自分の中には、前向きで、楽観的で、楽しいことや人と出会うことが大好きで、思いついたらすぐ行動してしまうポジティブな自分と、後ろ向きで、不安を感じやすく、臆病で繊細で、人の目を気にしてしまって、やりたいことや言いたいことを我慢し続けてしまうネガティブな自分がいます。

一時期は、どっちの自分が本当の自分なんだろうと迷ってた時期もあったが、どっちの自分も自分だと思うようになったら、少し気持ちが楽になりました。

人生を楽しいものにしたい。そのためには、楽しいことに少しでも時間を使うような行動や習慣が必要だなって思うんです。

となると、できるだけポジティブな自分が出て来てくれた方がそれが実現しやすいのだけど、じゃあ、ネガティブな自分を否定していいのか。いや、良いと悪いとかいう前に、ネガティブな自分を変えようとしたり、ないものにしようとすると、その反発力からか余計にネガティブな自分が顔を出してくるという事実があることが自分を観察しててわかりました。

それでは困るので、否定したり変えようとするでなく、ネガティブな自分と「いい関係を作る」というのが、最近の僕のやり方です。

「いい関係を作る」ためにいくつか方法があると思うのだけど、僕がやっていて効果があるなと思う方法は、ネガティヴな自分について詳細に語ることです。

ネガティブな自分について語る。ネガティブな彼の人生を、彼の物語を、映画や小説の主人公のように。もしくは、昔からの腐れ縁の親友のように。友人に紹介するように。

そんな語りを通じて、僕はネガティブな僕との関係がよくなってきている実感があります。

おそらく、彼の物語を紹介するたびに、僕が彼のことを、ネガティブな自分への理解を深めていくことが出来てるから。結果的にこれが、世間で言われてるような「自分に寄り添う」ということになっているのではないかなと。

で、関係が良くなると、今度は交渉がしやすくなる。大事な場面で、ポジティブな自分に出てきて楽しく行動して欲しいときに、ネガティブな自分が出てこようとしたとき、不安を感じて行動を制限してしようとしてきたとき、「まぁまぁまぁ」とネガティヴな自分に声をかける。

で、ちょっとお茶でも一杯飲みませんか?と、座布団を一枚出して座ってもらう。彼のことが分かってくると、彼の強引さに引っ張られずに、落ち着いておもてなしができる。実際、彼も大人しくしてくれることが多くなりました。以前は簡単に不安になったりしてたのに。安心が戻っくる。

以前は,ネガティブな自分が暴走することで妻との喧嘩もたくさんしてしまってたけど、関係を良くすることで、喧嘩もだいぶ減りました。ネガティブな自分との関係が良くなったことで、妻との関係も良くなった気がします。妻との関係は前から良かったかな?喧嘩のせいで関係が悪くなるリスクを減らせたという感じでしょうか。(下手をしたら最悪離婚の可能性もありました)

まだまだ理解できてないネガティブな自分について、観察と言語化をしながら理解と良い関係を深めていきたいと思います。

今日も最後まで読んでくれてどうもありがとうございました。

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ではでは。

さとし