「アビガン」世界を救え! | 須坂動物園のくまひゃんのブログ

須坂動物園のくまひゃんのブログ

動物園の関係者では、有りませんが、生き物なんでも大好きです。新しいことは苦手ですが、豊富な人生経験。年の功が誰かの・何かの役に立てばとの思いでブログをはじめたのですが、気がつけば若い方に励まされてばかり、感謝、感謝の毎日です。

エボラ感染看護師が快方に、日本の薬投与と報道
読売新聞 10月20日(月)11時23分配信

【パリ=三井美奈】スペイン政府は19日、エボラ出血熱に感染し、マドリードの病院に隔離入院していた看護師が快方に向かっていると発表した。

 ウイルス検査で陰性の結果が出たためで、近く再検査を行う予定としている。

 政府は治療に使った薬を明らかにしていないが、スペイン紙エル・ムンドは、富士フイルムホールディングスのグループ会社が開発した抗インフルエンザ薬「アビガン」が投与されたと報じた。この看護師は、西アフリカでエボラ出血熱に感染し、マドリードの病院に入院した神父の治療団の一員で、今月6日に感染が確認された。

 「アビガン」はエボラ出血熱の治療薬としては未承認だが、フランスやドイツで治療に使用された。仏では今月初め、この薬を投与された患者が治癒し、退院している。
.最終更新:10月20日(月)11時23分


日本政府へ提供要請続く…ドイツでもエボラ熱に効く「アビガン」投与
ZUU online 10月6日(月)21時21分配信


. 6日、富士フイルム株式会社は、ドイツの医療機関から、ランクフルト大学病院に搬送されたウガンダ人のエボラ出血熱患者の治療のために10月4日(現地時間)に「アビガン錠」が投与されたとの連絡を受けた。

 富士フイルムはドイツからのアビガン錠提供依頼に対し、日本政府と協議の上で緊急対応した。投与された患者は、シエラレオネ共和国で医療活動に従事しているなか、エボラ出血熱ウイルスに感染していることが判明し、治療のためにフランクフルトへ移送されていた。

 富士フイルムの「アビガン錠」に対しては、既にフランス、ギニア両政府がエボラ出血熱に対する中規模の臨床試験を実施することを検討している。

 ドイツだけではなく世界各国から日本の「アビガン錠」に提供の要請があり、ますます注目が集まっている。日本政府は開発元の富士フイルムと協議して対応していく予定だ。日本の薬が世界を救うかもしれず、今後の動向が見逃せない。



アビガン(ファビピラビル)の作用機序:抗インフルエンザ薬

毎年、冬に流行する感染症の1つにインフルエンザが知られています。
インフルエンザの感染力は強く、一人が感染するとその周辺にいる多くの人に伝染していきます。
そこで、インフルエンザを治療するために用いられる薬としてファビピラビル(商品名:アビガン)があります。
ファビピラビルはRNAポリメラーゼ阻害薬と呼ばれる種類の薬になります。

ファビピラビル(商品名:アビガン)の作用機序
インフルエンザはウイルスによって発症する感染症です。その原因ウイルスはインフルエンザウイルスと呼ばれています。

細菌とウイルスは異なります。
細菌は自分で増殖する力があり、1つの生命体として機能しています。
一方、ウイルスは自分の力だけで増殖できず、宿主細胞を乗っ取ることで増殖するという性質を備えています。



ウイルスはDNAまたはRNAを遺伝情報として保有し、その周りを膜を覆っただけの構造をしています。インフルエンザウイルスはRNAをもっているため、RNAウイルスに分類されます。
ウイルスが増殖を行うためには、宿主細胞へ吸着・侵入しなければいけません。
細胞内へ侵入した後、インフルエンザウイルスはRNAなどの遺伝情報を細胞内へと放出します。この過程を専門用語で脱殻(だっかく)と呼びます。
細胞内へ放出されたRNAは、細胞内の核と呼ばれる部位へと送り込まれます。
核はタンパク質や遺伝情報を複製する器官であるため、インフルエンザウイルスのRNAがここに送り込まれることで、その細胞はインフルエンザウイルスのタンパク質や遺伝子(RNA)を合成するようにプログラムされます。

タンパク質やRNAが作られると、新しくインフルエンザウイルスが作られ、細胞の外へ出ていくことで他の細胞へと感染していきます。
これが、インフルエンザウイルスの簡単な増殖工程です。

この中で、「核の中に入ったRNAを複製するとき」に重要となる酵素にRNAポリメラーゼと呼ばれるものがあります。
RNAポリメラーゼが阻害されれば、インフルエンザウイルスの遺伝子(RNA)を新しく作れないため、インフルエンザウイルスの増殖を抑制できます。



このような考えにより、インフルエンザウイルスで必須となる遺伝子の合成を抑制し、ウイルスの増殖を止めることで感染症を治療する薬がファビピラビル(商品名:アビガン)です。
 ファビピラビル(商品名:アビガン)の特徴
抗インフルエンザウイルス薬には他にも存在し、オセルタミビル(商品名:タミフル)などが有名です。しかし、これらの薬は「インフルエンザウイルスを細胞内に閉じ込め、外に放出されないようにする」という作用機序のために発症から48時間以内(2日以内)に投与しなければ効果がありませんでした。
一方、ファビピラビル(商品名:アビガン)はインフルエンザウイルスの増殖自体を抑制する作用を有しています。そのため、薬の投与開始が遅れたとしても効果を示すことが確認されています。
オセルタミビル(商品名:タミフル)などの薬が効かないインフルエンザウイルス(ノイラミニダーゼ阻害薬耐性ウイルス)や鳥インフルエンザウイルスに対しても、ファビピラビル(商品名:アビガン)は有効であることが分かっています。
なお、ファビピラビル(商品名:アビガン)は動物などを用いた非臨床試験で催奇形性(胎児に奇形をもたらす作用)が確認されており、ヒトにおいても同様に起こると考えられています。そのため、妊婦への投与は避けなければいけません。
このような特徴により、遺伝子の合成過程に作用することによってインフルエンザウイルスの増殖を抑制し、病気を治療する薬がファビピラビル(商品名:アビガン)です。


神のような薬ですね。


それにしても、臨床検査やらなんやら、許可とかなんとか言うけれど(効果のある薬がない以上は)そんな事は問題じゃあない。
患者を救う事が先決!

すぐに大量生産して、西アフリカに送るべきと考えます。
お金が必要なら、それこそ寄付を募ればいいじゃないですか

それよりも何よりも、厚生労働省・・・・・
空港の検疫強化よりも何よりも、元をたてば解決するでしょ!
お役所仕事だよなぁ


イライライラ・・・・イライライラ
ぶつぶつぶつ・・・・・・