ギョウジャニンニク
ニリンソウ
イヌサフランを誤食 群馬の男性重体
4/20(土) 17:23配信
群馬県は20日、誤って有毒植物のイヌサフランを食べた渋川市の70代の夫婦が、食中毒で救急搬送されたと発表した。妻は軽症だが夫は意識不明の重体。
県によると、夫婦は17日に知人宅に自生していたイヌサフランをギョウジャニンニクと思って自宅で炒め物にして食べたところ、同日の夕方ごろにおう吐、下痢、呼吸困難などを訴え、渋川市内の病院に救急搬送された。
イヌサフランにはコルヒチンという毒性の強い物質が含まれており、県内で有毒植物の誤食による食中毒は11年ぶり。県は食用と確実に判断できない植物については「採らない、食べない、売らない、人にあげない」よう呼びかけている。

ギョウジャニンニクとイヌサフラン
ギョウジャニンニクとイヌサフランの芽生えの見分け方
1.ギョウジャニンニクの芽生えには特有のニンニク臭がありますが、イヌサフランの芽生えには臭いはありません。
2.ギョウジャニンニクの芽は、葉が1〜2枚ですが、イヌサフランの芽は、葉が多数重なり合っています。

ギョウジャニンニクとスズラン

バイケイソウ
よく似ていますが、ギョウジャニンニクはニンニク臭があります、特に葉をもむと強くにおいます
ギョウジャニンニク
亜高山地帯の針葉樹林、混合樹林帯の水湿地
バイケイソウ
亜高山帯にかけての林内や湿った草地
スズラン
高地に多く自生する。
イヌサフラン
庭・園芸用に栽培
自然界にある場合、生育環境が違いますから、間違えることはありません

昨今、ギョウジャニンニクを庭で栽培する輩が増えたために、同様のスズランやイヌサフランとの誤食による死亡例を含む食中毒が増えています。
以前は、ニリンソウと誤食するトリカブトが主でしたが、
近年、トリカブトの死者3人に対し、イヌサフランの死者は6人になっています
やはり野に置け蓮華(れんげ)草
江戸中期の俳人・瓢水(ひょうすい)の句「手に取るなやはり野におけ蓮華草」から取ったもので、野原で咲いているからこそレンゲソウは美しいのであって、摘んで観賞するものではない、すなわち、人や生き物はそのものにふさわしい環境に置くのがよいという、エコロジー精神にあふれたことわざである
ギョウジャニンニクの自生地だった場所が、根こそぎ取られて、絶滅した場所がいくつもあります。
タラの目の木も、庭で増やせる、まだ小さいものは、枝ごと切って水を入れたバケツに入れていけば、育つ・・・・などなど
山菜取りの風上にも置けない、マナー違反が横行しているようです。
山の恵みを、分けていただく、感謝の気持ちを持たない者には山には来てほしくないと思う、くまであります
おまけ
ニリンソウとトリカブト

矢印の一本だけが、トリカブトです
ニリンソウと同じ場所に自生しています

これはすべてトリカブトです

これは、ニリンソウです
花が咲いていなければ、見分けが難しいです

一番左がトリカブト
右の4本はニリンソウです
くまが得意とする標高1000m以上山菜の自生地は、里の桜が散り、モモやナシ、リンゴの花が満開になる頃、やっとフキノトウが顔を出し。ユキノシタ、こごみから始まります。おにぎりもって、のんびりと、自分で食べる分だけ採ってきます
準備は、完了していますが、山はまだ真っ白・・・・ぐすん