ことを国家主義(ナショナリズム)というのだそうだ
この「ナショナリヅム」日本語では国家主義、国民主義、国粋主義、民族主義などと訳されていて、場面場面で使い分けが違い、かつて私的には中「国粋主義」と位置付けていましたが、昨今、複雑で理解が難しくて戸惑っています
国を身近な「家族」に置き換えて説明するなら
隣近所が如何に餓えていようとも、我が家に有り余る食べ物を飢え死にしそうな隣近所に分け与えることないどころか、より食べ物を占有し、他の人が手に入れようとする食べ物までも、手に入れようとする「家族第一主義」
個人で解釈するなら「利己主義」
ということでいいと考えてきましたが、いつの間にか「ナショナリズム」は国、国の政治体質、また時代によって少しづつ解釈が変化し、理解を難しくさせていることを踏まえなければなりません。
まず日本は「国家主義」から「個人主義」への移行が激しいと言われています
ヨーロッパは、EUを組織することにより、「国家の利益」よりも「EU加盟国の利益」が優先されるようになり、そのグローバルな環境が「難民受け入れ」へつながっているように見えます
アメリカのトランプ大統領は「アメリカ第一主義」を豪語し今やUSAは典型的な「国家主義」です。フィリピンも似てますね。
さて本日の命題は「ナショナリヅム」と「愛国心」の対立について
フランスのマクロン大統領が第1次世界大戦終戦100周年の記念式典で、以下の演説をいたしました
記事をお読みください
マクロン仏大統領、国家主義を批判 第1次大戦終戦100年式典で
パリで11日、第1次世界大戦終戦100周年の記念式典が開かれ、エマニュエル・マクロン仏大統領は各国首脳に国家主義(ナショナリズム)を拒否するよう呼びかけた。

ドナルド・トランプ米大統領やロシアのウラジーミル・プーチン大統領などが参列する中、マクロン氏は国家主義は「愛国心の裏切りだ」と訴えた。
「『自国利益が最優先で他国のことなど気にしない』と言うことで、その国で最も大切なもの、つまり倫理的価値観を踏みにじることになる」
記念式典は世界各地で行われた。
1914~18年の第1次世界大戦では970万人の兵士と1000万人の市民が犠牲となった。
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記念式典に併せ、2カ国首脳会談を持った国もあった。プーチン氏は記者団に対し、トランプ氏と短い会話を交わし、結果は好ましいものだったと話した。
一方でロシアのメディアは、仏政府主催の午餐会では、トランプ氏とプーチン氏が隣に座らないよう直前に席順が変えられたと報じた。
パリの記念式典
マクロン氏をはじめとする各国首脳や高官は、パリの凱旋門の地下にある無名戦士の墓まで歩いて参拝した。この日は雨で、パリ中の教会の鐘が鳴らされる中、マクロン氏らは黒い傘を差して行進した。
その後、20分近い演説で、マクロン大統領は各国首脳に「平和のために戦う」よう訴えた。

「国際社会から身を引き、暴力や一極支配などに魅了されてこの希望を踏みにじるのは、間違いだ。そのようなことになれば、それは我々の責任だと、次世代は当然指摘するだろう」
式典は、1918年11月11日午前11時に終戦を知らせたラッパの演奏で締めくくられた。
この日の午後には「パリ平和フォーラム」と題された平和会議が開かれ、マクロン氏やアンゲラ・メルケル独首相に加え、プーチン氏やトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領も参加した。
メルケル氏は、欧州やあらゆる場所で「視野の狭い」国家主義が力をつけていると警告した。
10日にマクロン氏とメルケル氏はパリ北部のコンピエーニュを訪問し、1918年に休戦協定が調印された列車の中で、戦没者リストに署名した。
トランプ氏の訪問で物議
トランプ大統領は平和会議には参加せず、開始時間には帰途についていた。
11日の式典のほかには、大戦で命を落とした「勇敢なアメリカ国民を追悼する」ためにパリ西部シュレンヌの墓地を訪れた。
その一方でトランプ氏は10日、米兵など戦没者が眠る別の墓地訪問を、悪天候を理由に中止。他の首脳が雨の中でも参列しただけに、トランプ氏の欠席は物議を醸した。

11日の式典の直前には、胸に「偽の平和主義者」と書いた上半身裸の女性抗議者がトランプ氏の車列の数メートル先まで迫り、逮捕される事件があった。
また、約50の活動家グループがトランプ氏の訪問に対する抗議集会を開く予定という。
各国でも式典
オーストラリアでは、キャンベラの国立戦争記念館で式典が行われたほか、アデレードでは飛行機から紙製の赤いポピーがまかれた。
スコット・モリソン豪首相はキャンベラでの式典で、戦没者追悼の重要性について語り、「変動の激しい現代の潮流をより賢く切り抜けるために、過去から学ばなくてはならない」と話した。
ニュージーランドでは、首都ウェリントンで追悼の意を示す銃声が鳴らされた。
インドでは、大戦に従軍して死亡した7万4000人の兵士の追悼式典が行われた。
ナレンドラ・モディ首相は11日、「インドが直接関わった戦争ではないが、我が国の兵士はひたすら平和のために世界中で戦った」とツイートした。
英国でも、大戦の終結を記念するさまざまな式典が開かれた。
ロンドンではホワイトホール(官庁街)にある追悼施設で初めて、抽選で選ばれた市民が式典に参加した。




地球に国家が成立して以来、
国家や国民、政治、宗教などが複雑に絡み合い、国家間の隔たりは激しく、いまだに平和が脅かされ続けている
仲が悪いから「別の国」なのですから、永遠ににらみ合いは続きます
それぞれの国の言葉に置き換えることが難しいのが「カタカナ語」
例えば「プライバシー」
日本語的には、「覗かれないようにする」
本来の意味は「他人の生活を干渉しない・覗かない」
平和は難しいんだよね