脱脂粉乳のおもいで・・・・ | 須坂動物園のくまひゃんのブログ

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動物園の関係者では、有りませんが、生き物なんでも大好きです。新しいことは苦手ですが、豊富な人生経験。年の功が誰かの・何かの役に立てばとの思いでブログをはじめたのですが、気がつけば若い方に励まされてばかり、感謝、感謝の毎日です。

給食の牛乳廃止!「ご飯と合わない。和食の文化壊す」新潟・三条市

新潟・三条市が学校給食の牛乳を廃止することを決めた。理由は「牛乳はご飯に合わない」というものだ。三条市は米どころで、6年前から市内小中学校の給食をすべてご飯食にした。牛乳も必ずメニューに載ったが、学校の現場や保護者から「ご飯と牛乳は合わない」という声があがった。そこで試験的に今年12月(2014年)から来年3月末まで廃止することを決めたという。

市長「給食は食育です。非常に意義のあることだと思う」
三条市の國定勇人市長は「普通に考えて、和食を食べるときに牛乳を飲みますか。飲まないですよね。給食は食育です。食事そのものが持つ文化を給食の機会を通じて子どもたちに知っていただくことは非常に意義のあること」と話す。

市民の反応はどうだろうか。ある主婦は「牛乳は必要ですよ。和食でも抵抗はないですね」といい、寿司店店主からは「いいんじゃないですかね。子どもの体のためになるんだから」と栄養重視の答えが返ったきた。

作家の立花胡桃「私の3歳の子どもは牛乳を1日500ミリリットル飲みます。早生まれなのに身長が高いですね。成長期に牛乳はすごく必要な栄養素だと思いますよ。私も給食で牛乳を飲む習慣がついた気がします」

タレントの宇治原史規「和食はどういうものか。食育という意味は分かりますよ。でも、給食ってそのレベルの和食なのか。そのレベルでないような気がしますがね」

ご飯食でもカレーやハンバーグなら牛乳と合わないことはない。三条市だって給食に毎回一汁三菜の和食を出しているわけでもないだろう。

法政大教授の萩谷順「食育とはいうけれど、ご飯の給食は米が余っているからでしょう。ご飯が素晴らしいからではないんですよね」



以下は2007年当時の東京の足立区の記事

法律や国の基準などで1食あたりの食品構成モデルが定められている学校給食について、東京都足立区は国の基準を離れ、来年度から独自の基準作りに取り組むことを決めた。

 区内の学校で年30万本以上の牛乳が捨てられるなど、大量の食べ残しが出る現状に、「自由な発想で子供がおいしく食べられる献立を」と思い立ったという。文部科学省は「基準を守ってもらえないのは遺憾」と難色を示しており、専門家の間でも賛否が分かれている。

 文科省は、学校給食実施基準の中で児童・生徒1人が1食で摂取すべき熱量やカルシウムなどの栄養所要量を定めているほか、その栄養をどのような食品からとるべきかという目安を標準食品構成表で明示。8~9歳の児童の場合、1食で牛乳206グラム、米48グラム、小麦23グラム、豆製品20グラム、魚介類16グラム、小魚類3グラム――など25食品について摂取量を記載している。

 特に牛乳は、学校給食法施行規則で「ミルク」があるものを給食と定義しており、「牛乳なしの献立は認めない」(学校健康教育課)という姿勢だ。

 これに対し、足立区では、今年中にも区内の6小中学校をモデル校に指定し、来年4月から1年間、国の基準にとらわれない独自メニューの給食を提供する方針。食べ残し量を調べたり、子供や保護者にアンケートを実施したりして、その結果をもとに区独自の食品構成表を作るという。

 きっかけは、昨年度、区内の全109小中学校を対象に行った調査。年間で30万3122パックの牛乳が廃棄されたほか、約636トンの残菜も出ていた。「なぜ食べ残しが多いのか」と、給食の献立作りを担当している栄養士から話を聞くなどしたところ、国の基準に縛られ、数字合わせに汲々(きゅうきゅう)となっている現状が浮かび上がったという。

 国の基準に従うと、例えば牛乳は、週3回ある米飯の日にも出さなければならない。牛乳の代わりに温かいみそ汁をつけ、カルシウムは小松菜や小魚やチーズなどでとれないか。子供の嫌いな豆を半分にして、穀物や豆腐で補えないか――。担当者は「せっかく各校に栄養士がいるのに、項目や数値が細かすぎて腕の振るいがいがない。自由な発想で、子供の喜ぶ献立を工夫したい」と語る。

 同様の動きは他の地域でも出始め、東京都武蔵野市では、2年前から独自の食品構成表作りを試験的に開始。北九州市でも、保育園1園が昨年10月から、反対する市を説得して独自メニューに取り組み始めた。

 ◆文科省「食文化伝える目的」◆だとして、こうした傾向に、文科省は「給食には、必要な栄養素をとるだけでなく、子供の偏食をなくしたり、正しい食文化を伝えたりする目的がある。牛乳をなくすのは論外だが、その他の食品についても、子供が食べないからという理由で構成を大きく変えるのは遺憾だ」と強調。
昨年10月に中学校2校で牛乳なしの給食を始めた三重県桑名市の場合、同省から「好ましくない」と指導を受け、結局、牛乳つきの給食に方針を変えている。



もし、全国が右に倣えしたら、牛乳協会の痛手は大きいだろうなぁ
USAからの圧力は必至・・・・必死でいちゃもんつけてくるかな

文科省はどう動きますやら・・・・



食育???・・・・

昭和14年生まれの私の兄・・・・・
戦後、雑炊すすっていた時代、勿論弁当を持ってゆけない子供がたくさんいて、持って来ない子は、教室の外にでるように促され、近所の子は家に帰ってたべたそうだが、多くは中庭に出て時間をつぶしたり、真冬は廊下でただただ震えていた・・・・そういう時代にはじめられた、給食ありがたかったと話してくれた・・・・。
確かに活躍した時代はあった・・・・とはいえ、所詮、アメリカから、家畜のえさでしかない脱脂粉乳を輸入して始めた、学校給食・・・・・

ある方の言葉をお借りして・・・・

アメリカで小麦が過剰になればパン給食になり、日本で米が過剰になればご飯給食になる、こんな制度が食文化ですか?
学校給食は過剰食物の廃棄場所ではないか。
・・・・と疑問を投げかけ・・・・

学校給食のあり方も、見直す時代になっているのではないか。
同じ年齢で、同じ机で、同じ時間に、同じように黙って食べる学校給食。
こんな時同じ行動になじんでしまう子どもたちは、何でも他人と同じでなければ、不安感を持つのではないだろうか。 
国も教育者も親も含めて、日本の学校では異質なものを嫌う傾向が強すぎる。みんなが同じことが平等と考えてしまっているのではないだろうか。
そのため個性は異質と判断され、個性を引き出す教育はなされてはいない。これから先の時代に向かい、国民総ロボット化を目指しているのではないだろうか


そういう意味で言えば、毎回給食で出されてきた牛乳は、諸悪の根源ということになるが

くまは、脱脂粉乳は飲めたけど、毎日泣きながら飲んでた子もいた・・・・時々コーヒー味のときがあって、飲みやすかった・・・牛乳に変わったときは嬉しかったなぁ・・・
生暖かい、脱脂粉乳・・・・今の子供達に飲めるだろうか
おっと、話が脱線してる・・・・