ひき逃げ、軽自動車50m飛ばされ女性死亡
読売新聞 11月1日(火)15時47分配信
乗用車も空き地に突っ込み、運転手は逃げていたため、江別署でひき逃げ事件として捜査。現場近くにいた男が運転していたことを認めたため、同署は同日午後にも道交法違反(ひき逃げ)容疑などで逮捕する方針。
道警幹部によると、男は30歳代アルバイト。酒に酔った状態で、迎えに来たという男性と現場近くにいた。
現場は信号のない丁字路交差点で、乗用車は登録が抹消されたナンバーが付けられていた。
最終更新:11月1日(火)15時47分
無車検
どんな場合であれ車検が切れた状態の車を運転しただけで、道路交通法違反(無車検運行)で6点の減点をされます。そしてたとえ前歴がなくても、30日の免停と6ヶ月以下の懲役又は30万円以下の罰金を命ぜられます。それから「前科一犯」の前科ものとなり、罰金を支払えなかった場合は刑務所で働いて支払います(1日働いて5千円程度)。
無保険
そしておまけに自賠責保険(強制保険)も切れていたら、自賠責保険法違反(無保険運行)でさらに6点追加の合計12点の減点となります。あわせて1年以下の懲役又は50万円以下の罰金。そして前歴がなくても90日の免停ですが、もし前歴があれば、さらに高額の罰金の上に免許取消しを命ぜられてしまいます。
そんな状態で事故が発生した場合は当然、自賠責保険(強制保険)は使えないので、事故の損害補償はすべて自己負担となります。(任意保険は別ですが、あくまで自賠責保険でカバー出来ない部分を補う保険なので甘い期待は禁物です。その契約内容によっては保障される部分もあるかと思います)
登録抹消されてるナンバーをつけて?・・・・盗んだ車?
可能性は低いけど、任意保険に入っていたとしても保険下りないだろうなぁ~。
人身事故
罰金刑が下される場合は最低でも12万円以上
飲酒運転
5年以下の懲役又は100万円以下の罰金
酒気帯び運転
3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
ひき逃げ(救護義務違反)
10年以下の懲役又は100万円以下の罰金
本人にどれぐらいの支払い能力があるだろう?
泣き寝入りの可能性が高いなぁ・・・・いたたまれない、やりきれない。
こんな事例もありました。
飲酒ひき逃げ死亡事故で、飲酒運転を止めなかった同乗者に約5300万円の賠償命令…鹿児島地裁. 2008/10/17
鹿児島県・奄美大島で2003年に起きた飲酒ひき逃げ事故で、
次男(当時24歳)を亡くした大分県国東市の遺族が、
「危険な飲酒運転を止めなかったのは違法」として、事故を
起こした元少年(当時19歳)と酒を飲み、事故直前まで元少年の
乗用車に同乗していた鹿児島県内の男性(24)に慰謝料など
約5300万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が15日、
鹿児島地裁であった。
小田幸生裁判長は男性に全請求額の支払いを命じた。
交通事故裁判に詳しい弁護士らによると、飲酒運転事故で、
事故前に降車した同乗者の責任を認めた判決は極めて異例。
遺族は「飲酒・ひき逃げ事犯に厳罰を求める遺族・関係者全国連絡協議会」
共同代表の佐藤悦子さん(57)と長男(34)。
判決によると、次男の佐藤隆陸さんは03年11月、仕事で名瀬市
(現奄美市)に出張し、市道を歩いて横断中、同市内の元少年=
業務上過失致死罪と道路交通法違反(酒気帯び、ひき逃げ)で
有罪確定=の車にはねられ死亡した。
元少年は事故前、同市内の知人宅で約4時間、男性と発泡酒や
焼酎などを飲んでいた。
(2008年10月15日13時36分 読売新聞)
お金貰っても、子供さんは帰らない・・・・・・・・