Teach your children | 須坂動物園のくまひゃんのブログ

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動物園の関係者では、有りませんが、生き物なんでも大好きです。新しいことは苦手ですが、豊富な人生経験。年の功が誰かの・何かの役に立てばとの思いでブログをはじめたのですが、気がつけば若い方に励まされてばかり、感謝、感謝の毎日です。

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映画「小さな恋のメロディ」 
1971年イギリス)


 二人が間一髪で結婚の誓いを済ませ、手こぎのトロッコを交互にこぎながら旅立って行くラストシーンが忘れられません


 そのときに流れている曲が

クロスビー・スティル・ナッシュ&ヤング

デビット・クロスビー 

スティーヴン・スティルス 

グラハム・ナッシュ 

ニール・ヤング

の四人が奏でるはハーモニーサウンド

Teach your children

日本で言えば、吉田拓郎か井上陽水、さだまさし・・・・こうせつ、もしくは小田和正、そこにいずみやしげるが入ってハーモニーサウンドを作ってるという感じかなぁ・・・・・・・・・・ちょっと無理があるか



Teach Your Children
  written by Graham Nash
  performed by Crosby, Stills, Nash & Young)
                   ◇◇◇◇◇◇◇◇◇


You, who are on the road,
Must have a code that you can live by.
And so, become yourself,
Because the past is just a good bye.

人生途上の君は、
自分の拠り処となる規範を持たなくてはいけない
そうして、君は君自身になることができる
だって、過去はただ別れを告げるだけのものだから

Teach your children well,
Their father's hell did slowly go by.
 (*2)
And feed them on your dreams,
The one they pick is the one you'll know by.

君の子供たちに教えよう

父の苦しみはゆっくりと過ぎ去ったことを
そして君の夢を彼らの糧として与えよう
彼らが選び取ったものを、君もやがて知ることになる

Don't you ever ask them why,
if they told you, you will cry,
So just look at them and sigh
and know they love you.

何故なんて聞いちゃいけない。
聞くと君はきっと泣いてしまう
ただ彼らをみつめてため息をつけば
彼らが君を愛しているということがわかる

And you, of tender years,
Can't know the fears that your elders grew by.
And so please help them with your youth,
They seek the truth before they can die.

そして君、まだ幼い君は
年上の者たちが共にしてきた恐れを知らない
だから、君の若さで彼らを助けてやってほしい
彼らは真実を探さないと死ぬこともできない

Teach your parents well,
Their children's hell will slowly go by.
And feed them on your dreams,
The one they pick is the one you'll know by.

君の両親に教えよう
子供たちの苦しみはゆっくりと過ぎ去るだろう
そして君の夢を彼らの糧として与えよう
彼らが選び取ったものを、君もやがて知ることになる

(Refrain)




くまがこの映画に出会い、この曲を初めて聞いたのは、高校一年生、



君の若さで彼らを助けてやってほしい
彼らは真実を探さないと死ぬこともできない

今になって、初めて、すご~~く励まされ、応援されたんだなぁって思う

生活に追われ、いつの間にか忘れちゃってた。

言い訳でしかないけど、私にも真実を求め、真剣に生きていた時代もあったんだよ。



おまけ、

長いから、時間のある方だけ、お願いします。



「小さな恋のメロディ」予告編


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若い頃の感情を、忠実に語るのは難しいなぁ~って思ってたら、映画の歌詞と解説を探していて偶然見つけた記事です。どうだろう?あの頃の私の思いと7割は同じかなぁ~・・・・んmかっこつけすぎだよね、こんなにまじめに勉強してなかったし、女性への憧れも・・・・・・。

映画「小さな恋のメロディ」 1971年イギリス

 ぼくの場合、これまで観た映画の中で最も感動し、いつまでも心に残っている映画と言えば、高校生の時に観た「小さな恋のメロディ」を真っ先に挙げたい。

 映画のストーリーはご存じの通りいたってシンプル。イギリスの厳格な小学校を舞台にマーク・レスター少年が演じる男の子がトレーシー・ハイド嬢が演じる女の子に恋をして、気持ちが互いに通じ合い、ずっと一緒にいたいから結婚しようということになる。「大人になったら..」という条件付きの約束なら騒動にはならないのだが、それが「今すぐ」という話なので、
大人たちは反対し、二人の真剣さをまともには取り合わない。一方では、初めは二人を冷やかしていたクラスメートたちは、二人の真剣さに共感し、それなら大人たちには内緒で子供たちだけで結婚式を挙げさせてやろうということになる。なんとかその結婚式を中止させようと、親や教師たち大人が必死になって捜索し、結婚式の会場となった使われていない鉄道の操車場になだれ込んで大混乱となるが、二人は間一髪で結婚の誓いを済ませて逃げ切り、手こぎのトロッコを交互にこぎながら旅立って行く。

 ビージーズが歌う主題曲「メロディフェアー」が日本でも大ヒットし、ぼくが通う高校では、この映画は意中の女の子を初めてデートに誘うお薦め映画のように思われていて、誘える相手がいない大多数の男たちは「あんなちゃらちゃらした映画」と知らんぷりを決め込んでいた。ぼくも実はその一人で、ロードショー期間のデートブームが終わってから、二本だての洋画専門館で一人で観たように記憶している。もう一本の映画が何だったかはとっくに忘れた。

 しかし、ちょっと先入観を抱きながら観た映画は、子役の可愛さを売りにした前宣伝や専門家の「純愛」賛美の解説とは全く違っていた。

 ぼくはすっかり映画に引き込まれ、主人公の二人が、クロスビー・スティル・ナッシュ&ヤングが演奏する「Teach your children」のメロディに乗ってトロッコをこぎながら去っていくラストシーンでは、目がしらが熱くなり涙があふれてきた。自分がいったい何に感動しているのか分からないまま、何でこんなシーンで泣いてしまうのか、自分が恥ずかしく腹立たしく思った。高校生の自分でも、まさか二人がそのまま放浪の旅を続けたり、どこかの街に落ち着いて新生活を始めるだろうとは思えなかったし、トロッコが辿り着く先にはパトカーが待ち構えていて、捕まって連れ戻されることは充分に予想できる。

 ぼくは、映画の後もしばらくこのラストシーンを考え続け、家族や大人社会に自分を理解してもらえない悲しさ、それで諦めて大事なものを失いたくない一途さ、その二律背反を乗り越える象徴的な解決策が「トロッコで逃げる」ことなんだと理解した。自分を庇護してくれているものから「逃げる」ことは、同時に、そこから始まるすべての責任が自分に帰すことを認めるということ。そう、前を向いて(いや、たとえ後ろを向いてでも)「スタコラ逃げる」というのは積極的・主体的な決断を伴う行為で、充分にアリなんだと...

 それと、エンディングの曲「Teach your children」についてもやはり一言は書いておきたい。「理解し合おうなんて思わずに、まず認め合うことが大事。そうすれば、いずれはきっと理解できるから」というメッセージは、この映像と重ね合わせると、相手を認めなかったばかりに失ってしまったものの大きさに気付かせてくれる。

 1971年の高校三年生。もう誰も、誰かと「連帯」したいなんて思わず、放課後の教室で共に歌うことも、ましてや、参加者同士が旗竿構えて突きあうような政治集会なんか行こうとも思わず、一人一人がバラバラになって受験勉強に自発的に取り組むことを強いられた。ぼく自身が感じていたどうしようもない閉塞感、取り残されるという恐怖心。金色に輝く草むらの中を疾走する手こぎトロッコは、ぼくにとっては唯一の希望、残された奥の手であり続けた。

 この映画は今でもテレビの映画番組やDVDで観ることができる。でも、決してもう一度観たいとは思わないあの手こぎトロッコはもうすっかり心の奥底に刻み込まれているし、あの頃感じていた苦しさがまた蘇るのはまっぴらだ。





この記事へのコメント

Teach Your Children”の歌詞の上の解説ですが、「理解し合おうなんて思わずに、…」ではなくて、「理解できないと嘆くより、…」が正しいように思います。

おまけのおまけ
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