4回目の税理士試験の勉強に取り組み出した、2023年1月からのお話です。
この時の税理士試験の状況を整理すると
・会計2科目(簿記論、財務諸表論)は合格済み
・税法科目の一つ消費税法は2回不合格
・税法2科目免除となる大学院は1年目終盤
です。
正直、辛いです。
この戦いはいつか終わる日はくるのでしょうか。
ただ、ここで諦めるわけにはいきません。
むきー!
流石に消費税法3回目ともなると、合格ボーダーぎりぎりを狙うような、これまでと同じレベルの勉強をしていてはだめなような気がしました。
範馬勇次郎のような圧倒的な力が欲しい。
ということで、勉強の質をアップグレードすることを模索しました。
その一つが、理論暗記。
これまでの記事にもさんざん書いてきましたが、私は理論暗記が苦手だし、ダイッキライです。
ただ、ほとんどの受験生も理論暗記が苦手なはず。
理論暗記を完璧に仕上げることで、大きなアドバンテージを稼ぐことができるはず。
本試験までまだ8か月ありますが、初っ端から理論暗記にフルスロットルで挑みました。
当初の理論ノルマは1日3~4時間。
前年8月の本試験が終わった後4か月はまったく勉強をしていなかったため、理論は忘れかけています。
まずは思い出し作業に没頭します。
また、前回暗記をしたのは、理論全体の8~9割でした。
今回は100%の完全暗記を目指します。
大原では毎年Cランクに分別される「実質享受者課税」や、前回の本試験で出題されたため、出題の可能性が著しく低い「価格の表示」なども全部すべて、まるっとスリっとゴリっとエブリシング暗記だ!
暗記方法はひたすら空で読みました。
忘れたらテキストをカンニングして空読み、の繰り返しです。
忘れやすい単語や言い回しに波線を引く程度のことはしましたが、下手な暗記テクニックを使うわけでもなくひたすら暗唱しました。
ある程度全体を網羅した後は、理論全52題を7分割。
1週間で全理論を暗唱することをルーティンとしました。
大原では3月ごろから確認テストや模試が始まります。
この時、事前に理論問題の出題範囲が公表されますが、出題範囲は見ないようにしました。
つまり自分の中での出題範囲は理論全52題。
圧倒的な力を得るために、勝手にハンデをつけました。
結局本試験まで、1週間で52題をまるっと暗唱するルーティンを継続しました。
↑時間を測りながら、暗唱した理論はチェックしていきました。
振り返ってみると、地味で辛く楽しくもなく達成感もないですが、かなり力になったと思います。
最初は、一日のノルマ分の暗唱だけで2~3時間かかっていましたが、暗記が進むにつれだんだんと時間は短縮。
直前期は30分~1時間で1日分のノルマをこなしていました。
過去2回の消費税法の勉強では、本試験が近づくにつれ理論暗記の時間を増やしていきましたが、1週間ルーティン戦法だと、本試験が近づくにつれ理論暗記に掛ける時間が減っていくのも利点です。
こうして、消費税法受験生界隈のオーガを目指す旅は始まったのでした。