やっと、

ここから慰労会ですね……(;^_^A



ダラダラと、ほんとすみません💧









前回の続き───



カハラの高級住宅街の会場に到着して、

乾杯をするところから、

今回、始まります。



テーブルを囲んで、

立ったままジョッキ🍺を持ち上げる5人。


「先生……」

と、翔くんに言われて、

自分のことかな……?と、ちらっと見る智くん。


「大野先生、お願いします」

カメラに、

背中を向けたニノの向こうにいる、

相葉ちゃんと潤くんが、

ちらっと智くんに目をやり……


「15周年、おめでとぉ~」

「おめでとー!」

「そして、ライブお疲れさまぁ~!」


5人でジョッキ🍺を合わせて、

『イェーイ!♪おつかれ~』

な、人達。



ゴクゴクと飲む様子は、美味しそうです。



ソファーには、

向かって左から、

潤くん、相葉ちゃん、翔くん。


潤くんの横に、智くん。

翔くんの横に、ニノがいますね。

 


大宮の座っているのは───


背もたれのないスツール……

というよりも、

オットマン、ですよね……きっと。


所謂、

ソファーによくある、

四角い足を乗せるやつですね。



「あー、………うめぇ❗」

「うまっ❗」

「うまいっ❗」

「うまいね」


最初に、

ハムやチップスがテーブルにあるようで……


ハムは、

さっき買ったもの。


チップスは、

スタッフさんが、

お酒と一緒に、

用意して下さっていたのかな……?



「もーらいー」

と、フォークでハムを刺してる翔くんの横で、

相葉ちゃんが、

大宮にフォークを渡してくれる……(´;ω;`)



「あ、ありがと」

「あー、ありがとうございやす」 



「すごいっすね……」


ハムが絡まっちゃってるのか…… 

(盛りつけの時、慌ててお皿に出したのかな?)

ちょっと、取るのに苦労してる潤くん(笑)


柔らかいから落ちそうで………

慌てて口に入れて、

上手く入れられなかった?(笑)


口からハムを垂らしながら(笑)

落とさないように……と、

手でカバーする潤くん(*´罒`*)💜



「はい❗うまい‼」

と、口をもぐもぐさせながら、

フォークを置いて、

ソファーにくてん………と、座る人(笑)


翔くんは、

ひょっとして先に端っこを食べたのかな……?


1人、

薄っぺらいものとは違う感じのものを、

食べてました……よね?



その隣では。


上手くキレイにフォークに纏める、

案外器用な相葉ちゃんが……

「間違いない」



すると、ふいに──

「別にここまでじゃなくてもいいけど、何か、5人でこういうの1個あってもいいよな…」


「まあね…」

「だいぶ、贅沢だね」

と、静かに同意する末ズ。




この翔くんの言葉は。


ものすごく、

私の中で、当時響いた───

(いや、今聞いてもじぃんとするけど……)



5人共好きなファンとしては、

本気で、そう思ってる。


これを聞いた時から、今もずっと──




これが、

翔くんの口から出た言葉だ……

っていうのが……また………(´;ω;`)♥



”仲良い”と言われる嵐に、

少しの抵抗があって……


それだけじゃないことを証明したくて、

いろいろと模索していた翔くん。



そんな翔くんが、

ソファーに座り直すような感じで、

落ち着きなく、

もぞもぞ動きながらそう言ったのだ。


 

まるで。


少し、

照れくさい想いを、隠すように───




いろんなことを考えても。


結局。


どんな風に思われようとも。



自分達は、自分達で……




自分達のスタイルを貫けばいい───


そういうことですよね……



後の彼らを見ていると、

そこに答えがあるように───




日本であっても、

(日本は難しいのかな…)

海外であっても、



自由に、


いつでも、


会いたい時に会える──

行きたい時に行ける───

集まりたい時に集まれる───



彼らが、

好きなタイミングで、

5人になれる場所が存在するといいな……と、

本気で思う。



素敵なシェアハウスですよね……





「ってか、この時間に来てよかったね」

「そうだね」

「ちょうど、暑過ぎず…だね」

「うん」

「うん」



リラックスしたようにソファーにもたれ、

「いや、何か、すげぇハワイを、やっと…感じてる」

な、相葉ちゃんに、

「分かる……」

と、ちらりと相葉ちゃんの方を見る翔くん。


「ねー?気が張ってたんだろうね、やっぱり……ライブ、あったから」


そうですよね。


ライブに向けて、

いろんな会議を重ねていたんだろうな……



「すげぇ、ちゃんとキレイに5個並んでるし、椅子とか……」

ふと、

海辺に見える椅子に気が付いた潤くん。


この映像。

素敵でしたよね………


海の方を向いて、

並べられている5つの椅子──

っていうだけなのに。




「さっきのスーパーで思ったけど……まだ24時間も経ってない昨日のコンサートが、何か、もう、夢の………世界みたいな感じしない?」


言葉を探しながら喋っているような翔くん。


「うん」

「あっという間だったな……」


ここで、

少しハワイライブの映像も、

流していただいてましたね。



「何か、どうだったか、よく分かんなくない?正直」

と、斜め前のニノを見て話す潤くん。


「うん」

頷くニノ。


「何か……勿論楽しかったし………何か……よかったなぁとは思うけど。これが……人が観て楽しかったかどうかって聞かれると、何か……ガッツリ掴みましたっていう、感覚がないよね………」


ずっと、

ここに向けて頑張ってきた時間を考えたら、

2日間──

というのは、

あっという間に感じただろうな………



自分が、

このライブを楽しめたからこそ、

ちょっと不安になったのかもしれないですね……


自分達はよかったけど、

久しぶりにソロのないライブを、

特に個人のファンはどう思っただろう………と。



「んー………でも、いいライブだったと思うけどな……俺は」

潤くんの言葉に、考えながら話す翔くん。


「──昔から見てくれてるスタッフが、観に来たじゃん?」

ライブでの様子を、

思い出しながら話す相葉ちゃん。


「うん」

「”本当に良かった”って、ほんとに……”歴史を感じた”って、軌跡をね……」



いろんなスタッフさんを招待していたんだな……


そして。


スタッフさんも、

成長した彼らの姿に、

胸が熱くなっただろうな………




「ん~」

「じゃあ、よかった」

「(ライブ)よかったんじゃないのかな……」


潤くん。

私は、少なくとも。

BDが届いてから、
毎日毎日、ずーっと観て、
毎日毎日、泣いてたよ………


幸せな気持ちになって───




乾杯の時にはなかったけれど、
いつの間にやら、
ビールジョッキ🍺の下に、
ダスターがたたまれて、
コースターのようにして使われてましたね✿


このダスター。

ちょっと、
離れたテーブルに、
置いてあったのが映っていたから──

グラスの水滴で
テーブルが濡れるのが気になった人が(笑)
5人分、用意したかな?



「15年だって……すごいね……」
ハムに手を伸ばしながら、
ちらっと、智くんを見る翔くん。

智くんは。

この時点では、
後ろ姿が少し映る程度なので、
その表情は、まるで分からないけれど……


「ほんとだよね?……15年って、すごいと思うわ……」



少し前のラジオで、
薬丸裕英くんと岡本健一くんが、
ジャニーズについて話していたけれど……


自分達の頃は、
25歳30歳を過ぎたら、
アイドルなんて出来ないと思ってた……

それが今は、
結成20年、30年っていうグループがいる……と。


薬丸くんと岡本くんは、
共に、
5年、6年の活動期間で、
それぞれのグループが、
解体、解散という形になっている。

そんな彼らにとっては。

今の子達はすごい……
と、感じてくれているようで……


事実。

嵐さんも、
デビューの頃には。


そんなに何年もアイドルは出来ない───
と、自分達で思ってましたもんね……


「ぶっちゃけさ、どれくらいまで続くと思ってた?」
「俺、全然…12月で終わると思ってたから……」
な、ニノ。

『あー』な、顔の潤くん。
「11月だけの……」
「11月3日の12月2日……」
ニノの言葉に、頷いている翔くん。

「あ、じゃあ、ワールドカップ期間中ってことか
「そ」

「ん、ってか、むしろ、俺はそういうもので、最初、話を聞いてたから」
な、翔くんに、
ふと会話に入ってくる智くん。

「あ、そうなんだ……」

小さく呟いた智くんに気が付いて、
そっちを見て頷く翔くん。

「へぇー」
思い出そうとしているのか、
考えがちな相葉ちゃん。

「だから、俺それ…翔ちゃんに聞いてたのかな…」
と、こちらも記憶を辿る───

「だから、それもしかしたら、俺の勘違いだったのが、ニノに影響させたのかもしれない」
2人でよく話してた……って、
言ってましたもんね……

「そうしたかったっていう、願望も強かったんじゃないの?(笑)」
に、ちょっと眉間に皺を寄せて考える翔君。

「ん、んー、というよりね。”ならやります”ぐらいの感じだったと思うんだよね。その前提が……」

当時は、
期間限定のユニットとか、
確かに、結構あったようですしね………

「成程」
「成程ね」
2人をちらっと見て、頷く翔くん。

「うん……延長して、14年11ヶ月くらい経ってますもんね」
と、ニノを見る。

そして。
この発想が、好きだな───

「ほんとだよ。延滞料金だったら、とんでもないよね」
「あははは(笑)」
「あはは」
「ふふ(笑)」
にやっと笑ってる潤くん。
「払いきれないよ?」


この時の。

翔くんが、
🍺ジョッキを持って飲んでいる時に、
横からのアングルが映り、
やけに、
その腕の赤さが目立つ……

焼けたのかな?

それとも、
アルコールのせいで、少し赤くなった……?

肌が白いと、
身体中、真っ赤になりますもんね。


基本は、
ソファーに座った3人を映しているので、
真正面からでは気付かなかったけど……

ニノの真後ろの、
背中越しのカメラ位置の映像だとよく分かる……


みんな、
この時には、
何杯目くらいなんだろ……?


「Jは、どれぐらい続くと思ってたの?」
「どうだったかなぁ……何か……」

ニノの肩越しに、
おでこしか見えてない智くんが、
何かに気が付いて、
ちょっと『ん?』って感じで、
うちの方向を見る瞬間があって……

真ん前にいたニノが、
つられるように、そっちを気にする(笑)

何を見つけたんだろ?
スタッフさんが、
何か気になることやってたかな……?


「そのぉ…じゃ、その当時の…KinKiとか」
「うん」
「V6とか、僕ら付かせてもらってたじゃない?」
「うん」
「そういう感じで、ずっとやってくグループとしてのデビューなのかなぁとは、思ってた………ただぁ(笑)…ま、自分自身も、まぁ、さ、この5人が、じゃあ、いきなり集められた訳じゃん。Jr.の、それぞれだった人間達が、この5人でグループ組みますよって言って、集まった時の……何か、不安っていうか………それまで、一緒にやってる感覚がないからさ……」
「ないね」
「そこの不安っていうのもあったしぃ………ま、ぶっちゃけた話すると、5人中3人、何か辞めたい…っていう空気だったから、これ、どうなっていくんだろうっていうのは、まぁ…あったよね」



しゃべってる潤くんの表情も、
ワイプの中で見守ってる潤くん自身の表情も、
何とも言えない、
ちょっと、切なくなる顔で───


1番年下の潤くん。

デビューの頃は、
特にすごく感じていただろう………


そうですよね………

この頃。

純粋にデビューに前向きだったのは、
相葉ちゃんと潤くんだけ、でしたもんね。


ジャニーズには、
それまでいろんなユニットがあって……
そのユニットで、
それぞれ、活動もしている。

そんな中で、
彼ら5人って───

この組み合わせは。


会社の人達も、
他のJr.達も、
本人達も、


誰も、
考えてもいなかったんじゃないかな……
と、思うから。


本当に。

蓋を開けてみるまで。


え?この5人なの?


という、
周りが少し驚いた──
そんなメンバーだったのが、分かる。


当時のマスコミも。

 ハワイまで来てデビュー会見するなんて、
『どんなメンバーなんでしょう?』
みたいな感じだったし。

デビュー有力だと言われていた人は、
結局グループにはいないし……

彼らは彼らで、
先のことも含めて、
本当にいろんなことが、
不安だったんだろうな………



「”辞めたい”つって本当に辞め、たら、じゃあ、これ、終わるなぁ……とかっていうのもあったし……」

潤くんの長い話を聞いて、
翔くんが、
まるで安心させるように言う──

「でもね…………辞めるものだと思ってたけど……辞められる空気じゃなかったよ…」
と、少し先へと視線を落とす翔くん。

「もう、引くに引けなかったなぁ……だから……」

「それ、いつ頃思ったの?」
これを聞く、潤くんが何かよくて───

「結構すぐよ。デビューコンサートぐらいん時」
「んー」
「やる気なかったし、辞めたいとも思ってたけど、本気で辞められるかと思ってたかというと、辞められるとは、思ってなかった……」

夜会でも、
言ってましたね。

ファーストコンサートで、
5人、繋いだ手の重さを感じた──と。


この話をしてる間、
ソファーの3人が、
ほぼずっと映ってるんだけど………

3人とも、
海を見てしゃべってるんですよね……


それが、
何故だか、
ちょっと、胸がぎゅっと痛くなる──
 

彼らの視線の先に。

不安な10代の頃の彼らの姿が、
見え隠れするからかな……

安心して、
そのまま進んでいいよ───


そう言ってあげたくなる、
そんな感じが……



「相葉くん、どっちなの?」
「俺は……だから、1番……最初が分かんなかったけど…」
「何かふわふわしてたでしょ?」
ふわふわって………✿
表現が可愛いな。゚( ゚இωஇ゚)゚。


「ふわふわ入って来てぇ………」
「結局さ、どういう風にして、相葉くんが最終的に入ったのかが、よく分かんない……かったからさ」
潤くんの言葉に、即答する相葉ちゃん。

「いや、俺も分かんない」
「──じゃ、もう。ジャニーさんのみぞ知る、っていうことか」

隣で、
じっとその様子を見ていた翔くん。

「俺らが、聞いてる、その……”何で松本と二宮がいるのに相葉いないの、可哀想じゃん”…っていう話の共通認識だよね?」

ジャニーさんの、あの言葉ですね(笑)

そんな翔くんの言葉に、ちらっとニノを見る潤くん。

「そう」
「そうそう……」
「だって、相葉くん誘うには謎過ぎるじゃん。理由が」


そりゃそうだよな。

デビューメンバーを、
自分達で決められる訳じゃないんだから………


すると。
ここで。

初めて、ちゃんと話し出す智くん(笑)

「俺も謎だもんな……」
と、ぽつり。

智くんも、本当に謎なんだろうな………

その真意は、
ジャニーさんから語られる訳じゃなかったですもんね……


「何?言われたの?明確なこと」
「言われてないんだよ、だから……レコーディング手伝ってって言われたの」
「それは聞いたことあるな」

何度となく、この話してますよね……

話す智くんを、
じーっと、探るように見ている翔くん。

「行ったらもう、翔くんいたんだっけ?」
「レコーディングスタジオの?」
「うん」
「何か、2人でいたよね」
「2人でいた時あったよね?」
「だって、あれ……1週間とか10日とか、そんな前でしょ?」
「うん……でも、その前に」
「デビューするんだって気付いたのはいつなの?」
「5人で焼肉行ってんだもんね」
「そうなのよ」
「ハワイ来る前に」
「前日?」
「そうそう、行く前の日ですよ」
「…YOU達嵐だから”って言われたのは……あの焼肉屋だよね?」

正式に言われたのは、
おそらく、そうなんですよね……

「多分、そうじゃない?」
「そう


この時。

相葉ちゃんが、
ものすごく、
考え込んだような顔をしていて……(笑)

デビュー前後。
きっと、
すごくバタバタしていただろうから、
こういった記憶が、
ないのかもしれないですね……


「だって…」
「決定ですってなったのは、そうだね」
「やたらタンばっか出てきてさ」
と、目で訴えてくる翔くんに、
くすくす笑う智くん。

「ははははははっ!そうだったね」
「すっげぇ量のタン出てきたの覚えてる」
「タンとミノ、すっげぇ出てきたね」
「ジャニーさん好きなんだろうね」
「あ、そうなんだ」
「ジャニーさん、ミノ好きなんだよね?」
と、智くんを見るニノ。

3人で、
焼肉でも食べに行ったことでもあったかな?

智くんも、その事実は知っているように──


「皿ごとこうやって……」
皿の上のものを網の上にぶちまける、
豪快なジャニーさんの焼き方をマネをする智くんに、爆笑する潤くん。

翔くんなんて、
手を叩いて後ろにひっくり返って笑う(笑)

当時の画でも見えたかな?

ものすっごい、
嬉しそうに笑ってるけど……(;^_^A

「”食べなよ食べなよ”とか言って。食えねぇよ、だって……」 
「繊細にやって欲しかったよね」
ニノが、
ジョッキを持って離れていく──
注ぎに行ったのかな……?


普段忘れていることでも、
こうして話すことで、
いろんなことを思い出すんだろうな………✿



「その……3人が、あんまり乗り気じゃないっていうのも、あんま知らなかった……っていうか……後々んなって、振り返って、”あの時あんまりやる気がなかった””辞めようと思ってたんだよ”っていうのは、後々聞いたの」
な、相葉ちゃん。

「だって、俺と翔やんは…」
 「言ってたね」
「だって、共通認識で動いてたから、俺ら知ってんだけど……」
頷いてる翔くん。

「だから、その……直前にロス行ってるじゃん」
「うん」
「この人除外してね」
と、手で智くんを示すニノ。

VSの最終回で出ていた、あの映像ですね……

「リーダーいなくて…相葉くんと、俺ら3人で行ってる…」
頷いてる櫻葉。

「ロスとベガスだっけ?」
「うん」
「行った、行った」
「んで、そ、の、部屋が一緒だったの。で、その時、デモテープかなんかが、送られてきたんだよね?」
「『Reach out for my dream』」


これ。
すごいな………と、思う。

まぼろしで終わった曲のタイトルを、
しかも、
その時、
初めてタイトルを見て、
音を聴いただけのものを覚えてるって……

潤くんも、
以前。

普通に、
その曲のタイトルを、
上げていたことがあって──


それだけ。

違う理由で、
2人の印象に残っているのかもしれないな……


「ふぅん」
「えー、そうなんだ」
と、
ちょっと驚いた顔で、翔潤を見る智くん。

初めて知った?


「で、それ聴いて。”どうすんだ、どうすんだ”みたいなことを、2人が言ってたのはすごい覚えてる」
と、磁石を見る。

「だからそん時は……それは多分、相葉くんも認識してたと思うけど……」
「うん……」
「何か、俺ら3人で、松本二宮櫻井で、グループんなりそうだから、みたい……事前ロケみたいのしてて」
「あー、してたしてた」
「それの共演じゃないけど、相葉くんと……一緒にロケとかしてたよね」
「やったよね」

映像では、
確かに、
相葉ちゃんは、後から合流してたな……

「で、日本帰って、この人がうちに泊まりに来て…」
と、ニノを示す。

「そう」
「で、次の日ジャニーさん家行って…断りに行こうとしたら……」

頷いて、この話を聞いてた智くん。

ふいに、
「あー、あのお手伝いさん……」
と、確認するように翔くんを見る。

当時、何かを聞かされていたのかな? 
翔くんも、智くんを見る。

「お手伝いさんしかいなくて、机の上にでっかくって書いてあって、2人で……”そりゃ、ないわ~”って」
な、翔くんに、少し笑う天然の2人。
はないよな~つって」



この、
『嵐はないよな~』
な、言葉は。

今となっては、そうなんだ………
ぐらいのものですが。


当時は確かに、
私も、ちょっと驚いたもんな………


急に、
ハワイデビューで、
何故か日本出してきたな……と、思って(笑)



でも。

その、
不思議なアンバランスさが。


ハワイデビューだというのに、
どこかで物憂げで、
変わった子達だな………
という、
印象を残す彼らと、
上手く符合して───



それは。


私としては、
悪い印象ではなく───



元気いっぱいの笑顔を見せられるよりも、
そこに、
等身大の彼らを感じて───


何だか、
いい印象を残した………