私には、

嵐さんの楽曲で、大好きなものが沢山ある。


なので、

どれが1番好き──

とは難しく、

1曲には、絞れない。




その、 

沢山ある好きな楽曲の、

いつも、

筆頭に近い場所に在る歌が、

この『Miles away』で──



『Are you happÿ?』に収録されている、

智くんが監修を務めた、この歌。



最初に聴いた時から、

大好きで───



歌割りを決めたのも、

智くん自身………だと、後にラジオだったかな?

で、言っていて………



その後。


この歌を聴く度に。




あの頃。


嵐を表現する為に、

自分の監修する曲にこの歌を選んで、

重要となる、

歌割りも自分で決めた───



スタッフさんが懸念するのを押してまで、

嵐の可能性を、

見せてくれた歌──



そんな。


頑ななまでに、

ソロ以上に、

この歌にかけていたような、

智くんの横顔を。



想像するようになった………






こちらでは。



その頃の彼らを、

私が、

個人的に、

好きなように勝手に妄想したお話を、

投稿させていただいています。



このような妄想のお話に、

全く、

ご興味のない方には、

起こしいただいたのに、

本当に、

大変、申し訳ありません…………💧



こちらの投稿は。


決して事実ではありませんので、

お許しいただける方のみ、

お読み下さるよう、

お願い申し上げます───(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)






















〈歌を聴くと思い出すのは今もあの頃も…〉


最近。


連絡を取った、

学生時代の友人に言われたことで、

ふと、

思い出した景色がある。



それは。


今も、

たまに、思い出す景色で───




いつもと変わらない。


忙しくとも、

楽しい、

日々を送っていた。


5人でいた、

その、夢のような景色───



そんなものを思い出すだけで、

泣くようなことは、

さすがに、なくなったけれど。



ふと。


隣に、

誰もいない……

という、

その空間の空虚さに。



訳もなく。

郷愁のようなものが、襲ってくる時がある。



──はっ……(笑)


郷愁って何だ(笑)


馬っ鹿じゃないのか……?



まだ、

ほんの、

数ヶ月しか経ってないってのに───







あの頃の俺達は。


同じ方向を見ていると思っていたけれど──



ひょっとすると。


何も言わなかった、

あの頃のあなたの目は。


未来にいる筈の、 

俺達5人の姿を、

そこに、

懸命に、

探していたんだろうか………




自分のソロで流す、

あの映像撮りをしたものを、

ステージに座り込んで、

じっと見上げていた、

あなたの姿が、

今も、

目に焼き付いて残っている。



袖から、

その様子を見ていた俺は。



いつもなら。


何も気にせず。


あなたのそばに行って、

『先生、出来は如何ですか?』

と、でも聞いただろうに。


あの時ばかりは、

何故だか、

俺は、

あなたに、

声を掛けることが出来なかった……



自分が踊る映像を見つめる、

あなたの、

その目が、

あまりに、真剣で───



俺は。


今は、

声を掛ける時じゃない──

そう、思ったんだ………









つい最近。


ふと、

連絡を取った学生時代の友人に、

言われたその言葉は。




”『Miles away』マジでいいぞ………” 

で。




何だよ、急に(笑)

もう、4年半前の曲だろ?


そう思って。



何で今?


と、聞いた俺に、彼は言った。




”ウチの下の子が、すげぇ、よく寝る(笑)” と。



昨年、

2人目が生まれたその友人は。


このひと月程。


夜泣きに、

悩まされていたらしい。



毎夜、

夜中に目覚めて。


激しく泣く子供に、

どうすることも出来ずに、

ただ、

抱っこして、

気を紛らわせようと、

思い付く、

いろんなことをやってみたらしい。


けれど。


どれも。

功を奏せず───



たまたま、

ダメ元で(ダメ元ってなんだよ(笑))

嵐の曲を聴かせてくれたらしいのだ………


いや。


そこで。


嵐の歌を思い出してくれるだけ、

有難いことではあるけれども。




それと言うのも。


昨年から、

嵐の楽曲がサブスクに参入して、

手軽に聴けるようになった───

というのが、あって。



どうやら。


彼のところの上の子供が、

『翔くんの歌』

と、言って。

『嵐の歌』を、気に入ってくれて(笑)



両親のスマホで、

ちょくちょく、

”『翔くんの歌』を聞かせろ”と、

せがむようになっていたらしい。



いやいや。


有難いけど。



『嵐の歌』って、訂正しといてよ。


でないと、

会った時に、歌ってって言われて歌ったら。


随分と、

違うものになるから!(笑)



『嵐の歌』は、

5人だからこそ、その連携で歌えるのだ。


1人で歌うと、

驚く程、息切れする時がある。


歳なのか───?


と、思っていたが。



昨年、

レギュラー番組で。


広瀬香美さんに、

『Love so sweet』は、

5人で歌うのを前提にしているような歌だ……

と、言われて。


目から鱗が落ちた───





嵐のコンサートは、

2時間半くらいある。



曲数にすると、

殆どのコンサートで、30曲以上はある………



これを、

歌い切れるのは。


コンサートを、

やり切れるのは。



俺達が、

5人でいるからなんだ────




俺たちの歌は。


5人で歌うことを前提に、

作られた歌だったんだ…………






毎夜、

毎夜、

夜泣きが始まる下の子供に。

 

上の子供が、

自分が気に入ってる、

『嵐の歌』を、聴かせてくれたようで───



何をやっても。

30分以上は、泣き続けていた子が。



数曲聴かせるうちに、

大人しく、

眠ってくれたらしい───



いや。


ほんとに。

そんな効果があるかどうかなんて、

俺には、分からない。



たまたま、

と、いう可能性も、

決して、ゼロではない。



ただ。


少なくとも、

その子には、

合っていた……ということだろう………




ミディアムバラードの、

いくつかの曲が、その子にヒットしたらしいが。



その中でも、

どうやら、

『Miles away』が、

1番、

穏やかに眠るようだ───

と、彼が言った。


奥さんも一緒に………と(笑)



夜泣きに疲れ果てている奥さんの、

安眠に繋がったのなら、

それだけでも、

よかった───



まさか。



『嵐の歌』に、

そんな効果があるとはな………(笑)




友人が言った。


”いや、マジで……声がめちゃくちゃいいよ”

”この、重なっていく声を聴いてると、イライラしてても、優しい気持ちになれるんだってさ”


と。






あの時。


『Are you happÿ?』のリハで、

珍しく踊っている彼がいる……と、

ステージを見に行った、俺。


結局。


声を掛けることも出来ずに、

舞台の袖から離れようとした、その時。


ちょうど、

後ろから、ニノと相葉くんがやって来た……



「何?(笑)どうしたの?」

俺が、2人に声を掛けると。


「大野さんが踊ってるって、潤くんが言うから、社会科見学に……ね?」

と、ニノが相葉くんを見る。

「ね?……って。あれ?大野先生は?」

相葉くんがきょろきょろとして、

ステージに座り込んでいる兄さんを、見つけた。

「あ、あんなとこで、休憩中じゃん(笑)」


「休憩じゃないよ(笑)映像確認してんだよ」

俺が言うと。

「何だ、踊ってるとこ、見ようと思って来たのに……」

ニノは、暫く。

遠くに座る、

微動だにしない兄さんの横顔を見つめた後、

大袈裟に、肩を竦めて見せた。


「………帰りましょ、帰りましょ。休憩中のおじさんなんて、いつもと何の変わり映えもないんだから……」

そう言ったニノと、目が合う。


何かを言いたそうに俺を見た……

かと思ったが。


ニノは、

それ以上何も言わずに、踵を返して歩き出した。


「え?にのちゃん帰るの?」

「帰るよ。今、あの人、何もやってないじゃん」

「俺達は、まだ見せてもらえないってことか……」

相葉くんが、そう言うと。


「”達”じゃないから、相葉さんだけだから……」

「──何でだよ、一緒だろ(笑)」


俺達は、

まだ、そこでじっとしている兄さんを残して、

歩き出した。



「そういや、さ。潤くんが、リーダーの『Miles away』で……スタッフと、何か変更するって、言ってたな……」

「変更?」


変更自体は、珍しいことじゃない。


普通によくあることだ。

だけど。

少し、気になった。


「うん。ライトの色を変える……って」

「…………あぁ…ライト……」

「リーダーが潤くんに相談したみたいよ」






そう。


『Miles away』は、

あの頃の、歌だ───



2016年。


アリーナツアーを続ける中。


少しずつ動き出していた、

『Are you happÿ?』のアルバム。


レコーディング。

リード曲のMV撮り……



あなたは、

連ドラの後、

すぐに、映画の撮影に入っていて───


9月に出した、

リオ・オリンピックの、

日本テレビ系のテーマソングとなった、

『Power of the Paradise』

のMV撮りもあった。



ファンに人気のある、

カップリング曲の『花』も………

この時か………



アリーナツアーを続ける中での、

かなり、 忙しい年。







友人からの、

思わぬ『Miles away』の絶賛に、

俺は嬉しくなって───



随分前のことのような気がする、

あの頃のことを、

思い出していた───






あなたが、

その監修曲に、 

『Miles away』を選んだと知って、

あの頃の俺は、

少し驚き、

また、

妙な嬉しさを感じていたな。



実は。


俺も、

この歌を、

やりたい…と、迷っていて。



想いは、

同じなんだ…

と、感じたから………




『To my homies』を、

俺が選んだのは、

ラップを、

みんなにやってもらいたかったからで……




俺にとって、

この2曲は、

まるで对のようになっている───




あなたは、

”今”の位置から、

少し未来の”君”に約束する歌───


俺は、

少し未来から、

あの頃の”今”へとエールを贈る歌──






2016年。


今の想いは、

同じなんだな───



と、

喜んでさえ、いたっけ…………