。しかし………」

睨めつけながら、
胸ぐらを掴んだ熊田の息子と、
ゆっくりと目を合わせる成瀬さんに、

そこに、
何かを感じ取ったのか………

思わず、
怯むような色を、
その目に、熊田の息子が見せるシーン。


この時、
対峙した2人が。

この瞬間が。

堪らなく好きで────


熊田の息子は、
ここにしか登場しないから、
ストーリー上、
いらないと言えば、いらないシーン。


だけど。

この一瞬の演技で。

成瀬領として、
自分を殺して、 
狂気に手を染めていく、

この、
序の口感がすごくて………


無言で見つめ合うシーンがあることで。

理性的なのが、
実は熊田の息子の方であることが分かる……

そんな、
ここから始まるドラマを、
予言したようなシーンだな……と、思う。


大野智でも。
二宮和也でもなくて。


当然だけど。

役の中に生きている、そんな目。


その色の度合いの見せ方が、
上手いな………と、思う。

「……見ていて下さい。真実は、1つしかないのですから………」


成瀬さんが、
熊田の息子に言い放った言葉。




そう。

確かに。

成瀬領にとっての真実は、
11年間、
ずっと、
1つしかなかったんだろう…………


それ意外の事実を、
考えられない程に………




熊田の息子が去った後の、
何とも言えない一瞬の表情も好きで。



追い払った、
優越感も何もなく。



ただ、
怒りを顕にした息子に対し。

自分の感情を押し殺した、
『無』が、そこにあるだけだ───



悪魔に魂を売った……
と、いう表現があるが。

その通りだな………と、思う。




逆に。

標的である芹沢直人が。


11年前のことを、
自ら悟った瞬間を、
静かに、
ただ、見つめる成瀬さんの目には。

冷ややかに、蔑む色が混じっていて………





誠実という皮を被った、
成瀬領として、時折見せる穏和な顔には。


どこか、
自己満足と分かっていながら……
という、
やるせなさや切なさ、

それでも、
動かなくてはならない衝動を抱えている、

人と距離をとる為、
感情をシャットアウトする為の、

薄い膜のようなものを感じて────


復讐しても、
弟が帰ってくる訳でもなく、
変わらないことを知りながら、

それでも、

実行に移す決心をした人。


機会を伺いながらも、
そんな葛藤が常にあって、

だからこそ、

首謀者でありながら、

哀しみを背負った、
あの背中になるんだろう、と、思う。

面白い、
人物の描き方ですよね……





第1話を観て。


これを観ていた、
あの夏の夜を思い出す────






私の中で、
また、
『魔王』が始まった─────








第1話を観て、感じたのは。


今年は。

3年ぶりに、
ちゃんと『魔王』の旅に出よう────

そんな、
在り来りな感情だ………







そうそう。

第1話に登場する、
成瀬さんのシャワーシーン。


実は。

腹筋とかよりも、
(あんまり腹筋に興味がない……ま、腹筋はあるに越したことはないけど……)

肩甲骨とか、
首筋や背中のラインに萌える私は………


何か、
変なんだろうか………


と、
いつも疑問が湧く………(笑)






流れるシャワーの雫が、
そのラインを形取ることさえ、




えも言われぬ程、色っぽいな………と……

(怖いよ、怖いなぁ~……………って、あれ?母親が言った『怖い』ってそういうこと?…………『自分が怖い』っていう…………んな訳ない(笑))